病気が発症するまでの6段階②

病気が発症するまでの6段階①では

病気発症の
第一段階の「蓄積」から
第二段階の「悪化」までを書きました。


私たち現代人は
いつも身体や心のどこかしらに
違和感を感じていているもので、

これくらいの
ちょっとした不調くらいでは
生活習慣を変えなかったりします(笑)


そうして、わかっているのに
不摂生をやめなかったり、

外界からのウィルスなどが
自然治癒力の力を上回ってしまうと、

今度は「悪化」
したドーシャが体内に広がっていきます。


これが病気の第三段階で
「プラサラ(拡散)」といいます。


たとえば、
ヴァータがさらに上にあがってしまうと
息苦しさや、肩こりとして感じられたり、

ピッタが上に移動すると、
胸やけや吐き気、目の充血、めまいなどの
症状となってでてきます。

逆にピッタが下の方に移動した場合は
下痢になったりします。

また、
カパが上に移動すると、
咳や鼻水、鼻づまりを引き起こします。


こうしてドーシャは上に下に、
横に、斜めにと
体内の弱った場所に拡散して、
そこで定着しようとします。

これが
病気の第四段階の
「スターナ・サンスラヤ(定着)」になります。


ここでもさらに適切な対処をしておかないと
「定着」したドーシャは

組織を傷つけて、
各器官が正常な働きができなくなります。


ここで、
病気が発症します。

これが病気の第五段階
「ヴィヤクティ(発症)」といいます。


だいたい多くの人が
この時点でようやく
病院にかけこんだり、
対処をしようとします。


この時点で
第五段階まですすんでいますから、
ドーシャバランスを正常に戻すにも
それなりに時間がかかりますね。

そして病気の最終段階は
「ベーダ(慢性化)」になります。

特定の場所で
常に発症し続けている状態ですね。

慢性化、慢性病、といわれるものです。

以上の

蓄積⇒悪化⇒拡散⇒定着⇒発症⇒慢性化

この六段階が
病気発症のしくみになります。

こうして見てみると、
私たちの身体や心は急に病気になるのではなく、

表に出てきたときには
すでに第五段階である、ということですね。

せめて
第3、第4の段階で気づいて、
バランスがとれるように
いつも自分の身体や心をチェックしておきたいですね。


病気は急に発症するものではなく、
段階的に発症して、
常に私たちに信号を出している

当たり前のことですが、
ついつい忘れてしまいがちなので
気を付けたいですね!

今日は冷たい風が吹いた1日でしたね、
どうぞ暖かくしておやすみください。

明日も穏やかで素敵な1日を!

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(write by アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon)

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