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「みんなそう言ってますよ!」 "みんな構文"に出会ったときの応対方法

「みんなそう言っている」
このように主張されたことはないだろうか?


この"みんな構文"を言い換えると、

「わたしだけでなく他の人も言っているんだから、大多数の意見として取り扱いなさい」

と言うことになるのだろう。
目的は主張の箔付けによる心理的圧迫だと思う。


受け取る側は困惑する。
情報が欠けているからだ。


このパターンに慣れてない人は、漠然と「みんなそう思ってるんだ」と受け止めてしまうかもしれない。

だが少し待ってほしい。
話を受け止める前に確認すべき点がある。


・"みんな"とは何人なのか。
・誰が言っているのか。
・本当なのか。


話をしてきた人に直接、具体的に聞いてみてほしい。

「みんなというのは、具体的には誰のことですか?」
「何人が言っているんですか?」

僕の経験的には、答えられる人は多くはない。
だいたい返答は2パターンに分けられる。

言い淀む。
もしくは3,4人の名前を挙げる。


もし具体的な名前を挙げてきたようであれば、聞いてみよう。

「直接僕からその人に意見を聞いてみていいですか?その際はあなたがその人の意見を代弁していたことも伝えます」と。

そこで拒否してくるようであれば、ふっかけて来ている可能性もある。
大方自分に都合の良い返答を、意図的に引き出しているのであろう。


どのように対応するかは、このように具体的な事実を集めてから判断することを勧めたい。「代弁者」を名乗る彼女/彼らが正しいことを言っているという確証はない。

そして例え"みんな"がそう言っていたとしても、それに対応する必要性自体がないこともある。


"みんな構文"は幼稚性の表れだ。
自分の発言に根拠を持ち、論理的に物事を伝えられる人には必要がない。

ふと使ってしまうことがある人は、勇気を出して言ってみよう。
「これはわたしの意見です」と。

他の誰が同じ意見を持っていたとしても関係ない。
自分が良いと思うのであればそのまま伝えよう。
うまく伝えられなかったとしても、論拠が乏しかったとしても、自分の意見を価値のあるものだと捉えてくれる人は絶対存在する。


そして"みんな構文"を使ってくる人に出会ったら伝えてほしい。
「"あなた"がどう思っているかを教えてください」


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しめじ
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