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マーケティング−行政書士だからってわけじゃない観点から−

はじめに

この文章はしらぬひ行政書士事務所の行政書士によって書かれています。
行政書士は主に行政機関に提出する書類の作成代行やそのお手伝いをする関係から、さまざまな職種の方との接触があります。

飲食店や夜のお店を出す際の許認可書類の作成もやらせて頂きますし、補助金申請の申請書や株式会社の定款なども作成させて頂くので、それぞれの経営者様に対してコンサル的なアドバイスをさせて頂く機会も少なくありません。

そうなるとマーケティングというものについて考えを巡らせることが多いので、そうした経験から得た知見をここで文章にまとめてみようと思ったわけではありません。

出来るだけ一般的・概説的なスタンスでマーケティングについて語りながら、私の経験に即さない可能な限り純粋な思考のみによるマーケティング論を展開したいという思惑によってこの文章は書かれている、という前提で読んで頂けると幸いです。

もちろん、業務上の経験のいくつかは私のマーケティングに対する考えの一部を構成する要素になっていることは否定できません。

さらに言うなら、業務外の経験も私の思考を支える(あるいは阻害する)要素となっていることでしょう。

この辺りを厳密に峻別することは極めて困難ですので、一応のルールを定めるだけにとどめておきます。

  1. 本文章は、こんな実体験があったからすなわちこうですよね、的な書きぶりをしないこととする

  2. 経験を基にしているが、その経験が思考の枠組みとなるまで昇華されていると見做し得るものであり、経験に即したものとは言い切れない場合はアリとする

  3. 本文章が前2項のルールに沿っているか否かの判断は完全に筆者の主観によるものとする

結局は主観で決めるのか!と思われるかもしれませんが、生きている限り主観から逃れることはできませんし、私は逃れる気もありませんので、悪しからず。

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