ヤマモミジからも樹液が採れたよ！

さっきカエデ樹液採集初日の成果を確かめてきましたよ！
昨日文末に書いていたヤマモミジ（イタヤカエデとは別種）からも樹液が出ているの確認しました！
山歩きで適度に疲れたので一息がてらデスクに戻って作業切り替えやすいんですよね。
なのでさっそく報告note書いてますbb

えー、まずは昨日記事にも書いたように、初日試験で３つのタンクをイタヤカエデに設置しました。
今日の昼間はぐっすり爆睡していたので様子はわかりませんが、16時ごろ外に出ると雪が溶けていたのでプラス気温の1日だったのでしょう...！
昨晩は雪が降るほど冷えていたので寒暖差は抜群です！

さて結果は・・・

（画像は移送用ボトルですが）2ℓタンク３つとも満水でした！！！
なので3/３の成果は６リットル！
まだ3月3日なのにカエデはめちゃくちゃ元気のようです！

採液タンクが満水ということは恐らくロス（溢れた分）が発生しています。
無駄なくメープルシロップを作りたいので、大きめのタンクを買ってきて付け替えようと思います！

そしてまだ夜はマイナス気温になる時期なので、冷凍濃縮をさっそく実施します！（↑画像はそのための20ℓタンク）
冷凍濃縮は去年の作業中に発見したコストカット法ですが、今年は初めから冷凍濃縮ができるので煮沸濃縮にかかるガス代コストをガッツリ下げることができます٩( ᐛ )و

●What is 冷凍濃縮？→メープルシロップはカエデ樹液を煮詰めて糖度濃縮をしてるのですが、例えばジュースを凍らせると先に薄味の部分から凍っていき、最後に味の濃い部分が残ります。
それを応用してカエデ樹液の水分だけをマイナス気温で凍らせて氷/水分だけをあらかた取り除いてしまう！
というMethodです。

さてさてお次はタイトルにもある通りヤマモミジのお話、、、

そしてそして、うちの裏山のカエデの森にはヤマモミジもいくらか生育しているんですよ。
去年2019年度のメープルシロップ作りマガジンでヤマモミジ生えてた！って記事を上げましたね⤴︎⤴︎
時期が4月中旬とだいぶ遅かったので樹液は採れなかったのですが、今年は準備完璧なので早速タンクNo.06をヤマモミジ分に割り当ててきました！

ヤマモミジ(Acer palmatum)は人の手が加わっていない天然林だとイタヤカエデに比べて生育数/個体密度がそこまで多くならない、割と貴重な樹種なんですよ。イタヤカエデは太く大きく育つ木なんですが、ヤマモミジはそこまで大きくはならない木なんですよね。
例えると中型犬と大型犬みたいな関係ですね！

昨日と今日で樹液を採っている2種のカエデグループの樹皮です。
ヤマモミジの樹皮はツルッツルのテッカテカのやや赤っぽい色をしてるんですね。
イタヤカエデも森の中では明るい樹皮色のタイプですが、ゴツゴツ具合が独特なんですね。
こんな感じで見分けることができますが、数こなせば覚えます（笑）

と、今日はこんなところでしょうか！
これからバイト前に大きめタンクを買ってきたいと思います。

http://www2.kobe-u.ac.jp/~kurodak/structure&sap_files/structure&sap.html

それと、カエデ樹液についてこんな研究日誌？をみつけたんですよね。著者:黒田 慶子 氏
2008年と10年以上も前の古いものですが、カエデ樹液について触れられていました。
カエデ樹液が出る理由は当時よくわかってないみたいです。確かに、葉っぱを開くにも時期が早すぎますからね。

ではでは！毎日樹液をとる生活していきたいと思います！
突然更新が止まったら恐らく裏山で遭難してると思ってください^^;
初日のカエデ樹液の成果とヤマモミジからも樹液採りはじめましたー！という記事でした٩( ᐛ )و

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