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作ることと学ぶことと前に出ること


最近あんまりライブをできていないし、最近あんまりトークショーもしてないし、表に立つ、みたいなことと離れた生活をしていた。
去年夏からのアルバム制作。終わったらHSKと言う中国語検定の勉強。
大学で作曲やピアノのレッスンがあったが、それのどれもが自分の自分性みたいなものと切り離されている行事だった。

作ること---曲を作ることと「アルバムを作る」ということも微妙にズレがある。

一曲を完成させるために編曲を頼み編曲者と息を合わせながら他のパートの楽器演奏者にも連絡を取り、プリプロと言って前段階の録りをして実際にレコーディングするのはなんというか、どうなっても結局レコーディングスタジオに行けばなんとかなっちゃう、なんとかするしかない…というのがあるからすごい楽しい。レコーディングしてる時は生きてる感じがして楽しい。

アルバムという軸で考えると事務的なことが挟まってくるし、テーマ設定を考えることそれをやり遂げるために芯をブレさせないこと、それにあたって人と関わること---柔軟性とブレなさ---のバランスによって「アルバム」が成り立つ。ような気がしている。

それらと表に出ることは...何にも関係がない!!!!!

曲を作ってる時に、一旦大きいステージで歌っている自分を想像してみることはある。大きいステージで歌う時にここがもうちょっと派手な方がいいんじゃないか?とか思うような時もある。けれど、目の前の音に集中して5分(最近の私の曲は3分とか)を一瞬も隙のないものにしたいと願うことの方が比重は大きい。ナンバーガールのフェス映像とかを見て気合い入れたりするけどあれもフェスでやる用に作った曲ではなく作った曲をフェスでやることになっただけだと思う。。。
そんなこんなで、最近は久しぶりにレコ発に向けて「表に立つ」モードに自分を切り替えているような感覚がある。

そしてそれが、「忘れてた♪」ということの連続で結構大変である。

まず、やっぱり表に立つといろんなエゴが発生し、そして心の向きを内側や目の前から外側や全体に広げる、ということが必要になる、と考えている。
今日個人練習に入って、自分の曲を歌ってみたんだけどマジで全然歌えず、昔習っていたボイストレーニングの方法を使って歌ってみることにした、らいろんなことを思い出した。
ただ歌うじゃなくて、腹から声出す。届くように鼻腔を広げる。豊かに歌う。リズムを取る。
レコーディング用の歌じゃなくて、人に聞いてほしいという歌。そのモードに自分が長らく入っていなかったなと気がつく。

ギターが余裕で弾けないと歌に集中できない。ギターって重くて肩がギュッと閉まるから、自由に歌えないし喉も閉まるような気がする。どうしてバンドマンたちはみんなあんなに軽そうにギター持ってるんだ!
私も絶対ロックスターになりたい。でも中国語も勉強したい。勉強は楽しい。でも勉強と表に出ることの互換性がなんか薄くて、そのどっちもをできるようなバランス感を持てることがいいことなのかもわかんない!

ただ、だんだん取り戻してきたのでレコ発は大丈夫と思います。テンション上げすぎないようにしないとテンション上がりすぎちゃうから気をつけます。

マジでめちゃくちゃバランス難しいしバンドマンはみんなすごい!勉強もできてバンドもできる人になりたいです!
雑感でした

柴野

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