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説得するなら主観を捨てて客観的事実を集めることから始めよう!

主観的な主張だけで仕事をすると、うまく回らない場合が圧倒的に増えてしまいます。

主観だけの主張は喧嘩になってしまいます。

説得して、周りの人に仲間になってもらうためには『客観的視点』を大切にしなければいけません。

Aさんという隣の課のメンバーとのやり取りで大きく実感しました。

Aさんから受けた相談とアドバイス

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普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

先日の記事で隣の部署のAさんから相談を受け、課題解決のお手伝いをした話を投稿しました。
(先日の投稿を読まずとも意味が分かるように今日の記事を書きます)

概要をざっくり書けばこんな感じです。

・あるシステムを導入するとAさんの作業時間が激減することが分かった
・そのシステム導入を進めたいのだが、同じ課に反対派もいるので困った

この困りごと解決のために『反対派の人にもメリットが出る形を提示できる状態を目指しましょう』とアドバイスしました。

ここまでが先日の記事の話。

Aさんに授けたアクション

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反対派の人が嫌がっていること(デメリットになること)は何か?をよく考えて、それを最小化する。

そのうえで反対派の人にも恩恵(メリット)が提案できるように考える。

このアクションを具体化するべく、まずは社内の詳しい部署にこのシステムについてヒアリングすることにしました

このヒアリングに対する前準備としてAさんにこんなアドバイスをしました。

この機会を無駄にしないために、この場で我々が知りたいと思っていることを明確にしてヒアリングする相手に伝えておきましょう。
メールの文章で相手に伝えてもいいし、パワーポイントにまとめても構いません。
ただし、相手に送る前に僕に見せてください。

真面目なAさんは早速作業にとりかかり、ほどなくしてパワーポイント資料を送ってきてくれました。

『説得』と『喧嘩』は違う

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Aさんから送られてきた資料を開封すると、こんな感じになっていました。

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これは僕の指示通り『Aさんが知りたい事』には間違いありません。

でもあまりに感情が出すぎています。

主観で語りすぎると、その主張が正しい場合でも『あいつワガママ言ってるな』と思われてしまい反対されることすらあります。

Aさんは『説得』『喧嘩』の違いが感覚的につかめていないようでした。

喧嘩の結果は屈服です。不満が残ります。
説得の結果は合意です。不満は残りません。

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人を巻き込んで仕事をする場合、大事なのは全員を味方にすることです。

屈服させて奴隷にする事ではありません。

説得に使う最強アイテムは『客観的事実』

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説得に使える最強アイテムは『客観的事実』です。

主観的な視点でなく、客観的に誰が見ても正しいと言える事実を並べて説得する。

これが対立構造を解消する唯一の方法でなのです。

これらをAさんに説明したうえで先ほどの資料を修正するように依頼しました。

幸いなことに指導の意図をしっかり組んでくれたAさんの資料は格段に良くなっていました。

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指導の結果が素直に反映されているのを見ると嬉しくなりますね。

客観的事実を収集するための準備はこれでよさそうです。

まとめ

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今日は仕事をするうえでの客観視点の重要性について書きました。

簡単にまとめるとこんな感じです。

・主観的な主張はワガママと取られてしまうこともある
・目指すべきは『喧嘩』ではなく『説得』
・喧嘩の先には屈服しかないが、説得の先には合意がある
・説得の最強アイテムは客観的事実
・客観的事実を集めて主張を構成しよう


こちらの記事は似たテーマの記事を集めた『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。

大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。

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