DaiA

市中病院に勤務する感染症専門医です。感染症コンサルト、感染防止対策、感染症コンサルト、…

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市中病院に勤務する感染症専門医です。感染症コンサルト、感染防止対策、感染症コンサルト、耐性菌対策、ASTなどの話題が多めです。読んだ本や論文の紹介もします。

記事一覧

銭湯ラン@新潟

先日、学会で新潟に出張しました。 新潟市内で銭湯ラン。 めちゃ暑い日の昼前でしたので、5kmのjogging/walkingでしたが、気分は良かったです! 小松湯さん、大変お世話…

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11か月前

タオルから感染する小児の淋菌感染症は存在するのか?

とある勉強会での発表をきっかけにして、 ”家庭浴室およびバスタオルの共有が感染経路と考えられた淋菌性外陰膣炎の前思春期姉妹例”を読みました 要旨としては、”10歳…

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1年前

ステップアップ 思春期の診かた

学生時代から知る先輩が書籍を世に出されました。 専門外ではあるが、うれしくて購入しました! 一つ一つのテーマが重く、大切な内容ばかりでした。 読んでいて胸が詰まる…

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1年前
3

「外来で武器になる 総合診療のエビデンスをぎゅうっとまとめました」
が発行されました。

ほんの少しだけ執筆に参加したため、一冊お送りいただきました。

感染症領域のテーマについては、教育回診でよく話題にするようなtipsが網羅されています。回診の時のネタ本としても優秀です!

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1年前

日本版CDCの創設について

岸田文雄総理大臣は2022年6月17日に新型コロナウイルス感染症対策本部において「国立感染症研究所と国際医療研究センターを統合し、厚生労働省の下に、いわゆる日本…

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1年前

データ入力の統一ルール

2020年12月、総務省より【機械判読可能なデータの表記方法の統一ルール】が策定されました。 この内容について、Excel医ブログさまが内容をわかりやすくまとめて下さって…

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1年前

細菌名の由来ってどうやったら調べられるのか?

細菌の名前は、 Staphylococcus aureus のようにラテン語で表現されています。 はじめのころは覚えられなくて辛かった!のですが、今は日々、仕事で使う中で、とてもよくで…

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1年前

誤嚥性肺炎の再発予防は多職種連携の極み

夕方にPHSが鳴る。「こんな時間にすいません」と申し訳なさそうに若手医師がしゃべりだす。いいよ、どうしたの?と聞くと、「誤嚥性肺炎の患者さんがいるんです」とのこと…

DaiA
1年前
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見に来てくれてありがとうございます

市中病院に勤務する感染症専門医のページです。 感染症診療、感染防止対策、感染症コンサルト、ASTなどについての話題が多めです。 書籍や論文の紹介もしていくと思います…

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1年前
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【書籍】トップジャーナルへの掲載を叶えるケースレポート執筆法~アクセプトのカギはロジックと記憶に残るストーリーにある~

岩田健太郎先生のBookmeterを見て購入しました。 「希少さは必須ではないので、それを前面に出さないでほしい」(38ページ)というのは、斬新でした。むしろ希少性がな…

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1年前
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安全・安心と並べられることが多いけれど、 この2つは似ているけれど違う 安全の反対語は危険 安心の反対語は不安 危険なのは事実や知識の積み重ねで、安全に変えられる…

DaiA
2年前

銭湯ラン@新潟

先日、学会で新潟に出張しました。
新潟市内で銭湯ラン。

めちゃ暑い日の昼前でしたので、5kmのjogging/walkingでしたが、気分は良かったです!

小松湯さん、大変お世話になりました!!

タオルから感染する小児の淋菌感染症は存在するのか?

とある勉強会での発表をきっかけにして、
”家庭浴室およびバスタオルの共有が感染経路と考えられた淋菌性外陰膣炎の前思春期姉妹例”を読みました

要旨としては、”10歳と8歳の姉妹が淋菌性外陰膣炎を発症し、性的虐待を視野に家庭調査を入念に行った。結果的には性的虐待よりも浴室やバスタオルを共有していたことが原因ではないかと考えられた”というものです。

小児の淋菌感染症をみたら性的虐待を疑え、と学生時代

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ステップアップ 思春期の診かた

学生時代から知る先輩が書籍を世に出されました。
専門外ではあるが、うれしくて購入しました!

一つ一つのテーマが重く、大切な内容ばかりでした。
読んでいて胸が詰まることも。。。
大人だって生きていくのは大変。
全然自信なんてつきやしない。
でも経験があるから、ある程度、ここら辺までは大丈夫、という判断はできる(こともある)。

ましてや、体も心も大きく変化する時期にある若者たちにとっては、すべての

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「外来で武器になる 総合診療のエビデンスをぎゅうっとまとめました」
が発行されました。

ほんの少しだけ執筆に参加したため、一冊お送りいただきました。

感染症領域のテーマについては、教育回診でよく話題にするようなtipsが網羅されています。回診の時のネタ本としても優秀です!

日本版CDCの創設について

岸田文雄総理大臣は2022年6月17日に新型コロナウイルス感染症対策本部において「国立感染症研究所と国際医療研究センターを統合し、厚生労働省の下に、いわゆる日本版CDCを創設します」と発言されました。

これを受けて、2023年3月7日に国立健康危機管理研究機構法案が閣議決定されたのちに、同日衆議院に提出されました。

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb

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データ入力の統一ルール

2020年12月、総務省より【機械判読可能なデータの表記方法の統一ルール】が策定されました。

この内容について、Excel医ブログさまが内容をわかりやすくまとめて下さっています。必見です。

エクセルでデータ入力を始める前に、これを必ず読んで!
そうでないと、あなたのその労力が無駄になる可能性が高いのよ!!
しかもそれを利用するために、誰かがさらに作業しなくてはならない可能性まであるの!!!

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細菌名の由来ってどうやったら調べられるのか?

細菌の名前は、
Staphylococcus aureus
のようにラテン語で表現されています。
はじめのころは覚えられなくて辛かった!のですが、今は日々、仕事で使う中で、とてもよくできているな~と感心しています。

生物名は決められた方法で表現することが国際的ルールになっています。これも一つの学問になっていて分類学というそうです。分類学については、講談社ブルーバックスから出版されている、岡西 政

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誤嚥性肺炎の再発予防は多職種連携の極み

夕方にPHSが鳴る。「こんな時間にすいません」と申し訳なさそうに若手医師がしゃべりだす。いいよ、どうしたの?と聞くと、「誤嚥性肺炎の患者さんがいるんです」とのこと。

治療のことかな、と一瞬思ったが、彼が言うには、何とか再発予防ができないか、とのこと。

とても素敵な相談だと思った。多くの相談は、誤嚥性肺炎に対してどの抗菌薬を使えばよいか、である。治療の後の予防にまで想いを巡らせることは、案外難し

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見に来てくれてありがとうございます

市中病院に勤務する感染症専門医のページです。
感染症診療、感染防止対策、感染症コンサルト、ASTなどについての話題が多めです。

書籍や論文の紹介もしていくと思います。

Bリーグの島田チェアマンのように、毎日投稿を目指します。

コメントは温かめでお願いしますw
あんまりコメント欄で議論する予定はありません。

【書籍】トップジャーナルへの掲載を叶えるケースレポート執筆法~アクセプトのカギはロジックと記憶に残るストーリーにある~

岩田健太郎先生のBookmeterを見て購入しました。

「希少さは必須ではないので、それを前面に出さないでほしい」(38ページ)というのは、斬新でした。むしろ希少性がないと、なかなかケースレポートにはならないと思っていました。

ところで、現在のケースレポート作成状況は、

投稿中 0
投稿間近(英文校正済み) 1
投稿準備中(わりと終盤) 2
投稿準備中(まだまだこれから)3
ちょっとお休み中

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安全・安心と並べられることが多いけれど、
この2つは似ているけれど違う

安全の反対語は危険
安心の反対語は不安

危険なのは事実や知識の積み重ねで、安全に変えられる
だけど、人の不安はどうしたら安心に変えられるのだろう