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編集とライティング

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フリーランスになりたてのころから書き留めていたお仕事関連の葛藤や学びについての記事たちをこのマガジンにまとめました。稚拙なものばかりですが、いつかの私と同じような迷いを抱えている…
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#日記

2019年の振り返り

2019年の振り返り

こんにちは。いつもありがとうございます。

今年もこうして振り返りができることがうれしいな。一年のうちでいちばん、個人的なことを綴る大切なnoteです。

おかげさまで幸せな2019年でした。

例年なら今頃は、肌身離さず持ち歩くことにしてる手帳を買い替える時期なんだけど、この一年に起きたあれこれが大切すぎて「まだ新しくしたくない」なんて内心ゴネています。こんなことは初めてで、改めて今年の濃度に驚

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言葉が、とくいになりたい

言葉が、とくいになりたい

みんなはきっとぜんぜん覚えてないだろうけど、
私にはことあるごとにフラッシュバックする大事なだいじな思い出がある。

それは、生まれて初めて「あの言葉で救われた」って言われた高校生のときのこと。



あれはたしか、部長と副部長(わたし)以外のみんなが部活を辞めたいって言い出して、練習そっちのけで話し合いが発生して……

どうやら私は言うべきことが最終的に分からなくなって、
「だけど辞めても友だ

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誰にも縛られない場所で書くのは「これがわたしです」って表明するみたいで、ときにきびしい。

ひさしぶりにnoteをひらいた。
noteを書けないときはだいたい自分の文章が気持ち悪いと思っているときで、つまりは自分の心にも余裕がない。

誰にも縛られない場所で書くのは「これがわたしです」って表明するみたいで、ときにきびしい。



おもえばここ数か月「ちゃんとしてそう」って言われるのがこわいなと思う時期にさしかかっていたのかも。

本当は全然ちゃんとしていないのに、「すごいね」「えらいね

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「できなくてイケてない自分」を認めてからが勝負 -新社会人時代の後悔-

「できなくてイケてない自分」を認めてからが勝負 -新社会人時代の後悔-

リクルートスーツとそう変わらない格好で、東京の街を先輩に連れられて歩く新社会人さんたち。これから歓迎会なんだろうな。

がんばれー!と心から思うのは、きっとわたし自身の当時を振り返ってみて、辛かった思い出がたくさん蘇るからだ。

でもその辛さは、実はほとんどが必要のない感情だったんじゃないか、って今になって思う。

わたしの言葉が彼らに届くかはわからないけど、それはそれだ。

✳︎

ひとことでわ

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読了率について考える

読了率について考える

どうして、ライターになんかなってしまったんだろう。とたまに思う。

それはだいたい連日締め切りに追われているときなのだけど、ずっと、こんな思いをしなきゃいけないんだろうかと気が遠くなる。

かと言って、ライターをやめようとは微塵も思わないのだからまあそういうことなんだろうなと思う。



わたしがライターになったのは、多分「褒められたいから」だ。
ばかだなぁ生きづらいなと思うけど、そうな

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突然の課題と、フィードバック2.0

突然の課題と、フィードバック2.0

何の前触れもなく、「日本の暦」というテーマで記事を書かないといけなくなった。

しかも、締切は約1週間。
意外と短い気もした。

ことの発端はこれ。

裏を話すと、Chikenでの私は、「なんでも書けるから、なんにも書けない」状態に陥りかけていた。

おい何のためにChikenつくったんだよ、メディアのコンセプト思い出せ。って感じだけど、チキンな性格がすぐに治るのであればこの世はそれはそれでカオス

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わくわくすると言ってもらえて、うれしい― Chiken誕生秘話

わくわくすると言ってもらえて、うれしい― Chiken誕生秘話

先日、『Chiken』というメディアを立ち上げました。

といっても、私は3人いるメンバーのなかでいちばん歳下で、大したこともしていないし、仲間として引っ張り上げてもらった感じです。
編集会議で笑い転げるのが担当なのです。

でも、気持ちだけはやたらあるので、ちょっとここにしたためさせてください。

Chikenをはじめて、とってもうれしかったこと!

ちなみに、「チケン」とよみます。
「チキ

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\書きました!/に対する違和感の正体

\書きました!/に対する違和感の正体

きのうのよる。

いつものように締め切り間近の原稿を書いていたら、ふっと「これ、面白いのかね?」ともう一人の自分にたずねられた気がした。

私の「もう一人の自分」はほんとうに空気のよめないやつで困る。
もう大枠はできていて、あとは推敲すれば納品できたのにさ。

***

家で原稿を書くときは、布団の上でうつ伏せになったまま上体を起こした体勢が基本スタイルなのだけど(だから寝落ち率たかい)
気がつい

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カメラマンさんはいつだって偉大だ

カメラマンさんはいつだって偉大だ

君の明日の仕事は、カメラマンさんが気持ちよくシャッターを押せるようにすることだよ。

新卒時代はじめて編集者として現場に立ち会うときに、ボスにこんな風に言われたことがいまも忘れられません。

私のカメラマンさん好きは、ここから全てはじまってる。
※「カメラマンさん」じゃなくて「フォトグラファーさん」のほうが本当はいいのかもだけど、今回はカメラマンさんで統一します。

***

今はライターが撮影も

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何かが生まれるといいな。と思ってするインタビュー

何かが生まれるといいな。と思ってするインタビュー

すっごく、すごーーく嬉しいことがありました。

ずっと憧れだった雑誌『CYAN(シアン)』で、ジュエリーデザイナーの杉村萌弥さんのインタビューをさせてもらったのです。

うれしかったのはそれだけじゃなくて、杉村さんがインスタでこんなことを言ってくださっていて。

CYANのインタビュー、記事の文頭は『この人が選んでくる石を身につけたいと言ってもらいたい』という私の言葉。これは用意していた言

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「実は読まれてない問題」について本気出して考えてみた

「実は読まれてない問題」について本気出して考えてみた

―◯◯について本気出して考えてみた
って、言ってみたかっただけでもある。すみません。

でも「実は読まれてない問題」は、記事を作るときに大事なことだと思うから備忘録として書いておこうと思いました。

前に、こんな投稿をしたことがあったんだけど

これってわりと、つくり手側の落とし穴なんじゃないかと思ってたりする。

この文章いいね!

…ていうのは業界人の考え方であって、本当に届けたい

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拝啓おともだちへ

拝啓おともだちへ

先日この記事↓で、SNSの公私混同問題についてぼやいてみたのだけど

ちなみに、「今日はショーパン履いた」ってどうでもいいツイートしたら今朝フォロワーさん減った。無益を通り越して足出して公害にすらなる人間です反省。

そんなことは置いといて、「このことについては後で書く!」と豪語してそのままになってたプライベートのお友達との関係性についてちょっと言いたいことがある。

早速言うと、「ありが

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自分だってナナメ読みしてるくせに

自分だってナナメ読みしてるくせに

この間、お仕事関係の人から、参考用としてとあるインタビュー記事のリンクが送られてきた。

何かコメントしなければと思った私は、ひとまず記事全体に目を通して、すごく生意気な感想を言った記憶がある。

写真がキレイじゃないとか、見出しが刺さらないとかそんな感じのこと。何様だよおい爆発しろ。

***

夜になって仕事が一息つき、バスに乗っている間に、同じ記事をもう一度読み直してみた。

そしたらなんと

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フリーライターなんて基本「浮いてる」

フリーライターなんて基本「浮いてる」

きのう久しぶりに、新卒で就職した制作会社のときにものすごくお世話になっていた女性ライターさんと飲みに行った。

その(ライターとしての)先輩は25歳で独立していて、私よりも5歳年上の、ビジュアルも申し分ないすごく可愛い方なのです。

色恋ネタが不足することがなくって、普通よりもハードでビターな恋をしてたりするので、ついつい「最近はどうなんですか?」と聞きたくなってしまう。

私を初めて「しおりん」

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