- 運営しているクリエイター
記事一覧
【取材】流れに任せてみる
取材後「失敗したな」と思うときがあります。
それが、自分で舵を取り過ぎたとき。
少し緊張や不安がある取材だと、事前に準備をし過ぎてしまいます。
知識を入れておくのは良いのですが、「この問いにこういう答えが返ってきて…」とシミュレーションしていると、大抵うまくいきません。
そこで最近「流れに任せてみよう」と思うようになりました。
進行はこちらなので、一応舵に手は添えておくけれど、
基本的には相手
インタビュアーの必読書「聞く力」
聞くことと、書くことが、私の仕事です。
書くだけの仕事もあるのですが、聞くをもっと突き詰めていきたいというのが、今の気持ち。
そんな中、この本を読みました。
阿川佐和子さんの「聞く力」。
週刊文春で対談を続けてきた阿川さんが、「聞くこと」について語った本です。自身の体験談を交えながら、時に脱線しながら。阿川さんらしい軽やかな語り口で、聞くとはどういうことなのか、たっぷり語られています。
「
この原稿を書ける幸せ
これまで、自分が何本記事を書いたか、ということはあまり気にしてこなかったのですが、2021年に初めて、執筆した記事の数を数えてみました。
2021年はインタビュー記事が43本、コピーライティング100本以上。
関わってくださったすべての方に、改めて感謝です。
年末まで仕事をしながら、「この原稿を書ける幸せ」を噛み締めていました。たくさんの方が、大切な思いを共有してくださったこと、本当に有り難い
インタビュアーは、驕ってはいけない。
インタビューをするときに、横柄な態度で臨む人はまずいないと思います。
ただ、無意識のうちに「こういう話を聞きたい」と思ってしまうことはあるのではないでしょうか。
先日、ある会社の社長インタビューで、こんなやり取りがありました。
仕事についてお聞きしたくて、「一番、求められる力は何ですか?」と質問したんです。社長は「一番?」と聞き返されました。
ちょっと考えて「そうですね」とお応えしたのですが、「
自分にない世界を、他人が持っている
誰もが、自分の世界を持っている。
見ている景色、普段考えていること、これまでの記憶。
その世界は、唯一無二のものだ。
自分にはない世界を、他人は持っている。
その世界を少し、垣間見させてもらえるのがインタビューだ。
私はそこに広がる新しい世界に驚き、感動する。
こんな世界があったんだ。すごい、すごい。
どんな人でも、他人があっと驚くような世界を、きっと持っている。
その人にしか語れない言葉があ
インタビューは緊張する
インタビューして書くことを、ライフワークにしたい、と思っています。しかし。インタビューが得意か?と問われれば、決してそうではないのです。
今まで、何人もの方にお話を聞いてきました。それでも……!とにかく、緊張する。なかなか慣れないというか…毎回自分に気合を入れています。それは、どれほど入念に準備したとしても、インタビューや取材はどう流れていくか予測が付かないし、一発勝負だから。
そして本当にま