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#丹下健三

【architect】コンペ③|丹下健三

【architect】コンペ③|丹下健三

現在の東京都庁舎(通称『都庁』)は1991年、今から30年前に新宿西口の副都心に完成した

遡ることその6年前の1985年に、戦後日本の最大のコンペと言われる『東京都新都庁舎設計競技』が行われた

このコンペは指名コンペと言われるものであらかじめ東京都で選定した9社から実施設計者を決めるというものだった

その9社は以下
・日建設計東京本社
・日本設計事務所
・山下設計
・坂倉建築研究所東京事務所

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【architecture】東京カテドラル聖マリア大聖堂|丹下健三

【architecture】東京カテドラル聖マリア大聖堂|丹下健三

いよいよ東京オリンピックがはじまった
一生に一度や二度しかない日本でやるオリンピックである
せっかくならば楽しみたいと思う

前回の東京オリンピックは1964年の57年前である
その時つくられたのが国立代々木競技場である
原宿駅からすぐの場所にあるこの競技場は建築家丹下健三氏による設計である

(写真はHPより引用)

丹下健三氏は広島平和記念資料館や香川県庁舎、大阪万博のお祭り広場、現在の東京都

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【architecture】森のピロティ|長谷川豪

【architecture】森のピロティ|長谷川豪

前回のnoteでヨコハマアパートメントという建築を紹介した

今回はヨコハマアパートメントでもコミュニティの場である『ピロティ』について考えてみようと思う

今では不動産表示などでも見慣れるようになってきた『ピロティ』という表現であるがどのようなイメージを持っているだろうか

“屋根のついた屋外の部分”といったイメージを持つ方が比較的多いかもしれない

具体的にかっちり決まった定義はないので間違っ

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【architect】世界に愛される日本人建築家

【architect】世界に愛される日本人建築家

昨日の新聞で、星野源さんと新垣結衣さんの結婚の記事の脇にひっそりと、建築家の安藤忠雄氏の記事が掲載されていた。

フランスはパリのルーブル美術館からほど近い場所にある旧商品取引所の建物の内部を改修した美術館『ブルス・ドゥ・コメルス』の開館に関する記事である

18世紀の歴史的建造物に、外観は手をつけずに、内部にコンクリートの円筒を挿入し、歴史に対して新しい建築を挿入することで刺激を与え未来へ繋いで

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