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#フリーランス
対立構造をつくっても日本の研究環境はよくならない
NHKの『日曜討論』を見ました。テーマは「どうする“研究力低下” これからの大学は」。ちょうど2週間前に書いたnoteの内容に直結するテーマだから、早起きして見ました。
番組は9月17日までNHK+で視聴できます。
個人的に驚いたのが、経済財政諮問会議の議員の方が、「以前は運営交付金を国立大学に幅広く支給していて私立大学もサポートしていたから競争力の差が生まれにくかった、だから選択と集中を始め
大学入学共通テスト「生物基礎」を解いてみよう——教科書をちゃんと読もうねという話
週末は大学入学共通テストが開催されました。生物系のサイエンスライターだし、せっかくなので生物科目の問題を解いてみることにしました。果たしてサイエンスライターと名乗るにふさわしい点数を獲得することができるのか!?(センター試験時代から12年連続使っている文章のコピペ)
文系志望が解く生物基礎この記事では、まず「生物基礎」にチャレンジします。この科目を選択するのは、文系学部志望の受験生です。
生物
【2022年ノーベル生理学・医学賞】3行と300字で簡単に、4600文で詳しくわかる解説
2021年のノーベル生理学・医学賞は、ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所所長・沖縄科学技術大学院大学(OIST)教授のスヴァンテ・ペーボ氏(Svante Pääbo)に授与されることが発表されました。
受賞理由は「絶滅したヒト族のゲノムと、ヒトの進化に関する発見(for his discoveries concerning the genomes of extinct hominins
『ニュートン2022年5月号』で記事を書きました、とそのリファレンス
『ニュートン2022年5月号』で「合成生物学はここまで来た」を書きました。
合成生物学っていう言葉は聞き慣れないと思いますが、この記事では「ゲノムを人工的に作って思い通りの性質をもつ細胞や組織をつくること」というスタンスで書きました。実際のところ、合成生物学って定義があるようなないような、ちょっとバズワードっぽくなっているのが事実です。
とはいえ、試し読みのところにもあるように、ゲノム編集(特