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英語力が低くても語学留学先で勝ち組バイトを獲るには?[留学経験値300%アップ術Vol 22]

こんにちは!語学の裏設定のSlovarです!

英語圏でお金を稼ぐ経験をしてみたいにしても、滞在中の費用は現地でまかないたいにしても、可能な限り良いバイト先を選びたいですよね?

今日は、知っているか知らないかで、留学先のバイトが天国になるか地獄になるかが分かれる重要な内容をお届けします。

本記事では筆者の在住歴が長いオーストラリアに限った話をしていきますが基本と原則はカナダ、ニュジーランドなどの英語圏でも同じなので、英語圏に留学・ワーホリを考えている方は是非ご一読ください。

留学先バイトの現状→何をすればよいか→どう実践すればよいか

という流れで話を進めていきます。

1.搾取されがちなジャパレスと天国待遇のローカルジョブ (前記事のおさらい)

先週私が書いた暴露記事をお読みの方はジャパレス、ローカルジョブという言葉に馴染みがあると思います。下の記事をもう読んだという方はこの章は読み飛ばしてくださっても構いません。

話をサクサク進めるために、ジャパレスとローカルジョブの違いがひと目で分かる表を作ってみました。

語学学校生やワーホリにとって、バイトの選択肢は大体2つに分かれます。1つ目はLocal Jobと言って、オーストラリア人(現地人)が経営しているお店で、2つ目はJapanese resutaurant、通称ジャパレスという、日本人オーナーが経営する日本食レストランです。

ジャパレスに「違法なところが多い」というのは、給料を手渡しにして送金記録に残さないことで、オーナーは法廷賃金通りの額面を払わずに済む「キャッシュジョブ」という仕組みが蔓延している現状を指します。

給与の振込記録がないのだから、もし監査でバレそうになってもレストラン側は「最初からあなたを雇っていませんでした。」とシラを切ることができたり、監査機関に内情をチクる不都合な人は首を切ったりとオーナーはやりたい放題です。

その上労働の内容も、長時間労働であったりとか、ひたすら皿洗い、盛り付けをするという、英語と全く縁のない仕事をさせられることが多いです。

またオーストラリアに限って言えば、祝日に働くと給料を倍にしないといけない法律があるのでローカルジョブなら法定通り、1時間働いただけで4000円稼げます。ジャパレスは給料が同じな上、繁忙期の対応のためシフトを増やされたり。

語学留学生にとって、良いバイト先かどうかの基準は、ほぼ1つだと言っても良いでしょう。

「ローカルジョブか、そうではないか」


2.英語力格差が仕事格差

ローカルジョブが非常に魅力的に見えたと思います。しかし魅力的だと思ったのはあなただけではなく、その町に滞在する他の日本人も同じように思っていることでしょう。

プログラミングやデザインの仕事の場合、英語力に多少の見劣りがあってもスキルでカバーできますが、多くの人は英語以外特別なスキルを要さないカフェやレストランでの雇用を目指すことになるため、英語力でほぼ勝負が決まります。

そのためローカルジョブは争奪戦となりやすい。言い換えれば、早いもの勝ち・英語力のある者勝ちなのです。

というわけで、英語力のない人ほど選択肢が減っていき、ジャパレスの仕事しか選べない。。。オマケに、現状を知らずに留学した人が意外と多いので、同じように窮した状況に陥る日本人の数も多いのです。(ちなみに、見ての通り中国料理・韓国料理レストランではもっと格差は激しいです。)

すると何が始まるでしょうか?

英語力がない人同士での争奪戦です。

食物連鎖 (人間を頂点とし微生物を最下位層とするピラミッド)と同じように強・中・弱の層が生まれ、またそれぞれの層の中に強・中・弱の層が生まれるのです。

ローカルジョブ獲得に届く英語力の人は、同じような英語力の持ち主と闘いますが、そこに入れなかった準強者がジャパレスしか選択肢のない人の層に圧倒的強者として君臨します。


生き物である以上、序列は避けられない構造ですし社会学では通例のように出てくるお話です。

したがって、このことを良く踏まえた上で戦略的に仕事を探すのが重要であるといえますし、今自分が居る層から上の層に行くにはどのような努力が必要なのか、を常に模索することも同じ様に重要なのです。

身も蓋もないようなお話ですが当ブログは外面の良い話だけではなく、事実を等身大でお伝えする「裏側ブログ」ですし、また名前通り裏技的な攻略法をお伝えするブログでもあります。

そんなわけで、英語力が無い人でも時給が$20ほど出るレアなジャパレスで働ける方法をいよいよ伝授していきます。


3.英語力が無い人でも時給が$20ほど出るレアなジャパレスで働ける方法

英語圏でバイトを獲るために必要なのは「英語力」・「情報力」・「行動力」の3点ですが、「英語力」で勝負ができなくても「情報力」と「行動力」で戦えます。

この2つの要素の概要は以下の通りです。

情報力・・・日本人コミュニティーの中での立ち回り
行動力・・・仕事を探し続ける根気強さ

まず情報力で戦う方法を見ていきましょう。


4.情報力で戦う。

巷の就活情報誌でもよく言われることですが、良い仕事ほど広告に掲載されていません。ゆえに、高給ジャパレスはコネ採用が物を言う部分が大きいのです。

カナダやオーストラリアなどメジャーな国に行けば、たとえ英語圏であっても日本人コミュニティーは存在し、日本社会の縮図がそこにあるのです。

日本疲れして海外に出た方も多いと思うのですが、日本人である以上は日本人コミュニティーと無縁で生活するのは、よほど英語が上手でない限り難しいのです。

日本人コミュニティーで上手に立ち振舞い、そこに溶け込み、良い情報をもらえるようにする。これが英語力が低くても、高給ジャパレスバイトを獲りたい人の黄金戦術となります。

・語学学校の日本人友達と仲良くする
・日本人友達の友達とも仲良くする
・在住経験の長い日本人と仲良くする

「英語しか話さないから日本人を避ける」という人がたまに居ますが、もったいないです。学校の友達と仲良くなれれば、「一緒に働かない?」「来週一人辞めちゃうからそこに入らない?」と誘ってもらえるし、事実そのような例は枚挙にいとまがありません。

3つ目は一発逆転のチャンスが転がっています。基本的に永住者や3年以上現地に居る人はコネが豊富なので、そのような人と繋がれば簡単に仕事が見つかる傾向にあります。

また、オンラインでも極稀に優良な仕事が転がっているのでチェックは常に欠かさないようにしましょう。現地の日本人コミュニティーサイト、通称「クラシファイド」で探すのがベストです。オーストラリアなら「日豪プレス」です。

「新規出店」と広告に書いてある案件が意外と美味しかったりします。


5.行動力で戦う

情報力を駆使するのが間接的な戦い方であるなら、行動力を駆使するのは直接仕事を獲りに行く戦い方です。

もっとも典型的なのはレジュメばら撒き作戦です。

質ではなく数で勝負をするのです。目安としては100件のお店に、レジュメを持って「マネージャーは居ますか?」と聞いて、レジュメを配ります。マネージャーが居なかったら、店員さんに渡しておいて、あとでマネージャーに渡すようにお願いしておく。これを100回やったら、大体面接の予約が5件くらいは取れるはずです。

日本人が少ない地域に居たり、何らかの理由で日本人コミュニティーとの接触が難しい場合最も効果を発揮する戦法となります。気合です。ここは気合で乗り切るしかありません。


最後に、私が最もオススメしたい方法は「ミートアップ」などの交流イベントで自分を売り込む方法です。

ミートアップとは市民サークルのようなもので、同じ趣味を共有した幅広い年齢層の方がカジュアルな雰囲気で交流する場です。プログラミングミートアップ、チェスミートアップ、読書ミートアップ、スポーツ系のミートアップなど幅広いですが、日本人が一番多いのは英会話・国際交流ミートアップです。

私もよく参加しますが、仕事が見つけるに至った例を紹介します。

オーストラリアに来てまだ間もない人 (Kさん) が、あるカフェで開かれている日本語-英語交流のミートアップに参加し、たまたま現地に住んで2年目の日本人と話す機会がありました。仕事の話になった時、その2年目の人は普段そのカフェ(時給$20くらいのローカルジョブ) で働いていることが判明したので、Kさんはすかさず連絡先を交換し、やり取りを重ねその翌週には研修生として働くことになりました。ローカルジョブなのでもちろん研修期間中も有給です。2週間後、正式に採用されその後帰国するまでの1年間そのカフェで働けたそうです。

ラッキーな例ですよね?

アイディアは移動距離に比例する

という名言がありますが、これを少し変えて、

運の良さは行動回数に比例する

と言えると思うのです。上のような事例は他にも何件も聞いたことがあります。英語力が無い人は運で勝負することができますし、運なら英語力の肯定に関わらず皆平等なのです。

仕事探しはスロットのような運ゲーかもしれませんが、単なる運ゲーではなく、行動回数を重ねるたびに運が上がるゲームだという認識のもと根気よく続けることが大事なのです。


まとめ

留学先バイトの現状は「英語力の格差が仕事の格差」だ。ゆえに英語力に劣る人は必然的に不利な戦いを強いられる。しかし、仕事を探す上で大事な3要素「英語力・情報力・行動力」のうち、英語力が書けていたとしても「情報力」「行動力」を駆使すれば善戦できる。それどころか、一発逆転の可能性がある。仕事探しは行動回数を重ねるたびに成功確率が上がるゲームだと捉えて、根気よく探し続けることが大切だ。


この記事があなたの留学ライフの糧になったことを祈って、

それではまた!

PS
留学先のバイトの勝ちパターンについてリクエストしてくださった、Sさん、Mさん、Tさん、仕事探しの幸運を祈っています!



いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。