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失敗の科学/マシュー・サイド【読書感想】

こんにちはsomekichiです。

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織


今回はイギリスのジャーナリストであり作家、元卓球選手という意外な経歴を持つ「マシュー・サイド」さんが著者である「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」と言う書籍を読んでみましたので、その感想や学びになった点などをまとめていきたいと思います。


失敗から学べない組織が意外に多い


本書を読んでまず印象に残ったのは「失敗から学べない組織」がことのほか世界的に見ても多いということになります。これは、世間的には超一流とされている会社や団体、業界ですら当てはまります。

また、伝統があればあるほど「俺たちは間違っていない」と、過去の栄光にすがって「目の前の失敗を見ていない」ということから、凋落していくとうパターンもあり、「失敗から学ぶ」ということが如何に難しいモノなのかを重く受け止めることができました。


気持ちでどうにかなる問題ではない


有名な173便の事故についても本書では取り上げられ、著者のマシューさんは本書の中でこのような言葉を残しています。

問題は当事者のモチベーションにはない。改善すべきは、人間の心理を考慮しないシステムの方なのだ。
第1章失敗のマネジメント より

個人の気持ちをどうこうして、解決するような類の問題ではない。ということです。「人間が気を付ける」のではなく「人間以外の安定している部分で対策を講じること」こそが、失敗から学習するための組織づくりに必要なことであると本書を読んで学ぶことができました。


組織の長やマネジメント業務に携わっている人に


組織に属している方は等しく読んでいただきたい書籍ではあるのですが、特に組織を管理したり、導く人間は、より組織の文化の改善に乗り出しやすい位置にいることと思います。

そんな「マネジメント」を生業とする立場の方には、是非おすすめできる一冊かと思います。本書を読むことで

・組織の脆弱性
・失敗に対する向き合い方
・部下に対する向き合い方

が、きっと良い方向に変わると思いますので、是非興味がある方は読んでみて下さい。
以上、ここまで本記事をご覧いただき有難うございました!


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