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真面目を卒業する

私は真面目ちゃん

 成績優秀、進学も家から一番近い落ちる心配のない学校に進学し、就職先は特にやりたいことも無いから、とりあえず大企業。全ては親と先生のため。
 そうです。私が学生時代真面目ちゃん。
 成績優秀、苦労知らず、なんでも親や先生のために行動してきた中身の無いスカスカです。
 就職し、社会の厳しさにぶっ倒され、適応障害になり休職しました。
 真面目だけが取り柄、社会で役に立つどころか、真面目すぎて精神疾患になる始末です。
 そんな私が真面目ちゃんを卒業する話を書いていきます。
 では、いきましょう!


挫折して初めて気づいた

 適応障害になって精神的にポッキリです。
 どれだけやってもどうにもならなくて、堪えきれなくて、挫折を味わいました。
 辛いし、苦しい、でもどれだけあがいても、もうどうにもならなかった。
 なんで他の人は認められているんだ、なんで他の人は頑張れているんだ。と何度も思いました。
 どんどん自分が卑屈になって腐っていきました。
 それでもまだまだ人生続く、どうする、と。
 今までのやり方じゃ通用しない。自分が変わらなきゃいけない、と。
 焦りまくって、うまくいかなくて、悲しくなって、好きなことからも目を逸らして、それでも努力は報われませんでした。
 自分がただただ真面目であるだけだってことに気づかされました。
 優秀なんかじゃない、優等生でもない、すごくない、ただただ真面目、それだけ。
 何も出来ないくせに馬鹿にして努力も挑戦もしてこなかったんだと。
 誰かに褒められるためだけの真面目人生が終了。私の人生のスタートでした。

自分の人生それでいいのか

 学生生活なんてとっくに終わり、親元離れて自由を手に入れたと思ったのに、いつまで褒めてくれる人を求めているのか、という話です。
 いつまで優等生のフリしてるんだ。
 こうすべきとかこうじゃなきゃいけないじゃない。
 誰の人生でもない、私の人生です。
 誰かに褒められるためだけの真面目な人生。
 無趣味で、やりたいこともなく、目標もなく、他人を馬鹿にして努力しない、必要なことだけこなす人生。
 お前の人生、それでいいのか。
 少しずつでいいから理想に近づいていこう、と思いました。

理想の自分、理想の人生

 考えてみたのです。
 どんな人生を送り、どんな人間になりたいか、を。
 「誰かに言われたから」とか「周りの人がやってるから」とかじゃなくて、自分はどうしたいのか、を。
 自分自身だけはいくらでも変えていけます。
 自分が変わりたいと思うタイミングでいいです。
 仕事も、私生活も他人に褒めてもらわなくていい。
 自分の人生をもっと楽しみたい、と。

一方でバランスも大事

 変わりたい気持ちが強いです。
 それは現状に満足していないからです。
 でも、一方で、自分のいい面も悪い面も認めていくのが大切です。
 自分の努力の方向が間違っていることも沢山ありますし、会社ではそれこそ周りの言う事をきいていないといいことなんてありません。
 必要なことだけでも最低限きちんとこなさないといけないのも事実です。
 自分の人生を考えたときにどんなに年収が良くても苦しいなら成功ではないし、転職しても苦しいなら成功ではないのかな、と思いました。
 本当は成功自体が他人から褒められるためのもので要らない概念なのかな、とか考え始めています。
 楽しんで過ごせること、ヌルく感じますが、これこそ自分にとって必要なことなんだと思います。
 頑張りすぎるなら肩の力を抜いて休む。
 今、私に必要なのは人生を楽しむこと。
 私は真面目ちゃんを卒業します。
 あれ、人生を楽しむことをこんなに真剣に悩んでいるあたり、やっぱり、真面目…??
 みなさんも素敵な人生を歩んでくださいね。
 ご拝読ありがとうございました。

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