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アーユルヴェーダ

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#インド哲学

満足を得るには

満足を得るには
何者かになろうとしたり、
何かを得ようとして、

常に何かを追い求めていないと
気が済まないのが私たちなんだと思います。

でも、実際は
その者になったとしても、
それを手に入れたとしても、

一時の満足感があるだけで、
またすぐに、

「足りない」
「もっともっと」と

なるのが私たちです。

それも全部わかっているのに、
同じことを繰り返しているのも
私たちです。

外側になに

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人間と動物・植物の違い

アーユルヴェーダでは、
自然に起きては消えていく
あらゆる自然現象を

ヴァータ(風)
ピッタ(火)
カパ(水)

の3つの要素を使って説明しています。

ヴァータ(風)は「動き」を起こす要素。
たとえば、
筋肉の運動や
体内に入った食物の流れ、神経の伝達、
心の動き、などなどは
すべてヴァータがつかさどっていると説いています。

ピッタ(火)は「変化」を起こさせる要素。
食物を消化、吸収する働き

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更年期こそ気を楽に

年間を通して
更年期障害の症状を
訴える方は少なくありません。

「更年期」は
すべての人が迎えますが、
全員が
「更年期障害」になるわけではありません、

自分でできる予防やケアは
「そろそろかな」と思った時に
始めておきたいものです。

30代から
女性ホルモン(エストロゲン)は
減少し始めますが、
急激に減少するのが40代〜50代にかけて。

規則的だった月経周期が不規則になって
やがて閉経

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「求める」をやめた時、向こうからやってくる

インド独立の父である
ガンジーも、常に持ち歩いて、

生きる指針にしていたインドの聖典
「バガヴァット・ギータ」。

私もバガヴァット・ギーターを読み始めて
10年以上、経ちますが、
読むたびに、違うものを受け取ります。

バガヴァット・ギータは、
主人公アルジュナと導き手である神クリシュナとの
対話形式で構成されていますが、

本の表紙には、

「ひとは社会人たることを放棄することなく
現世の義

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病気が発症するまでの6段階②

病気が発症するまでの6段階①では

病気発症の
第一段階の「蓄積」から
第二段階の「悪化」までを書きました。

私たち現代人は
いつも身体や心のどこかしらに
違和感を感じていているもので、

これくらいの
ちょっとした不調くらいでは
生活習慣を変えなかったりします(笑)

そうして、わかっているのに
不摂生をやめなかったり、

外界からのウィルスなどが
自然治癒力の力を上回ってしまうと、

今度は

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免疫力を上げるにはオージャスを増やす

私たちの免疫力の高さ
抵抗力の強さは、
オージャス(生命活力)がどの程度あるかで
決まってきます。

オージャス(生命活力)で溢れている人は
免疫力が高く、
細菌やウィルスに対する抵抗力が強く、
また、ストレスなどにも強くなります。

オージャス(生命活力)に溢れている人は、
元気で、輝いていて、
生き生きとしていますから、
一緒にその場にいるだけで、元気になります。

ご自分の周りにも
そんな人

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上手に宿命を受け入れていく

私たち人間の祖先は
単細胞だったと言われています。

単細胞の染色体は円だったので、
いくらでも細胞分裂ができるため、
その命は、永遠のもの。

今でも
ミドリムシやゾウリムシ、
クロレラなどなそうですが、

あるときから人間は、
今の2つの染色体を掛け合わせた
XX,XYにすることを選びました。

そうすることによって、
染色体の先に 
何回細胞分裂したかを
カウントする「テロメア」という部分が

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インドでのコロナウィルス対策

昨日の
「免疫力を上げてコロナウィルス対策を」
につづいて、
インドでのコロナウィルス対策について

インドのアーユルヴェーダ省が

ホメオパシー
アーユルヴェーダ
ユナニ医学は

新型コロナウィルスの予防に有効、ということで
専門顧問を設置すること決めました。

https://www.financialexpress.com/lifestyle/health/coronavirus-treat

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免疫力を上げてコロナウィルス予防を

コロナウィルス、気になるニュースが
毎日入ってきますね。

今年は
オリンピックもありますし、
コロナウィルスだけでなく、
新種のウィルスがどんどん入ってくるように
おもいますね。

予防するにも限界がありますから
ひとりひとりが
感染しない自分の身体づくりをしておくことが
やはり大切になります。

免疫のシステムは、
自律神経と関係しています。

免疫の中心を担っている
「白血球」ですが、
自律

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人間だけが目指せる場所

人間以外の生物、
動物は自由意志を持たないと
いわれています。

自然の摂理に沿って生きていますから、
自由意志もなく、迷いもなく
迷いがないので、悩みや後悔もありません。

これが他の動物と人間との大きな違いですね。

生物や動物は、迷わないし、悩まない、

人間は自由意志があるから迷って、悩みます。

こうやって考えると
生物や他の動物がうらやましくも思えますが(笑)

でも、迷って、悩むから

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今の「気分」と「思考」に気づく

私たちは日々、意識していないと、
悪い方へ悪い方へ
否定的な方へ、否定的な方へ
ものごとを考えてしまいます。

ぼ~っ、と
思考のなすがままにしていたら、
目の前で起きる物事を
悪い方に悪い方に捉えてしまい、

「なんで私の毎日は大変なことばかり起きるの?!」
となってしまう、ということですね。

私たちが体験する出来事は、
自分の内側を映し出したものですが、
普段の生活の中では
私たちはなかなか

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音と病気の関係

この宇宙に存在するすべてのものは、
固有の振動数を持っています。

38兆個と言われる
私たちの細胞も
臓器も骨も血液も、
固有の振動数を持っています。

それらの振動数が共振して、
調和されているときはすべてのものが
スムーズに循環して
健康でいられますが、

何かの不具合で振動数が狂って
不調和を起こすと、
心身に不具合が生じてきます。

これらの病気を今は
薬や手術などで治療していますが、

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お白湯をちびちび飲む

アーユルヴェーダの
古典医学書である
チャラカサンヒターには

「生命に命を与える食物も、
不適切に取り入れたならば害をなし、

生命に害となるはずの毒物も、
適切に用いられたならば
不老長寿の妙薬となる」

とあります。

私たちは
ついつい食べ過ぎてしまったり、
今の自分には必要ないと思いつつも
食べてしまったり
することがあります。

そんな時には、
なんとなく身体が重たくなったり、
気分が

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最終ゴールを忘れない

アーユルヴェーダやヨガ、
瞑想やインド哲学、禅などなどによって
自分を深く知った人は、
自分であること以外に幸せの条件を求めません。

自分を深く知った人は、

幸せになるために、
何かを買ったり、
手に入れたり、
どこかへ行ったり、
何かを成し遂げようとしたり、
何かを達成する必要がないことを
知っています。

今のそのままの自分を認めて、
周りの人や世界を信頼して、

身体と心の力を抜いて、

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