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上半期振り返り

あんまり何もできない日々が続いている。
今年の上半期は、悪い意味でいろんなことを諦めそうになっていた自分がいた。

1月にアルバム「いつでも」を出してリリースイベントを3月にした。そのライブが自分の中でかなり納得のいくライブで、すごく満足感があった。
だけどその完成度をもっとたくさんの人に見てほしかったと思った。去年自主企画をたくさんして、学生にも見てもらって、その通過儀礼を経て自分の中では自分がフロントマンなんだと、自分はロックをやっていくんだという自覚がすごく芽生えた。
そのままの勢いでライブをたくさんできたらよかったけど、サポートメンバーでたくさんライブをすることは現実的じゃないし、バンドを組むということも怖い。それにメンバーも見つかってないし。

同級生と久しぶりに会ったら目が完全に死んでいた。これが社会と接近することなのかと感じた。

なんの社会にも接してない私は、大学院進学を考えて研究計画書を作成したりゼミ見学に行ったりしていた。勉強はいい、人気商売じゃなくてやった分だけやったことが返ってくる感覚がある。安心したかった。何かが自分のためになっていると思いたかった。

自分とか人生とか社会とかに諦めずにやっていこう、という曲を最近は多く書いている。自分を鼓舞している。大丈夫だと誰かに言ってもらいたいけど、とりあえず自分で言うことにしている。大丈夫、思った通りになる。

kiwanoさんというシンガーソングライターの友達とお茶させてもらったら、自分が感じている苦しさみたいなものがかなり救われてすごく楽しかった。自分は不器用だということを思い出した。あんまり色々やってできるタイプではないし、継続しているうちに心がすぐ折れてしまうし、SNSもよくわかっていない、今でも。

ただやっぱり何かしたくて、ていうかやっぱり諦めたくなくて、そもそも社会とかわかんないし、楽しい世界を作っていく方に注力したいよね、と思ったので台湾向けのtik tokを始めた。台湾のロックが好きで、台湾で音楽がしたくて、留学と言う手段を選んだから。絶対毎日動画をあげている。ライブやるよりは簡単だよね、と自分に言い聞かせている。

なんの手応えもない日々の中で、自分が長く音楽活動をしていることだけが支えになっている。それはきっと間違いではなく、思った通りの25歳になれていなかったとしても、やっぱり続けて良かったとさらに思える未来にしていきたい。

今やりたいことはバンドと間借りカレー屋さんと、あと絵を描いてみたい。色々試したから、もうこれに絞ってもいいんじゃないか、と思えるところにようやく辿り着いた。
留学もすごく楽しみ。自分の知らないところに行ってみたいと前から思っていた。中国語も楽しい、はっきりしているから。はっきりしていることでストレスが全くない。いろんなしがらみから抜けて、自由になれたらいいなと思う。

「いつでも」の中国語版を録音したらめっちゃ中国語ハマってて笑ってしまった。オルタナティブロック、中国語の方が座りがいい感じがする。来月には出したい。出たら聞いてください。

柴野

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