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#69『聞く習慣』(著:いしかわゆき)を読んだ感想【読書日記】
いしかわゆきさん(@milkprincess17)の『聞く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な会話力』
『書く習慣』の著者であるいしかわゆきさんが、2023年4月に刊行した本です。
読んだきっかけ
僕に大きな影響を与えてくれた『書く習慣』の著者・いしかわゆきさんの本だから、というのが1番の理由です。
また、僕は会話が得意ではありません。コミュニケーションにおいて「聞くことが大事」と言われる中で、その「聞ける」ようになるためのポイントを知って実践したいと思っていました。
このような方にオススメの本です
会話に苦手意識がある
「聞く」といっても人に興味がないので、何を聞けばいいか分からない
「聞く」ことが与えてくれるものを知りたい
会話に関する読みやすい本を探している
あらすじ
3万部突破『書く習慣』の著者、待望の新刊! 先輩、後輩、上司、取引先…… 元コミュ障インタビューライターが教える、 「興味を持てない相手」ともうまく話すためのコツ!
「会話が苦手」という人はたくさんいますよね。
特に、多くの人が頭を抱えているのは、
会社の先輩や後輩、取引先、微妙な知り合いなど、
それほど親しくなかったり、親しくなりたいと思えない人と話すとき。
「仕事相手との距離を縮めたいけど、話すことがないな……」
「今度、上司と飲むけど、プライベートには興味が湧かないな……」
こういった、「興味を持てない相手」との会話こそ、
「なにを話せばいいかわからない」という感情を抱いてしまう、
会話の悩みの本質と言えます。
本書の著者も、かつては多くの人に対して、
「1ミリも興味を持てない!」と悩んでいました。
ところが、インタビューライターという仕事を通じて、
「当たり障りなく会話できる」スキルを身につけたことで、
人間関係がググッとラクになったのです。
本書では、そんな著者が見つけた、
「興味を持てない相手」ともうまく話すためのコツをお伝えします。
感想
「聞く」と「書く」って実は密接に繋がっている?
友だちの話を聞いているような感じで読みやすい
自分での実践に加えて、参考になる方と本書を照らし合わせたい
僕は、書くことや読むことは好きですが、会話(話す・聞く)が苦手です。そして、「書く」と「聞く」は全くの別分野だと思っていました。
本作で一番感じたことは、「聞く」と「書く」って実は密接に繋がっていること。だから、「書く」から応用して「聞く」に繋げることができると思い、聞くことへのハードルを下げてくれた感じがしました。
その中で、
・SNSでのコミュニケーション
・相手と会話した後に書くこと
は実際に僕も体感したことがあります。
noteやTwitterで書く・返信したことで実際に会った時に「はじめてじゃない」感覚があったり、会った後に補足や記録として書いたり。
まずは「書く習慣」を通じて、すでに実践していることや実践しやすいことから「聞く」に繋げていきたいです。
『書く習慣』と同様に、友だちの話を聞いているような感じで読みやすかったです。
堅苦しくないし、他の本に載っているようなことも例えが分かりやすいから頭にスッと入る。読み返す時のストレスもないのが良いなと思いました。
(『書く習慣』は今でも読み返してます!)
自分での実践に加えて、参考になる方と本書を照らし合わせたいです。
そう思ったのは、先日お会いした方の話の聞き方が凄く上手いなと感じていたからです。緊張がほぐれていくのを感じて、自分でも思っていた以上に話していた状態になりました。
本に書いてある内容をより浸透させるために、今度お会いした際には、本書を意識しながら会話をしたいと考えています。
印象に残ったところ
各章で印象に残ったところをまとめました。
第1章:ハードルを下げると会話がしたくなる
「はじめまして」なのに「はじめまして」じゃない。
(中略)
イチから「はじめまして」をやらなくていいし、普段からSNSを見ているので、相手の趣味や仕事などを知っている状態からスタートできて、会話の糸口をつかみやすいのです。
そのためには自分も、普段からSNSやブログなどでプロフィールなどをきちんと整えて、自分のことを発信しておくことも重要です。
「リアル」で会わずに仲良くなる
書く習慣を身につけていれば、直接会った時もスムーズに会話できる可能性が上がる。自分から発信すれば「(相手側から)話すことがない」のを防げるので、相手にとっても聞きやすいと思いました。
第2章:面白い話を引き出せると会話が楽しくなる
意図がわからない質問って、なんだか警戒しちゃいますよね。
(中略)
聞く理由をセットにしてみると、相手もぐっと答えやすくなると思います。
「それ、聞いてどうするん?」と思わせない
意図が分からない質問をすることがあったので意識したいですね。
たぶん、これまで自分にはなかった価値観を持っている人や、自分とは違う考え方をしている人などに感じる、「自分との差」ことを「面白い」と感じるのだと思います。
1%でも知ると、ちょっぴり「興味」が湧いてくる
物語の面白さは序盤だけで分からないように、人も何も話してない状態では興味はわきにくい。価値観の違いを面白いと捉えるって大事なことだと思いました。
第3章:うまく返せると会話が止まらなくなる
記憶するのは諦めて、とにかくメモをしよう。
「前のめりメモ」で聞いてる姿勢を見せる
ただ聞いているのではなく、メモをしていると「ああ、しっかり聞いているんだな」と思うのは共感できます。
第4章:落とし穴を知っておくと会話が怖くなくなる
以前、ある経営者に取材をしたとき、その人は、成功をするコツは「聞きたくないことは、聞いているフリだけしておくこと」だと言っていました。
ポジティブなことも、ネガティブなこともそうですが、なんでもかんでも真摯に受け止めていたら、自分のほうが潰れてしまいます。
「聞きたくない話」は聞いてる「フリ」で流す
愚痴を言ってくる人との会話って何かと疲れますよね。そんな時に上の言葉を思い出すようにします。
第5章:「書く」ことで「聞く」が習慣になる
文字は強い味方になってくれます。
相手がオススメしてくれたことや、時間をとって話してくれたことへの「感想」や「お礼」を文字にして伝えることで、より良い思い出として、相手の印象に残っていきます。
「書く」ことで、会話の印象をアップデートしよう
誰かと会った後に書いて伝えることは既にやっていますが、これからはより意識してやっていきたいです。
「書く習慣」と「聞く習慣」はセットだからです。
わたしは、「インプット」は「アウトプット」をして初めて身になると感じています。
「書く」ことで「聞く」が身につく
第6章:「聞く」ことが与えてくれるもの
「ネットの情報を通じて得られるもの」は「みんなが得られるもの」だけど、
でも、会話は誰にもなぞれない。
(中略)
本当に大切なことは、一般化して伝えることができないんです。
本にもネットにもない「自分だけの情報」が得られる
「聞く」ことの意義が表れているように思いました。直接会ってお話することも大事にしたいです。
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