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#冬の星々140字小説コンテスト/応募3作品まとめ記事

#冬の星々140字小説コンテスト  とは何ぞや? と思った方は
後半~~~~~以降に説明を載せているので、そちらをお読みください。
※星々さんのnoteでは、随時応募作品がまとめ記事になっているので、
 他のみなさまの作品もチェックしてみてはいかがでしょうか?

【応募総数644編】のうち【予選通過:35編】今回は予選通過ならず……。

光栄なことに「夏の星々140字小説コンテスト」で予選通過し、
「秋の星々140字小説コンテスト」で「三席」をいただいたので
今回も3回連続の予選通過を目指していたんですが……
残念ながら、予選を通過することは叶いませんでした。
この記事では、その応募作品:3編をご紹介します。

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冬の課題文字:「広」

◆想田翠の応募作品を紹介します◆

『リード』

広大なフラワーガーデンで春バラが咲き誇る。高貴な香りを漂わせるプリンセスの名を冠した大輪には目もくれず、賑やかしに植えられたキンギョソウに一目散な所が我が家の犬らしいと微笑んだ。甘い香りが鼻腔をくすぐり、郷愁を誘う。フンと鼻鳴らす真似をした。手持無沙汰な散歩にも早く慣れなければ。

午後2:58 · 2024年1月26日

『鍵っ子と老父』

毎朝鍵を閉める時、いつも隣のおじいさんが水やりをしていた。挨拶して登校が習慣化。下校時も庭先で姿を見ることが多かった。庭木の手入れに熱心と思っていたが、自分が親になって初めて「見守り」だったと気づく。特別話すわけでも柿をくれるわけでもないけれど、広義では愛と呼べるのかもしれない。

午後3:08 · 2024年1月26日

『ざわめき』

首都圏の小学生の修学旅行先の定番は日光だよねと盛り上がる。「広島やったわ」と彼が呟く。「大事なんはわかるけど、ドーム見学後は鬱やった」胸がギュッとなったのは、小六男子に戻ったような心細げな顔で敢えて原爆という文字を避けた心情に呼応したから。大阪弁にときめいたわけではない、決して。

午後3:10 · 2024年1月26日

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【#冬の星々140字小説コンテストをご紹介】


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季節ごとに定められた課題の文字を使った140字小説コンテストを
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応募期間にTwitterのハッシュタグとリポスト機能を用いて
1人につき3作まで応募可能です。
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◆秋の星々に応募した3作品まとめ記事も、ぜひご一読ください。↓

◆夏の星々に応募した3作品まとめ記事は、こちらです。↓


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