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普通の凡人が挑む、天才との戦い方

受験に関してアドバイスなどをするようなメディアで
「そもそも毎日14時間以上勉強していないとお話にならない」
みたいなことを言っている人がいた。

成功した社長で
「1年中休みを作らずに仕事だけをやり続けていた」
「悩んでいる暇があったら働きなさい」
みたいなことを言っている人がいた。

僕は、そういう何かを犠牲にして圧倒的な努力ができる人に対してものすごく憧れてきたし、そうやってものすごい努力量を積めることを単純にかなりすごいと思っている。

ただ、どうやら僕にはそれは無理なのではないか?ということに気づいた。

高校三年生の夏休み、本来は毎日8時間以上は受験生なら勉強をしておきたいところであるが、この期間僕は鬱(?)のようになってしまっていて何も予定のない日でも全く勉強をせずに好きなバラエティをYouTubeで1日中あさっているというようなことが多々あった。
実際、僕は夏休み本当に全然勉強しなかった。

というのも、僕はしばらく友達と一緒にいないとかなり寂しく、虚しくなってしまう生粋の寂しがりやであるのだが、夏休みになって学校に行かなくなり、友達と会えなくなってしまった寂しさをYouTubeなどを見ることによって埋めていたのだろう。

もちろん、焦りしかなかった。自分の周りのライバルは毎日1秒を惜しんで勉強しているということが分かりきっていたから。

だけど、僕は勉強に猛烈に取り組むことができなかった。

もう一つエピソードを。
幸いなことに、僕は大学生になって周りにそういう圧倒的努力を実際に行ってきたし、現在も行っている人に囲まれた環境に身を置くことができている。

「人は環境で変わる」というように、僕は実際この環境に身を置いたことである程度様々なことに自分から挑戦することもできたし、周りのすごい人に今ある差をもっと広げられるわけにはいかないと思ってある程度頑張ることもできているつもりだ。

しかし、やっぱりそういう人たちにはいつも「この人には絶対に勝てない」と思わされてしまう。

圧倒的な努力量、行動量、周りを巻き込む力、自信。
そのどれをとっても僕は、絶対に勝つことができないなと思う。

成功する人たちには、そういう成功するに値する力が備わっているのだとまざまざと感じさせられた。

それに引き換え僕は、毎日ずっと将来のために頑張る胆力もないし、ストレス耐性もない。
ある程度(毎日お風呂で一人でゆっくりする時間とか自分だけの時間が欲しいし、毎週1,2日は学校が終わってからゆっくり過ごせる日が欲しいし、月に2回は友達とどこかに遊びに行きたいし、夏休みにはどこかに何回か旅行に行きたい)頑張っていない時間がないと本当にどうかしてしまうだろう。
(ちなみに、この記事で言及している僕が見てきた圧倒的努力の人は本当にそういう時間を惜しんで頑張っているのだから本当にすごいし頭が上がらない。)


幸いなことに僕は、いつも「最高の環境」に身を置くことができている。
周りに尊敬することのできる人たちがたくさんいて、僕もその人たちに置いていかれるわけには行かないと思ってなんだかんだ"ある程度は"がんばれてきた。

そういう人たちのように僕もなれるように、いろいろ工夫もしてみたし、無理やり自分を厳しい環境においてみたりもした。
ただ、圧倒的に僕は"ストレス耐性"がなかった。

そうやって、僕にはそれは無理なのではないか?ということに気づいたのだ。

ストレスを感じることなく、あまり悩むことなく、休みをあまり取ることなく、頑張れる人と違って、僕は些細なことにストレスを感じて考え込んでしまうし、たまには休んで友達とストレス発散しないと"ダメ"になってしまうこともここまで色々経験してきてわかった。

だから、僕はもうそういう人のようになることを諦めた。

どうやら調べてみると、そういう力はある程度先天的な物らしい。
まあそりゃそうだよな。
僕はずっとそういう人たちになるために頑張ってきたけど無理だったから。


その代わり、そのような人たちに少しでも近づくためにいろいろな工夫をするし(そういう工夫も後々このNoteで紹介していきたい)、努力をいかにルーティンの域に持っていけるかということを日々考えている。

試しに一つ例を挙げておくと、僕は結構計画を立てるのが好きだったりするので、寝る前に明日のToDoとどの時間に何をやるかというスケジュールをとりあえず立てている。
そうすることで、次の日に何を自分はするべきかということが明確になり、目の前のことだけに集中することができる。
残念ながらそのスケジュールの通りに進むことはあまりないのだが、このことの効果は結構絶大で、今までは結局何かを始めようとしても何をするかに悩んでいた時間がなくなったり、自分は今こんなことをやっていていいのかな…?と悩むようなことがかなり少なくなった。

また、分かりきっていても実践できないのは「毎日同じ時間に起きる」ということ。
そうすることで、1日の時間を有効に使うことができ、毎日ルーティン的に時間を無駄にしないで過ごすことができる。
(そうするといいということはわかりきっているのだが、毎日「なんか勿体無いな…」という気持ちが勝って夜更かしをしてバラバラの時間に起きてしまう。。。)


とまあそんな感じで、圧倒的な成功するために必要な力を先天的に備えていなくても、僕らがそういう人たちに差をつけられずに頑張るためにできることはある。

性質的に、ストレスを日々いっぱい抱えていたり、それについて悩んでしまうのは仕方のないことだ。
どうしたら、圧倒的な力を持つ人たちになれるのかではなく、自らの性質を味方にして生きていくことだけをこれからは考えたい。

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