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【呼吸の運動療法】呼吸を変えるためのアプローチの考え方と順序について!

呼吸の運動療法として、エクサイズを行うということは呼吸機能に対してもアプローチしていることになり、呼吸機能がある程度しっかり出来ないと、姿勢や動作にももろに影響を受けます。それが呼吸です。

上記にも記載していますが、、

一般的には、息を吸う時が吸気・息を吐く時が呼気といった呼吸パターンで呼吸をすると呼吸をしやすいですが、当然ですが上記の内容だけでは不十分なわけです。


今回のコラムでは、、

呼吸の運動療法など呼吸に対して介入をする際に、知っておきたい考え方やアプローチをする際の順序についてお伝えしていきます。


呼吸は後縦隔の拡張が制限される

全ての人に共通しているわけではないですが、ほとんどの方に当てはまることとして呼吸のエラーとしてはリブフレアなどによって前方に空気が抜けて、背面など後縦隔の拡張が呼吸では制限されやすい。

その解決方法として、、

まずは後縦隔を拡張する様な入力を身体に取り入れていく必要があるため、シンプルに出来る方法としては、チャイルドポーズがあります。


チャイルドポーズを取ることで…

後縦隔の拡張を促すことができるため、一般の方でもシンプルに無理なくできるセルフケア方法になります。

キャット&カウでの呼吸エクササイズ

高齢者など何らかの理由で、正座が取れない方でも四つ這い姿勢にてキャット&カウのポジションで呼吸をすることで後縦隔の拡張を促すことができます。

ただ高齢者など、胸椎部分の屈曲が強すぎる方の場合であれば頭の位置が下に下りすぎない様に軽く持ち上げる状態を作った状態で脊柱の屈曲を入れたほうが良い点や、腰椎圧迫骨折など既往歴に腰椎の屈曲運動をどんどん入れない方がいいケースであれば屈曲位を無理に取ってやるべきではない点は前提で押さえていくべきことです。


背臥位での呼吸の運動療法

チャイルドポーズより、四つ這いだし、四つ這いより背臥位の方が難易度的には上がります。支持基底面は四つ這い姿勢が1番少なく、体幹部分を空間でコントロールする必要性があるため、コントロールする観点から見たら四つ這い姿勢での動きですが、体幹前面筋群の抵抗を1番受けるのは背臥位のポジションになるため、腹筋群の持続的な収縮を入れた状態で呼吸を行うとなると背臥位が最も難易度としては上がります。


腹筋群と呼吸の運動療法

そして、腹筋群が抜けやすい状況になっていることが多いため、腹筋群に持続的な収縮が入る状況を作った状態で呼吸をすることは非常に重要です。


これが呼吸のエラーが起きやすい後縦隔を拡張していくための手段としては有効ですが、日常生活やスポーツでは決まった場面だけで呼吸ができれば良いわけではないです。


この様な呼吸パターンがある程度獲得できたあとにアプローチする様な内容や考え方を紹介します。


呼吸の運動療法を応用する

呼吸の運動療法の応用について


自分も臨床で必ずこういう考え方でアプローチをしていることがあって、、

その考え方というのが、、


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