ステップアップ 思春期の診かた

学生時代から知る先輩が書籍を世に出されました。
専門外ではあるが、うれしくて購入しました!

一つ一つのテーマが重く、大切な内容ばかりでした。
読んでいて胸が詰まることも。。。
大人だって生きていくのは大変。
全然自信なんてつきやしない。
でも経験があるから、ある程度、ここら辺までは大丈夫、という判断はできる(こともある)。

ましてや、体も心も大きく変化する時期にある若者たちにとっては、すべての困難が初めてのことばかり。
そりゃ、心も体もバランスをとるのが難しいはずだよな。。。

僕には何ができるのだろうか、と考えてしまいます。

児玉和彦先生による推薦の言葉を一部抜粋させていただきます。

人生を海にたとえると、思春期の子どもたちは母船(親船)から離れようとしている小舟の船長である。医師の仕事の一つは、ドックにたどり着いた舟の修理である(親船の修理が一緒に必要なこともある)。故障を見つけて直すことについては、医師は一流の修繕師でなければならない。そして、ときに自分より上手く修理できる人を紹介することも必要である。しかし、小舟は目に見える大きな故障がなくても、傍目には危険な航海をしているように見えるときもある。そのとき医療者ができることは、本書の言葉を借りると「丘の上から船が航海するのを眺め、そっと応援する」こと(p.120)である。

ステップアップ 思春期の診かた、ページⅲ、推薦より

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