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楽器や歌

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#ポピュラー音楽理論

コードの転回形

コードの転回形

どうも、作曲家のカスガです。

今回はコードの転回形を紹介します。

基本的な内容ですが、作曲やアレンジ、演奏では非常に重要な知識です。

トライアドの転回形コードはルートを最低音にした基本形以外にも、いくつかの転回形を作る事ができます。

3度が一番下→第一転回形
5度が一番下→第二転回形

四和音の転回形

四和音の場合は、

3度が一番下→第一転回形
5度が一番下→第二転回形
7度が一番下→

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トライアド | m(♭5)(マイナーフラットファイブ)

トライアド | m(♭5)(マイナーフラットファイブ)

どうも、作曲家のカスガです。

今回は少し扱い方が難しい、m(♭5)(マイナーフラット5)を紹介します。

マイナーフラット5このコードはマイナーコードの5度が半音下がったコード、読んで字の如くですね。

構成音は、ルートと短3度、減5度です。

Cm(♭5)の場合、ルートはC、短3度のEb、減5度のGbです。

ディミニッシュトライアドこのコードと同じ構成音のdim(ディミニッシュ)トライアドと

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四和音 | シックスコード

四和音 | シックスコード

どうも、作曲家のカスガです。

今回はコード四和音のシックスコード、6/m6のふたつを紹介します。

6はメジャーコードに長6度を、m6はマイナーコードに長6度を加えたものです。

信じられない話ですが、古いジャズではM7は不協和音と考えられていて、ⅠM7やⅣM7ではなく6コードが主流だったそうです。

m6コードは、トニックマイナーやモーダルインターチェンジのサブドミナントマイナーとして使われる

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四和音 | ドミナントセブンス

四和音 | ドミナントセブンス

どうも、作曲家のカスガです。

今回紹介するドミナントセブンスは、とても特殊でありながら、非常に使用頻度が高いコードです。

別のコードに解決する強い力を持ち、それを活用したコード進行が数多く存在します。

ドミナントセブンスの構成音7(ドミナントセブンス)の構成音は、ルートと長3度、完全5度、短7度です。

C7の場合、ルートはC、長3度はE、完全5度はG、短7度がBbになります。

トライトー

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トライアド | sus2問題

トライアド | sus2問題

どうも、作曲家のカスガです。

最近、特にEDM以降によく使われるコードに、sus2と便宜的に呼ばれるコードがあります。

sus2

構成音はルート、長2度、完全5度。

C sus2の場合、ルートはC、長2度がD、完全5度がGです。

このコードは以前はG sus4/Cや、C add9(Omit3)と表記されていました。

ぱっと見て意図を把握しづらいですが、使用頻度が低いので手付かずだったと

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トライアド | add9(アドナインス)

トライアド | add9(アドナインス)

どうも、作曲家のカスガです。

今回は三和音(トライアド)のコードに属するadd9(アドナインス)を紹介していきます。

add9(アドナインス)

構成音はルート、長3度、完全5度に、テンションノートの長9度を加えたコードです。

トライアドを紹介すると言っておきながら早速4つ目の音が加わっていますが、間違いではありません。

9度はテンションノートとして装飾的に使用することが多く、コードの機能

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トライアド | sus4(サスフォー)

トライアド | sus4(サスフォー)

どうも、作曲家のカスガです。

今回はコードアレンジで非常に重要なコード、sus4(サスフォー)を紹介します。

Sus4(サスフォー)このコードの構成音は、ルートと完全4度、完全5度という構成音です。

Csus4の場合、ルートはC、完全4度がF、完全5度がGです。

sus4は、サスペンデッド(Suspended)4thと言って、釣り上げられた4度というような意味です。

3度が吊り上げられて

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12キーとサークルオブフィフス(五度圏)

12キーとサークルオブフィフス(五度圏)

どうも、作曲家のカスガです。

音楽理論を学ぶ前に、まずはキー(調性)について知っておく必要があります。

12キーとサークルオブフィフス(五度圏)キー(調性)は全部で12種類あります。
これは1オクターブが12音で構成されているためです。

サークルオブフィフス(五度圏)と呼ばれる図があるので、これを見ると分かりやすいですね。

ピアノの鍵盤の数を数えると分かりますが、例えばドから1音(半音)ず

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