kuno_yasuhiro

美味しいもの、美しいものをめぐる スナップ散歩に夢中。

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    美味しいもの、美しいものが好き。 散歩とスナップに夢中。

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ハーマンミラーのアーカイブ

2019年10月31日、東京丸の内のハーマンミラーストア2階にて、ハーマンミラーの膨大なデザインのアーカイブ(重要な記録の保管・保存、伝達)を管理するアーキビスト、エイミー・アーシャマンさんのトークイベントが催されました。2,000枚以上もの写真、グラフィック、資料を614ページにわたって紹介する書籍『A Way of Living』の著者のひとりでもある彼女が、どのようなものをアーカイブし、どう活用しているのか話してくれました。 ハロウィンモードの衣装を着る、お茶目なエイ

    • 柔アイスへ一歩前進

      昨夏からスタートしたアイスクリームづくり。ホームメイドにありがち、冷凍庫に入れるとカチコチ、シャリシャリになってしまう問題を今季は解決したいと願い、「まめな料理帖」さんのnote記事を参考にトライ。 プロが手がける市販のもので目下、いちばん好きなのは「CREMAHOP」のアイスクリーム。食材を厳選した味わいは身体に沁み入り、たとえば(あくまで自分の場合ですが)ハーゲンダッツを口にした後のどんより重たく、気分沈むような寂寥感も皆無。あの心身悦ぶ美味しさと滑らかな食感を真似する

      • 縁あってローズピンク

        過酷な暑さはまだこれからだけど、梅雨の湿気混じりの熱射はかなりこたえる。日影の無い花畑で作業中に倒れないために要こまめな水分補給レベルを5段階のうち4までアップ。ドリンクは家で淹れた麦茶とアイスコーヒーのほか、今季からポカリスエットの粉末と塩少々に強炭酸水をミックスした最強スポーツドリンクを携行。そのために塩分に強く、炭酸水を入れられるボトルを購入。生き抜くための投資。 選んだのはドイツ🇩🇪FLSK(フラスク)のボトル。超高機密で、強炭酸水を注いでガンガン振ってもキャップは

        • 入梅のモス昼寝

          梅雨の晴れ間となった土曜日は朝10時にパタゴニア鎌倉へ依頼していた修繕服を受け取りに。その際、着て行ったパタゴニアのヴィンテージウェアを羽織ったまま、昼食後に近所の関根海岸までゆっくり、のんびり散歩。 型掛けした80年代にメールオーダーでメイン州から入手したL.L.BEANのトートバッグにはモスのタープ『テントウイング』やenoハンモックの『ラウンジャーSLチェア』、本、タープ用ポール、ミニストップの安ワイン、自撮り用ライカのミニ三脚とデジカメなどをパッキング。 家からビ

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          発酵アイスクリーム再開

          昨年から始めた発酵アイスクリームづくり。身体が悦ぶヘルシーなアイスを毎日たらふく味わいたくて、うちの近所の葉山一色、ヴィーガン料理教室「白崎茶会」のレシピをもとに自作することにしました。 つくりかたは適量をきちんと計って混ぜるだけ。いたってシンプル簡単ですが、材料を揃えるのが自分にはちょっと面倒かな。 ●濃縮タイプの甘酒250g ●豆乳70g ●豆乳ヨーグルト200g ●アガベシロップ40g ●クセの無い植物油40g これが600gのベース(発酵アイスクリームの素)とな

          発酵アイスクリーム再開

          シン🍞デイリーな食パン

          ぼくの朝は1斤5枚切りの食パン2枚をトーストし、たっぷり淹れたコーヒーとともに始まる。日々のルーティンだし、このリズムが違ってくると調子がでない気がします。なので、一週間ぶんの食パンを前週末に入手するのは欠かせないミッション。ここ9年間は近所の「ポコパン」でずっと叶えてきたけれど、5月末で惜しくも閉店。この緊急事態に対処すべく、横須賀市野比、「takahashi coffee」のサチエさんに相談したら、すぐ近くの「ヒマラヤンベーカリー」がいい!と即答。彼女のリコメンドなら間違

          シン🍞デイリーな食パン

          八丁堀の川辺で朝食を

          佃島の実家に泊まった翌朝は隅田川と亀島川の川辺を歩いて八丁堀に向かう。もう何度も繰り返してきたルーティン。 散歩は実家前の隅田川遊歩道からスタートして中央大橋を渡ってパリ市から贈られたブロンズ像(1937年にオシップ・ザッキンが製作し、同年のパリ万国博覧会に出品した『メッセンジャー』)から前の晩に立ち呑みした永代橋あたりを眺めながら八丁堀に向かう。 10分も歩けば、隅田川からつながる運河、亀島川に出る。そのほとりに立つ「Cawaii Bread & Coffee」のテラス

          八丁堀の川辺で朝食を

          TAKE OVER開店

          葉山町上山口の古材・古道具・古建具の店「桜花園」で20年働いていた北川さんが自身のギャラリー&アンティークショップを開きました。名前は「TAKE OVER」。引き継ぐという意味があり、建物の取り壊しで解体される現場、廃屋、空き家から救い出した良い建材や建具、遺された昭和の古道具などを再生すべく販売及び提案を行なっています。 我が家を建てる際、玄関引戸と納戸は桜花園で古建具を購入、活用したのですが、玄関に吊ったヒノキ材の重厚な建具は葉山町堀内にあった築100年の家が壊される際

          TAKE OVER開店

          清澄、浜町あたりを散歩

          昨日は父の日。佃島で暮らす父に贈り物をしようと清澄庭園そばの「旧東京市営店舗向住宅」に入る奈良の靴下メーカー「yahae(ヤハエ)」の直営店へ。父の面倒をみてくれている妹に相談すると、父は昔から靴下マニアだと教わり、ならばと、うってつけを買いに行きました。 子どものころから憧れだった住宅群の佇まい。ここで買い物するのは初めてだなぁと感慨を覚えながら扉をひらく。 とっておきとはこのルームソックス。今は絶滅しそうな日本独自の紡績方法「ガラ紡」の糸を編んだオーガニックコットンの

          清澄、浜町あたりを散歩

          新品よりもずっといい

          もはや製造年、製品シリアルナンバーもかすれ消え定かではないけれど、たぶん20年以上前に購入したパタゴニアの『GiⅡ(ギーツー)Pants』(LightWeight Cotton Gi III Pantsの前モデルだったような...)。100%ナイロン素材なのですが、同時代に登場した『バギーズパンツ』より生地が軽く薄く、高湿度な国の海辺での取材を重ねていた当時は現地での快適な行動着として重宝した記憶がかすかにある。あまり強く印象に残っていないのは、丈がバギーズパンツよりずいぶん

          新品よりもずっといい

          時の流れに想い馳せる

          今、非常に存在が気になっている人物が居て、来週末に初対面を果たせそうなので、その人が愛読する一冊を事前に眼を通しておくことで、話題の糸口をつかみ、少しでも滑らかに会話を楽しみたいと願いました。その本とはイタリアの天才物理学者が著した『時間は存在しない』(NHK出版)。じつは以前も逗子図書館で借りたものの、どうにも開く気になれず未読のまま返却してしまいました。二度目のトライでは、本書を家の居間ではなく別の環境に持ち出してみれば、気分がストイックになれて読みたくなるかも、と淡い期

          時の流れに想い馳せる

          ぼくのスマートバンド

          東京での仕事から離れて、ぼくの日常にアップルウォッチの多機能はまったく不要となりました。電車には滅多に乗らないからSUICAを時計に入れなくてもいいし、車中で音楽を聴く機会も激減。葉山の家と久里浜の職場を往復する毎日だからGPS機能も無用。重視するのは、一度の充電でバッテリーが長持ちする性能と時刻確認とスマホへの着信を知らせてくれる機能に特化したシンプルさ。傷や汚れが当たり前の造園現場でラフに使える価格の安さも大事。その目的と条件を満たす時計として選んだのが、中国xiaomi

          ぼくのスマートバンド

          夏のサボ

          大雨が数日おきに降る五月から六月へ。ずうっと梅雨みたいな異様な天候に造園現場は振り回されつつ、その合間の晴れた日はもはや夏を思わされる強く暑い陽に晒され、空調服に例年より一カ月早く頼り始めたり。当然、長靴を履いての花畑仕事では足元が蒸れムレ。 これはたまらん!と、せめて一日三度の休憩時間は足をクールダウンしたいと、ワークマン新作のサボを入手しました。『メッシュサボシューズ』は通気性の良いメッシュ生地を採用した夏向きの一足。サンダルのサボらしい足通しのしやすさに踵の立ち上がり

          ポコパン🍞LAST day

          家から歩いて美味しいパンを買いに行きたい。そんな長年の夢が叶ったのは2015年のこと。柴犬の散歩友達で家近くの葉山一色海岸でよく顔を合わせたサダカネ夫妻が自宅を改装して工房兼ショップ「ポコパン」を開いたのです。 我が家と同じく藤沢本鵠沼の工務店「大同工業」が手がけた瀟洒な空間。 上質な素材を厳選し、天然酵母で丁寧に焼く食パンをほぼ毎朝食で味わうようになり、土日は用事がない限り店を目指すのがルーティンになりました。 10時の開店タイミングに合わせて家を出る。看板が出された

          ポコパン🍞LAST day

          φ35クッキー🍪自作再び

          グラフィックデザイナー平林奈緒美さんがディレクションしたφ35MMクッキー缶の格好良さに痺れて、中身を平らげた後、この缶に収まるクッキーを自作する目論見について先日綴りました。最初のトライは見事に失敗し、直径35ミリより大きな、缶に入らないいびつなクッキーになってしまったので再び挑んでみました。 初回ではバターを充分室温に戻せず、慌てて湯煎で溶かした結果、液体化してしまった。さらにその液体バターを和えた生地を冷やして少し固める手間も惜しんでしまい生地が緩くなり、きっちりφ3

          φ35クッキー🍪自作再び

          割れたタカラガイ収集

          ついに出会えてしまいました。背面が割れたタカラガイをたくさん拾えるビーチに。ぼくは基本的に秘密が大嫌いで、なんでも軽率にベラベラと喋ってしまう良い加減の男。楽しみは共有していきたいので、正直に場所を明かしたいのですが、すみません、ここだけは当面内緒。 タカラガイは背面の文様、艶やかな光沢感、色彩の美しさ、風情、多様なバリエーションから世界中にコレクターがひときわ多い巻貝です。 古来、人類はタカラガイに魅せられ、神秘的な装身具として身体に飾り留めたり、紀元前1,600〜1,

          割れたタカラガイ収集