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ワクチン二回目の感想
職域接種で二回目のワクチンを受けた。
なんやかんやと言われてるけど、もう色んな事に気を使ったり使われたりする生活と早くおさらばしたいので職域接種で7月、8月でモデルナを一回ずつうけたのである。
一回目の時は左肩が筋肉痛みたいになったけど他に問題はなにも起きず、次の日には知り合いのガキんちょ達とキャッチボールしたり、ウェービーボードに乗りながらフリスビーをしたりしていた。
子ども達は接種の順番
ATM 、松屋、ドンキホーテ
東京の梅雨はいつあけるだろうか。
聞きあきた音楽。他人の演じる作り物の悲しみ。じめじめ濡れたアスファルト。中途半端にまとわりつく雨。
はしのうえから見下ろすたくさんの屋根、屋根、屋根。道行く知らない人達の顔、顔。
行き場を失った休日の行動範囲はATM、松屋、ドンキホーテ。それを永遠にループしている。
蝶には蝶道といって、蝶にしか分からない通り道があって、だからこそコンクリートジャングルでも
座敷童子に会った話し
2009年の6月頃だったと思います。
私は会社の有給を使って屋久島に旅行に行きました。
二泊三日。気軽な一人旅のつもりで、民宿は朝食付きで五千円程度の比較的リーズナブルな場所を選びました。
そこはインターネットで検索してもほぼ最上位にある人気の宿で、大きめの民家を改装した感じの、新しくて綺麗な印象の施設でした。
広い玄関に着くと明るくて感じのいい50代くらいのおかみさんが出迎えてくれて、す
夕焼けチャイムでまた明日
下校中、真っ直ぐ家まで帰れた試しはない。
いわば通学路には何かしらのイベントを発生させる目に見えない装置が溢れ返っており、それこそ隙があればとにかく遊ぶ、という発想だった。
友達と荷物持ちじゃんけんをしてみたり、意味もなく野良猫を追いかけて引っ掻かれたり、知らない家の軒先にある珍しい観葉植物を千切って怒られてみたり。
学校の近くに、不思議な玩具を売るおじさんがいつもいて、それはガラス細工のよ
「孤独な魂」を見て思った事
5/11
ベッドに寝そべりながら清宮質文の作品集を見ていたら、孤独な魂という作品が出てきた。
薄いやみの中、一つ目だけがぼんやり開いている。
白目の部分は褐色に濁り、黒目の部分は何かを見ているようでなにも見ていない。
あぁ、そういえばそうだと思った。
孤独とはこうなのだ。
誰とも真剣に関わる気が起きず、気づけば自意識だけが異形にふくれあがる。
全てが飽和され透明になってしまって、もはや他
僕と耳鼻科とキツネちゃん
物心がついた頃には発症していたので、花粉症との付き合いはもう二十年以上になる。
僕が幼稚園くらいの頃、花粉症というものはまだ世間ではまだまだ認知度が低く、四六時中くしゃみをしたり目を痒そうに掻く僕を母は川沿いにあった耳鼻科によく連れて行った。
耳鼻科。今でも好きになれない言葉の響きである。
診療室に入ると、無表情な感じの年寄りの先生がいて、黄色い塗り薬の付着したやけに長い綿棒みたいなものを鼻