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【腹筋群に対する運動療法】腹直筋を抑制して腹横筋・腹斜筋群にアプローチする方法を3選紹介!

今回は、腹筋群の運動療法というテーマで実際に臨床でリアルにやっていることを一部分紹介しようと思います。

腹筋群の運動療法において、腹直筋は抑制したいケースが多く、それに対して内腹斜筋・腹横筋など体幹の深層の筋群を使える状態が骨盤周囲の安定性や動作を遂行する際には重要になります。


殆どの方がやる腹筋運動

ですが、多くの方が体幹を鍛える・腹筋を使おうとした時には、必ず上体起こしの様な動きを取り入れる方が多い。

実際に、この動きでも腹筋群が使われることは間違いないですが、腹筋群の筋線維を確認したらイメージできるかと思いますが、この上記の画像の様な上体起こし運動では腹直筋をメインに使った運動になります。

腹筋群の走行について

上記の腹筋群の走行を見ても分かると思いますが、腹直筋は上下の動き(縦の動き)になるため、上体起こしの様な動きでは1番使われることは筋肉の走行を考えてもご理解頂けると思います。

では、体幹をツイストする様な動きをすれば良いのかと言われると、確かに腹斜筋や腹横筋も活動しますが、実用的な動作に活かせる腹筋群の使い方になるかと言われたら微妙なところです。


では、実際に動作に活かすために腹斜筋群・腹横筋が活動する様にするための方法を今回は3選お伝えします。


呼吸パターンを変える

呼吸のパターンを変える

まずシンプルにできる方法の1つ目としては、呼吸パターンを変えること。

呼吸パターンというのも呼気を意識した呼吸をすることで、腹部に刺激が入る状態を創ることができます。それも上体起こしをする様な動きを入れるわけではないので腹横筋や内腹斜筋などの腹斜筋群がメインとして働きやすい状態をつくることが出来ます。


手をおろした状態で呼気がしっかり出来るようになると、背臥位で手を挙上した状態で呼吸を繰り返すことで難易度を少しあげて腹筋群への収縮を促すことができます。

広背筋の柔軟性

広背筋がタイトになっている方が上肢を挙上すると、腹筋群の収縮を促したいけど、そもそも広背筋の固さによって活動できないので、まずはそういうケースであれば上肢を下制した状態から始めて、広背筋のタイトネスを解決してから上肢挙上して呼気を中心とした呼吸をすることが重要です。

呼気を中心とした呼吸も、、

息を軽く吸って、しっかり吐き切ることが重要になってくるので、呼吸全体を10割とした時には3割で吸って、7割で吐き切る。

それくらいの認識で呼吸をするだけでも腹筋群の活動を促すことができるのが方法の1つ目になります。


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