自分を貫けば専門分野が曖昧でも売れる。
中野丈矢です。
「専門分野を決めましょう」とは良く言われています。
自分が専門とする分野を決めることで、「何をすべきか」がハッキリと見えてくるからです。
けれども、専門分野を決めることが大切だと頭では分かっていても、それに対して今の自分が納得できなければ、個性を置き去りにしたままになってしまいます。
個性で選ばれるには専門分野を決めないといけないのか?
専門分野がないと選ばれない!?
よく言われているのが、「まずは、専門分野を決めろ」ということ。
これはとても使い勝手の良い言葉で、起業塾や起業コンサルなどが様々な場面で、「専門分野を決めましょう」と言っているのを聞いたり、使ったりしていると思います。
聞いていくと「なるほどな」と思えてしまうので、専門分野を探してみつけるところからスタートする人もいるはずです。
また、「専門分野」という言葉には人によってイメージや定義が違うため、「持っている資格」だったり、「これから取ろうと頑張ってる認定講師」のことを考えてる人も多いはず。そんなこともあって、資格を取ることや認定講師として活動をスタートする人もいるわけです。
また、「資格は持ってないけど、ブログを100本以上書いてきた。しかしビジネスにはなってません」という人や、「これといった強みもないまま、自分の内面を整理するために音声配信を毎日やっている」という人にも、「専門分野を決めましょう」とアドバイスすることは、僕は的外れな解答と思います。
「専門分野を一つに絞ってください」と言われると、どうも堅苦しい感じを受けてしまうのは僕だけでしょうか?
専門分野を決めただけでは不十分
専門分野を持つことは正しいやり方だと思いますし、自分の専門分野を伝えないと「良いことを言っているんだけど、何をしてる人なのか分からないから、この人に仕事をお願いできない」というロジックも理解できます。
また、「あなたの専門分野についてお聞かせください」と質問されたあら、自分が身を置いている業界の当たり障りのないところから説明していき、ようやく最後に「うちはここが違います」と添えるだけではないでしょうか。
「YouTuberです!」と答えたら、相手は「お!そうですか!」ともっと話を聞きたくなるでしょう。
とは言え、YouTuberの中にも色んなジャンルがあるために、YouTuberであってもチャンネルの内容までは分からないというのがほとんどだと思います。
格闘家YouTuberもいれば、料理系YouTuberもいますし、あとは暴露系YouTuberもいます(笑)何れにせよ、自分の個性で選ばれてるからこそ、YouTuberとして活動できてるわけです。
違いがあるからこそ、それでいて自分を貫いてるからこそ、「この人のチャンネルを見てみようか」などと感じてもらえるのではないでしょうか?
わかりやすい例えとして、アーティストが自分を貫くことで選ばれる仕事が代表例。
L’Arc~en~Cielが好きな人はラルクの世界観に魅了されています。
ONE OK ROCKのファンは、ワンオクの世界観に魅了されています。
ミスターチルドレンのファンは、ミスチルの世界観に魅了されています。
その他のアーティストの世界観をコピーしては、「もう、アーティストじゃない」ということなのです。アーティストは真似たら終わり。自分を貫いてこそ、アーティストではないでしょうか?
違いがあるからこそ、選ばれる
どんな専門分野を選ぶにせよ、「違い」をつくっていきます。「違い」とは、それっぽく魅せたキャッチコピーだったり、コピーライティングの型とおりに書いたLPなどではありません。
違いとは個性。
この世にたった一人しかいない「自分」というユニークな存在を、いかにビジネスとして落とし込めるかどうかが個性で選ばれるにはとても重要です。
響く文章や売れるコンセプトを見つけることが「選ばれる」ことには直結せず、むしろ「自分」というユニークな存在として文章や発信で伝えてこそ、「選ばれる理由の認知」に繋がっていくわけです。
違いがあるから選ばれるのであって、専門分野を決めたら選ばれるのではありません。もちろん、専門分野を決めたら選ばれる人もいるのですが、その人たちの共通点というのは「違い」をつくっている、ということ。
カウンセラーを名乗ったら、カウンセラーの中に埋もれ、コーチングを名乗ったら、コーチの中に埋もれてしまうのですが、「その他大勢から選ばれる」には違いをつくっていかなければなりません。
違いとは個性であり、個性をビジネスに落とし込めて初めて選ばれるビジネスができるわけです。
「自分を象徴するコアメッセージ」が自分の中にあるはずです。「していること」は同じでも、コアメッセージには違いがあります。コアメッセージに気づくことで個性で選ばれるビジネスは加速していくはずです。
専門分野を決めるのは後付けでも遅くはない
専門分野がまだ決まってない場合、あるいは今の専門分野に納得感が足りてない場合、後付けで決めても遅くはありません。
というのも発信していくうちに読者が増えていきます。読者とのつながりで「自分は何を発信すべきか」が見えてくるはずです。自分では見出せなくても誰かにフィードバックをもらうことで、発信すべきことが見えてくるはずです。
「発信していくと集まってくれた読者」との関わりで、自分は何を専門とすれば良いのかが納得できるタイミングが来るはずです。その時になって決めても決して遅くはないと僕は考えています。
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