記事一覧
ハーマンミラーのアーカイブ
2019年10月31日、東京丸の内のハーマンミラーストア2階にて、ハーマンミラーの膨大なデザインのアーカイブ(重要な記録の保管・保存、伝達)を管理するアーキビスト、エイミー・アーシャマンさんのトークイベントが催されました。2,000枚以上もの写真、グラフィック、資料を614ページにわたって紹介する書籍『A Way of Living』の著者のひとりでもある彼女が、どのようなものをアーカイブし、どう
もっとみる雨の水曜日はバケット買い
またまた雨の臨時休日。なんだか今春は水曜日に雨が降る確率が高いように思う。日給月給の造園仕事。これで収入がさらに減ってしまうなぁと塞ぎ込みたくなるけれど、お天気商売なんだから仕方ない。火曜と水曜限定で開いている町内のパン屋「Conaya」さんに行こうと沈みそうな気分をスイッチしました。
羽織るのは雨天時のバイク通勤着でもあるガイコッテンの合羽。フランスやアラスカの漁師にはユニフォームみたいな存在
おおらか巾着縫いで繕う
10数年前に買ったイラン・マースレー村の手編み靴下。買い付けは南青山の「グランピエ」が行っているけれど、これはそれらのなかから鎌倉「もやい工藝」がセレクトし、毎冬恒例の『あったか展』で扱う控えめな柄の一足。ざっくりした太い糸で編み組みされ、温かくて素足にとても心地よいのは手仕事ならでは。気持ちいいなぁと毎日、ルームソックスとして履いていたら、ひと冬で踵部に大きな穴が空いてしまった。見た目は丈夫そう
もっとみる春のital life
週末に近所のビーチで憩うとき、街へ散歩に出かけるとき、カブで小さな旅を楽しむとき、たとえばそうしたご機嫌な晴れやかなシーンではちょっとお洒落して気分を華やかに昂らせたくなります。ぼくの場合、選ぶ服はパタゴニアのヴィンテージウェア、もしくは天才服飾アーティスト、竹ピーさんが創作するital life(アイタルライフ)のパンツやTシャツになります。
黄金週間のはじまりに、東逗子のアトリエを公開し、ま
野草:今、ここで生きてる
どんな状況、環境にもしなやかにアジャストして、たくましく生き抜く野生の植物に強く惹かれます。こうして自分もしぶとくサバイバルしていきたい。そんな願望を重ねての羨望なのかもしれません。
最近出会ったタフな植物は職場近くの海岸に自生する多年草『タイトゴメ』。葉山層の地層が剥き出しなワイルドな岩場の上やその窪みに溜まる浅く砂混じりの土に茎を這わせています。
今の時季は赤と緑の肉厚な葉が繁茂する姿はイ
ワークマンのロードテスト
1,900円という驚きの安さで手に入れたワークマンの高耐久シューズ『アクティブハイク』。街、山、海での履き心地はどうなのか、長時間歩いて確かめてみた。あくまで個人の感覚なので、他の誰かには参考にはならないんじゃないかな、と前置きしつつ私感を記したい。
鎌倉小町、若宮大路の雑貨店「beach dog cafe」店主ウオズミさんの真似をして、この一足を買い、別売の中敷『マシュマロイン インソール』を
I LOVE 海岸植物
潮風にさらされ、極度に乾燥し、水分は皆無に等しい。ビーチは植物の生息環境としては地球最悪かもしれない。でも、そんな過酷な場所であえて根をおろすスーパータフな植物が居る。
本当のところは人間にはわからないんだけど、他の種との生存競争を避けるべため、なるべく他のなわばりとバッティングしない地を選び、台風などの大波で一夜にして全滅のリスクを背負いつつ、種の継承と拡張を計っていると推察されてる。
その
オオヤミノRUTUS
6年ほど前、ぼくは美味しいコーヒーを淹れるノウハウを学びに墨田区にある「ホソミーファクトリー」を訪ねました。講師は白河栢乃さん。ご本人は影の存在で表に出たくないと取材はいっさい断っているようでしたが、旅行社が運営するWEBメディアでの体験レポートというかたちでなんとなく許容していただきました。どうしたら雑味の出ない一杯を味わえるようになるか、とりわけ湯の温度と注ぎかたは科学的根拠に基づくもので、眼
もっとみる