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人の想いに寄り添って聞くには

取材が一本、終わりました。

限られた時間の中で、どうやったら人の想いをできるだけ聞くことができるのか。いつも試行錯誤しています。

毎回反省点はあるので、忘れないうちに今日の振り返りです。


・諦めず、粘ること

ここまで聞けたからいいかな、と思ってしまうときがあります。特に文字数が多くない原稿だと「これで原稿にできるな」と思って終わらせてしまう。

でも本当は、その先に真実の言葉があるのかもしれません。そこへたどり着くまで、諦めず聞かなきゃ駄目だな、と思いました。さらりと聞くだけでは、取材する意味がない。

自分の中で質問がまとまらないなら、そのまま投げかけるのも一つだと思いました。とにかく「ここに何かある」と感じたら、言葉が聞けるまで粘る。


・言葉に集中すること

人の集中力は、脆いです。頑張って聞こうと思っても、無意識に気がそれてしまうことがある。私の場合は、序盤に緊張していたり、段取りを考えてしまったりして、最初の言葉をうっかり聞き逃してしまう(というか、言葉が入ってこない)ことがあります。

しかし、この入口が大事。最初の言葉を聞けていないと、後の質問が続きません。逆に、最初にしっかり言葉を掴めると、うまくいく気がします。だから、序盤は特に意識して耳を傾けたいです。質問する前にまずひと呼吸を。これから聞くぞ!と自分に言い聞かせます。


・取材をできるだけ多くすること

今回の反省点ではありませんが、もう本当に、3日おきくらいの感覚で取材した方が良い気がしています。ちょっと間が空くと、取材の感みたいなものが、薄れてしまうからです。

現場での質問力、対話力、集中力。どれも、常に磨いていたいから、苦手でも取材をいっぱい入れなきゃいけないなと思います。

***

原稿を実際に書いてみると、きっとまた「ここ聞けばよかった!」の反省が出てくるでしょう。何度やっても、100点満点の取材に至るのは難しいです。でもその反省を積み重ねて、もっと聞く力を付けたい。

振り返りながら、前に進みたいと思います。

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