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完全なるプライベート部屋

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デザインにも酒場にも属さない個人的おはなし。
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#神戸

「似ている」ことよりも、他にない「リアル」へ

「似ている」ことよりも、他にない「リアル」へ

夜は少し寒くなったが、週末は12月並みの気温らしい。大抵季節の名の付いた祝日は実感のない気候の多い、四季を感じられない日本だ。

学生時代に母親の知人のおばさんから「志賀さんとこのボン(ええとこの子ではない)若い頃の橋幸夫に似てはるわぁ」と言われたことがある。これはとりあえずおばさんのアイドルを思い付いたのであって、褒め言葉だと思いたいが、他人は自分が思うソレとは違う印象を勝手に持つものである。

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若者に気づかされたこと。

若者に気づかされたこと。

もう6月になろうというのに、涼しいのか暑いのか、よくわからない天候である。とりあえず、扇風機とサーキュレーターを準備した。そして、エアコンのフィルター掃除、冷房のテストを終えた。

ラグビーワールドカップ2023は、フランスで9月8日に始まる。2019年の日本大会は9月20日が開会式だったから少し長い、至極楽しみな時間である。日本代表と候補が選出され、いよいよ醸成の時が来た。

そこに選ばれた男が

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選挙、ふと思ったこと。まぁこれは俯瞰という雑観。

選挙、ふと思ったこと。まぁこれは俯瞰という雑観。

月曜日。朝方マスターズゴルフ最終日を観て、予定のなくなったその日中はかなり寝た。おかげで体はスッキリするが、一日が短くなるという強迫観念を抱きつつ、新しい今週、夜は三宮加納町に向かった。

しかし、9日の統一地方選挙は悲喜交々でしたね。
神戸だけでなくいろんな場所で、知人の当選、落選がありました。

まぁ僕のスタンスはずっとシンプルです。取り巻きになるよりは、その個人を応援し続けたい。このスタンス

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その昔の勘違い

その昔の勘違い

店が静かな時間になって書いている。近頃の天候のように落差の激しい酒場だ。最終電車が早くなり、コロナ禍のリズムか夜も早くなったように思う。深夜は大人の街ではなく若者で溢れ(酒場でゆっくり飲むタイプではなく)、生田新道に蔓延る「呼び込み」も若い。そのうち、夜が強いはずだった大人も、このマチに戻ってくると信じて今日も加納町の店に立つ。

そんな中、SNSを見た。同い年の知人が「バターナイフでバターを切る

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この夏が特別な日になる。

この夏が特別な日になる。

当たり前に暑い8月2日。東京五輪の画面から蝉の声が聞こえる。自宅の外のそれとも重なって、時差のない祭典を近くした。オリンピックスタジアム、国立競技場の観客が入っているかのように見えるデザインが、あらかじめ無観客を思って作られたんじゃないかと勘繰るほどに、トリックアートを見ているかのように映る。答えは知らない。わからないことは誰にでもある。神戸と東京の蝉はどこか違うのだろうか?知らないとはそんなもの

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【僕がなぜ店を始めようと思ったのか】

【僕がなぜ店を始めようと思ったのか】

コロナ禍。緊急事態宣言の延期が決まってまだ落ち着かない日々。20時過ぎても営業している店に対し、とうとうマチにビラまで配る自粛警察が出たと聞いた。どっちもどっちだが、飲食業界は確かに助けられている。そこを羨み妬ましく思う声もあるだろう。ただ諸手を挙げて喜んでいる暇はない。我々を救ってくれるのは、日々の来訪者からの対価が本分。組織に守られる立場でもない。肝に銘じ、一瞬でも店に立てる喜びを噛み締める。

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コロナと神戸、年の瀬にわかったこと

コロナと神戸、年の瀬にわかったこと

日曜日。えげつない寒波を前に、休まず大晦日まで店に立つことにした。東京や大阪、京都などのように政府の決定を待たずして首長が決断したことに関しては羨ましく思う。良くも悪くも潔い方が判断がつく。兵庫県は未だはっきりしない。リーダーの揺るぎない一言って大きいよ。ラグビーやってた時と同じで、着いていこう、決め事を守ろうって思えるし。

無論今年はいつもと違う。大掃除のエンジンは掛かりにくいし、体感の季節感

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【コロナ禍、反対思考のマイノリティ】

【コロナ禍、反対思考のマイノリティ】

雨の降る金曜夜。寒いのか暑いのか、人が多いのか少ないのか、その辺がよくわからないこの頃である。今年いっぱいで撤退の東急ハンズ跡地がどうなるのかとか、駅前建設中の100m級阪急会館ビルの竣工時期が延びたとか、三宮再開発の一部が白紙になったとか、神戸の今はそんな曖昧が目立つ。

コロナ国内感染者数増大に伴い、東京大阪札幌などで飲食店時短営業要請。厳密に言えば生活インフラに必要な食事のできる飲食店に加え

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【 下着はプライベートに左右される 】

【 下着はプライベートに左右される 】

日本はもう何年も前から一度に降る雨の量が極端に多くなった国だ。ただ、昔仕事でいた石垣島の、スコール後のカラッとした晴れ間とは明らかに違う。梅雨の合間は雨降らずともどんよりのまま何かと蒸し暑い。

「あーっ、可愛い下着見つけたっ!」

この言葉を発するのに男性の顔はほぼ浮かばない。そもそも女性意識を持つ人々の「カワイイ」など理解できるものではない。フォルムなのか色なのか、はたまたキャラかアップリケ(

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なくしてはいけないモノたち。

なくしてはいけないモノたち。

ニュースになってる。

とうとう逮捕者が出始めた。休業要請を受けて給付金申請したのに、密かに営業していた店の詐欺検挙が後追いで始まっている。これは想像の範疇だが、いずれにせよ正直者が馬鹿を見る世界であってはならない。

「どうせそこまで細かくバレないでしょ」「ナンダカンダ言ってもみんなやってるから」無責任な行動が判った時、崩れ去るモノ、その代償は大きい。店に立つ者の姿勢に客層ができる。コロナ前も後

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【 そろそろ目に見えないストレスを感じてくるコロナ】

【 そろそろ目に見えないストレスを感じてくるコロナ】

今回は、愚痴を書いてしまう僕をお許しください。 

14日。いよいよ自粛解除の雰囲気が出始めましたね。久しぶりの明るい話題です。飲食店が22時まで開けられるようになったら、活気は少しずつ段階的に戻ってくるでしょう。19時までの酒類販売から21時になるのかな?健全なマチの飲み食いが恋しい。大阪に足並みをそろえる15日に期待。

ただ、僕は引き続き休業要請延長の対象となった「遊興施設」バーです。勘違い

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最近、何してる?そして無観客酒場再開

最近、何してる?そして無観客酒場再開

11日月曜日。日中は気温が上がり、買い物やアウトドア、飲食にも最高の季節となった。が、当然ステイホーム。まぁまぁ歯がゆい日々は続く。

自宅のある塩屋の浜にワイン持って寝転んだり、近くに住む仲間の家に少しお邪魔したりして、一時コロナの騒動を忘れる時間を持てたのは良かった。何も特別なことはしていないのに、これまでと比べると明らかに違う。翌日いつもの仕事に就くことは叶わない。当たり前の日常が恋しくもあ

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その先の笑顔へ、また違う新たな仕掛け

その先の笑顔へ、また違う新たな仕掛け

15日水曜日。夜になってからマスクをして、できるだけ人に会わないように車で加納町にまっしぐら。兵庫県のバー休業要請を受けて、5月6日まで閉めることを決めた。なぜかキャバレー、ナイトクラブ、ダンスホールと同じにされてるバーである。苦渋の決断。震災の時とは違ってマチは普通にインフラが機能し食事もできるのに、店に立てないのはかなり虚しく寂しい。

万が一のため、扉には5月6日まで休業の張り紙をした。あく

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【 過去の体験をチカラに変えてみる 】

【 過去の体験をチカラに変えてみる 】

週末土曜日の夜。ネオンも車も少ない三宮を通り過ぎコイン駐車場へ。いつもより空いていて入れやすいパーキングに助かるが、深夜の治安は気になるところである。震災の時もそうだった。この時期によくもまぁそんなことを思いつき(頭の中にある人はいるとしても)実行に移す火事場泥棒のような悪知恵を働かせる輩がいる。罰は当然「堕ちた」人生を歩むことになる。

どこか、今の状況は1995年の神戸の震災と似ている部分もあ

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