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新古事記 ~日本版宇宙の創世記~

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この新古事記は、 宇宙の根源のアメノミナカヌシを中心に、 僕の観点で創作した物語です 「日本の国だけの神話」ではなく、 「世界が共有できる神話」を作りたい 世界中が共有できる…
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#神話

【永久保存版】神武天皇が志した建国の精神

【永久保存版】神武天皇が志した建国の精神

あなたは日本の始まりを知っていますか?

以前、
新古事記で日本の建国を書きましたが
日本が建国されたのは
今から2684年前。初代天皇は神武天皇です

神武天皇は、
別名を神日本磐余彦天皇(かむやまといわれひこのすめらみこと)
諱を彦火火出見(ひこほほでみ)と言います

高天原から地上に天孫降臨された
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
の曾孫に当たられ

父親が彦波瀲武鸕鶿草葺不合命
(ひこなぎさたけ

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「新古事記-結びに」アメノミナカヌシ様からのメッセージ

「新古事記-結びに」アメノミナカヌシ様からのメッセージ

「新古事記-結びに」アメノミナカヌシ様からのメッセージ

私が宇宙の創造を始めたとき
何もありませんでした

しかし宇宙の理を創造していく中で、
神々が誕生していったため、私は神々に
創造を任せていくことにしたのです

私は神々と共にこの創造を今も続けています

私たちは、それぞれを完璧にしませんでした
同じ神は存在せず、同じ人も存在しません
そのすべてが全体の1側面だからです
すべて役割が違うの

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「新古事記⑨」天孫降臨(神から人へ)

「新古事記⑨」天孫降臨(神から人へ)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら

「新古事記⑨」天孫降臨(神から人へ)

これまでの物語が示すように
この世界は陽陰に分かれ、
生と死、光と闇などの相対の世界となりました

そして私たちは、この世界に降り立ち
この世界を完成させるために、
地上に降り立つ事にしたのです

アマテラス神は、
孫であるニニギを呼んで言いました

「稲が豊かに実る美しい地球を
 あなたが治らす(しらす)のです

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「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら

「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

ヤガミヒメの求婚に
兄弟達は怒り、オオナムヂ(後のオオクニヌシ)を
殺してしまおうと相談して、
オオナムヂを呼び出し

「この山の上に赤いイノシシがいる
 我々がそれを山から追っていくから
 お前は下で待ち構えて捕まえるように」

と言いました

そして山の上に登ると
イノシシに似た大きな石を火で真っ赤に

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「新古事記⑦」オオクニヌシの愛(神の化身)

「新古事記⑦」オオクニヌシの愛(神の化身)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら

新古事記⑦ オオクニヌシの愛(神の化身)

オオナムヂ(オオクニヌシ)には、
多くの兄弟がいました

兄弟達は稲羽(因幡国)の
ヤガミヒメを妻にしたいと思い

ある日、求婚のために稲羽に向かいました。
そしてオオナムヂに
袋を持たせて同行させました

その途中、海辺に皮を剥がれた
裸のウサギが倒れていたんです

兄弟たちは、そのウサギに気付くと

「お

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「新古事記⑤」天の岩戸(光と闇)

「新古事記⑤」天の岩戸(光と闇)

前回の話

新古事記⑤ 天の岩屋戸(光と闇)

イザナギが禊をしたときに生まれた
アマテラスの光は
世界を明るく照らしていました

でも同時に生まれたスサノオは
毎日、泣き続けたので
海も河もすっかり乾いてしまい
たくさんの禍が起こってきたのです

イザナギはスサノオと対話し、
彼を追放する決断を下しました

スサノオは、
「アマテラスにお別れを申し上げます」と言って、
アマテラスの元へ向かいまし

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「新古事記④」イザナギの禊(中今)

「新古事記④」イザナギの禊(中今)

(第4話)イザナギのみそぎ(中今)

帰ってきたイザナギは
水には再生の力が宿っているため
枯れた氣を取り戻すために川に入ります

最初に上流で過去に想いを馳せました
イザナミとの思い出は忘れがたく
悲しみに胸を締め付けられました

次に下流で未来に想いを馳せましたが
しかし、これから先どうしていけばいいのか
どうやって1人でどう世界を創造していくのか
心配と不安になりました

そして、どちらも心

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「新古事記③」黄泉の国(生と死)

「新古事記③」黄泉の国(生と死)

(第3話)黄泉の国(生と死の起源)

宇宙は
私たち全員が進化するための
特別な原理で満ち溢れています

私たちはこの宇宙をより豊かに感じるために
惑星の重力から「時間」を生み出し、
有限の「生」と「死」(黄泉の国)
の原理を創りました

イザナギとイザナミの愛は
多くの神々を生み出しましたが、
最後に火の神(カグヅチ)が誕生します

しかし、この火の神によって
イザナミは焼かれてしまい、
肉体を

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