千葉雅也「デッドライン」---「僕が君だとしたら?」
私の心の支えとなっていている哲学者・國分功一郎先生の盟友、千葉雅也さんについて、最初は「よくツイッターをやっている人だ」「ギャル男の髪型を維持することで文化を継いでいるらしい」くらいの印象しかなかったが、その後現代思想入門、勉強の哲学、アメリカ紀行、意味のない無意味...と読み進めていくうちにそのリベラルさに感嘆とするようになった。どこまでもわかりやすく、哲学や概念の「型」が分かり、日常生活に応用が効く。料理を作ったことがない人に料理を教えるように、運動をしたことがない人に運