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デザイナー日記

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#D44

恩は返さない

「応援をする」という行動に含まれる
・応援してあげている
・恩を売った
・こんなによくしてあげてる
・やってあげている
というニュアンスが苦手だという話を聞いた。

たしかに、「応援をする」には
そういったものが入ってしまうことは
多いな、と思う。とても多い。

でも、個人的には
「応援をする」は応援した段階で完結してる。
そう考えている。
「応援をする」っていうのは
応援したいからするのであって

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ないものには気付きにくい

以前、専門学校の講師として
デザインを学生に伝えていた頃
正直いうと、ずっと不安があった。

やっぱり、持ってるものしか渡せない。
知ってるものしか伝えられない。
体感していることしか、教えられない。

僕はデザインを体系的に学んでこなかったから
現場で身につけたものがほとんどだったから
経験や感覚としては身についていても
それを人に伝えるのに
言語化ができていなかった。

自分が経験として身につ

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失敗も成長

成功を何かを成し遂げた結果とすると
諦めない限りは
今は、常に成功に向かう
大いなる途上なんじゃないかと思っている。

そうすると
小さなステップが前に進む(成功)だろうが
思ったように進めない(失敗)だろうが
経験できたことが、もう成長になる。

何かに挑戦して
それが失敗でも成功でも
新しいことを経験できたというデータを得られる。

なので、結果が思う通りにならない失敗も
失敗を経験できた、と

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目と手

デザインを…今回は見た目の話なので、ビジュアルを作るのに伸ばす能力は2つあって、それは「目」と「手」に分かれる。

料理にたとえるとわかりやすい。料理なら「舌」と「手」。どんなに「手=調理技術」がすぐれていても、「舌=味をわかること」が伴っていないと、おいしい料理は作れない。逆に「舌」だけだと、批評はできても、料理人にはなれない。

ビジュアルも、作る技術の「手」と、それがどのように見えるかを測る

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離れると見える

専門的な分野を持つとその能力が高まる。
僕の場合であれば、デザイン。
知識もつく、経験を重ねる、技術も身についていく。
どんどんその分野が重要に感じるし
その力を偉大にも感じてしまう。
僕も時折、デザインに万能感を感じてしまうこともある。

   …実際、デザインはかなり様々なものに関われる
    とてもパワーのあるものだとは思うけれど。

ただ、その分野の中だけで考えてしまうことも増える。

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インタビューする

僕は人と一緒に時間を過ごすのが苦手だった。
会話が続かなかったらどうしよう、とか
面白くないと思われるのが嫌だとか
人見知りだから、とか。

いまは、少しづつ変わってきていると思うけれど
苦手な理由って
こうして並べると
全部、自分のことばかり見ていたな、って思う。

初対面でも緊張しない方たちもいて
そいう方たちの共通点を見つけた。
 (もちろんすごく相性が合った、
  という場合もあるけれど

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