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アイヌ語 輪読会レポ #9
北大言語学サークル所属のもけけです。
本記事は、6月13日に行われた第9回アイヌ語輪読会の学習記です。
第9回では、第25課「時間表現(3)継続と結果」、第26課「不定人称文と受け身文」、第27課「尊敬表現」の内容を扱いました。
学習内容第25課「時間表現(3)継続と結果」
第25課では、アイヌ語の時間表現に関して、主に進行状態を表すと考えられそうな kor an と、主に結果状態を表すと考え
現代のJ-POPに見る琉球八重山語
北大言語学サークル所属のもけけです。
先月公開した「標準日本語との対照から学ぶ八重山語の音韻」の記事を親しみやすく感じてもらえるように、八重山語の音韻論と関連させながら現代のJ-POPの歌詞を見ていく記事を書いてみることにしました!
この記事を読む前や読んだ後などに「標準日本語との対照から学ぶ八重山語の音韻 後編」を読んでいただければ、楽しみながら理解を深めていくことができるかと思います。
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標準日本語との対照から学ぶ八重山語の音韻 後編
北大言語学サークル所属のもけけです。
第2回の今回は、いよいよ、八重山語の音韻というテーマに関して、音素とアクセントの内容を中心に紹介していきたいと思います。
八重山語の音素ここでは、中本(1976: 217-228)を参考にしながら、八重山語の音素について標準日本語との音韻対応を整理します。その際、標準日本語の音韻体系と変わらずに対応が見られる音素については割愛し、異同のある部分や例外的な部分
標準日本語との対照から学ぶ八重山語の音韻 前編
北大言語学サークル所属のもけけです。
全2回に亘る本記事では、琉球諸島の南部に位置する八重山諸島で話される言語である「八重山語」の音韻的な特徴について、日本語の標準語(標準日本語)と対照して関係を確認しながら紹介していきます。
第1回の今回は、そもそも八重山語とはどのような言語なのかを簡単に紹介していきたいと思います。
琉球諸島と琉球諸語琉球諸島とは、北から順に奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八