彼氏と結婚について向き合って見た話

彼氏とデートした帰り。

別々の約束を終えて夜集合。夜だったけど開いているお店で少しショッピングをして。カップルらしいデートをして幸せな気分になっていた。同棲している我が家は繁華街から歩いて帰ることができるので少し早く咲き始めている夜桜を見ながら手をつないで帰った。

帰っている途中、ふと結婚の話になった。これは別にあらたまっている訳ではなく、かなりポップな感じで普段から会話の中に入り込んでくるものだったので今回もそんな感じにふわふわ会話していた。いつもは「絶対和装婚でドレスもきたいなー」とか「子供が生まれたらーこんな名前にしてー、キミに似ていると凄くかっこよくていいなー」(妊娠願望がないのに)とか、どうしようもない話をしていた。すると彼氏が

「職場の人にさ、お前結婚する気ないでしょーとか言われたんだよね」と、つぶやく。

お?やっぱり周りにも言われるのかな。と素直に思った。というのもこの間の家族の食事会にてパパにも「彼氏、結婚する気ないでしょ」と言われてしまっていたので。それをそのままポップに伝えてみた。(私、深刻な話をポップに話せることに定評があります)彼氏はうーん、と一言唸った。

「俺ね、結婚する気あるんだよ。」と彼氏。でもタイミングを見失っているらしい。あまり詳しく書けないのですが、彼氏はかなり個人の能力を発揮するような仕事をしているので、仕事が終電間際になることは普通で、アイディアを捻り出したりする仕事。確かにタイミング…ひとつの案件が終わってもまたきっとすぐ仕事に取り掛かる生活だろうしなあ、と想像できる。でもタイミングって言ってたら何もできないよなーなんてことも素直に伝えてみた。彼氏、さらに唸る。ちょっとかわいい。

「でも実際、私結婚焦っている訳ではないよ。子供も絶対ほしい!!!って人でもないし。でもじゃあいつまでもこのままのほほーんで良いかというとそうではないんだよね。選択肢は確実に減っていく訳だからね。何かの弾みで子供が欲しくなって取り返しのつかない年齢になってた!って事は避けたいしね。でもここで急かして結婚されても決断できないし。」色々思っていることを伝えてみた。

ついでに「私ね、彼氏いない友達によく言うの。今この瞬間に彼氏いないっていう人より、結婚しないでただ彼氏がいるっていう状態の方がずっと微妙だと思うんだよって。彼氏いない方が色んな誰かを選べるんだからいいじゃない。自由なんだよ。って言うんだ。別に今の私たちが不満とかそういうことではなくてね、アドバイスとして言うの。」って伝えてみた。これは本当にさいきん思っている事。すごく的確に言えたなと我ながら思う。

だからいますぐ結婚とか言わないけど、方向性だけは決めて欲しいな。手放すなら早く解放してくださいね(女子として選択肢が狭まるのでという意味)。でもキミの事は好きだから一緒にいたいと思っているよ。


彼はしばらくうんうん唸っていた。私はやっぱりかわいいなと思って見ていた。

そのままポップな状態で話が終わって、別の話に移行したんだけど、ちゃんと気にして生活してくれればいいな。ちょっとした女の圧力でした。


ここだけの話、年末に家の契約更新がくるのでその前のタイミングかな。秋に私の29歳の誕生日がくるのでそのタイミングかな。そこで方向性がまとまらなかったら一度同棲は解消するかもしれない。不思議と悲しくはないかな。別れる訳ではないし、たとえそれで終わったとしても何か受け入れられる気がする。想像の中はだけど。大人になったのかな。

という最近の私たち。どうでしょうか。甘いかな。


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