上手に宿命を受け入れていく

私たち人間の祖先は
単細胞だったと言われています。

単細胞の染色体は円だったので、
いくらでも細胞分裂ができるため、
その命は、永遠のもの。

今でも
ミドリムシやゾウリムシ、
クロレラなどなそうですが、

あるときから人間は、
今の2つの染色体を掛け合わせた
XX,XYにすることを選びました。


そうすることによって、
染色体の先に 
何回細胞分裂したかを
カウントする「テロメア」という部分ができて、
その命は、永遠ではなくなり、
「老い」と「死」が誕生しました。


そこから人間の
四苦「生老病死」
がはじまったといわれています。

さらに
この人間の受け入れがたい
四苦を受け入れるために

アーユルヴェーダが生まれ、
ヨガが生まれ、
いろいろな宗教が出てきました。


なぜ、
人間の祖先が、
病気や老いる苦しみを受け入れてまでも、
今の染色体になることを選んだのか。


それは、
単細胞の同じ染色体では、
環境変化が起きた時に、
一斉に死んでしまうから。


突然の環境の変化が起きても、
私たち人間が生き残れるよう

みなそれぞれが違う
細胞、遺伝子、性質、性格を
もって生きていく道を選ぶことになりました。


つまりは
私たちはみんな違って良いですし、
違って当たり前、
違うことが正解、
ということになります。


わざわざ人と違って
生まれてきているのですから、
他人と比べること自体が
ナンセンスということがよくわかりますし、

みんなと一緒が、
窮屈で不自然に感じるのは
人間として当然の反応ということも分かります。


「生老病死」についても同じで

生きる苦しみ、
老いることへの不安、
病気への怖れ、
死ぬことへの恐怖、

これらを感じることは当然ということも
わかります。

人との違いや、
生老病死の四苦は人間の宿命。

そんな
人間がが生きていく上で
どうしても避けられない宿命を

避けよう、避けようとするのではなく
上手に受け入れながら生きていくこと。

避けたり、逃げようとすると
余計に苦しくなりますから(笑)


そのために
アーユルヴェーダでも
ヨガでも瞑想でも
仏教の教えでも聖典でも聖書でも
なんでもよいと思います、

私たちが宿命を受け入れながら
今を心地よく安心して生きていく上で
それらは役にたってくれると
思います

(write by アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon)

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