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チャレンジャーズコラム

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WEIN.TEAM 九州沖縄TEAMによるプロジェクトです! TEAM内で、九州沖縄エリアのおもしろいチャレンジを追いかけます。 一緒に紆余曲折のストーリーを楽しみながら、みん…
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#映画レビュー

1冊1000円。売店のパン何個分!?

1冊1000円。売店のパン何個分!?

1冊1000円の本。
しかも高校生が書いたもの

1000円で何ができるんだろーって考えたよね。
ファミチキ8個は買えるな〜とか
マックのハンバーガー10個は買えるな〜とか
売店のパン1週間分買えるな〜とか

全部食べ物やないかい!!!!
でもね、それぐらいのお金をみんな私の、西山の本に払ってくれてると思うと。
嬉しくて嬉しくて。
申し訳なさとかは全くなくて。

とにかく嬉しかった。
とにかく嬉し

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タイトル決めは電話で

タイトル決めは電話で

そんなこんなで感情の波を乗り越えながら書き物を終えた小田ちゃん。
ほぼ編集長西山、作家小田みたいな感じで、締め切りにおわれる毎日を過ごしておりました。
そ言えば、締切日に間に合わなくて、西山が家に来たんだけどおだ寝てて原稿渡せなかったことあったな。

リアル作家体験出来ましたね。

さて、書き終わったということで、
タイトルを決めようということになりまして。
私が候補を出したんですね。

「心温」

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感情移入、死ぬよ??

感情移入、死ぬよ??

早速私は、執筆し始めていた。

①西山に経験談を聞く
②小田が文字にする
③西山に校閲してもらう
これを延々と繰り返した。

西山は生まれてすぐ、右足が曲がっていたこと。
西山は中学校で人見知りを卒業したこと。
そして、起立性調節障害になったこと。

こいつの16年間は濃いなあ。そんなことを思いながらも、私は書き進めた。
しかし、途中で、自分に違和感を感じた

書きながら、涙がボロボロと止まらなく

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Wordを知らない作家

Wordを知らない作家

「ね、ちょっと書いてみたよ!」

そう言って、私は冒頭を書いた原稿を西山に渡した。

「え。」

西山の目は見開いていた。

「手書き・・・?」「え?手書きしかなくない?だって、書いてって言ったじゃん。」

「いや、まあ書いてと言ったけど。」

西山の口は丸く空いている。

私のなかで、「書く」という行為は、紙にペンで書く。ということであった。

「ねえ。おだ、Wordって知ってる?」西山が未来人

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「言葉で人を救う」、、ん?

「言葉で人を救う」、、ん?

「おだの言葉は人を救うよ」

わたしが西山にずっと言われてきた言葉だった。
言葉で人を救う、、とは?
はて?

自分が西山を言葉で救っていたとしても、救った本人には実感がなかった。

なぜなら思ったことをただ発しているだけだったからだ。

わたしは、そのことで、何年も悩んで苦しんできた。
思ったことを言ってしまう癖で、人を傷つけたことしかなかったから。

だから、西山の言う「おだの言葉は人を救うよ

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ドッペルゲンガーひかる

ドッペルゲンガーひかる

うちの人生を書いてよ

と言われた私。
早速、あるところに連れていれた。
博多駅のイタリアン。
「いらっしゃいませ〜」の言葉とともに店の奥から出てきたのは、アッシュグレーの髪型に地雷系メイクの少女。エプロンを腰に巻いている。

「ようっ!!ひかるっ」
声をかけたのは、西山だった。
「ようっ!!」
続いてひかると言われる少女。

私には何が何だかわからなかった。
この少女が一体誰なのか、そして二人の

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