「求める」をやめた時、向こうからやってくる
インド独立の父である
ガンジーも、常に持ち歩いて、
生きる指針にしていたインドの聖典
「バガヴァット・ギータ」。
私もバガヴァット・ギーターを読み始めて
10年以上、経ちますが、
読むたびに、違うものを受け取ります。
バガヴァット・ギータは、
主人公アルジュナと導き手である神クリシュナとの
対話形式で構成されていますが、
本の表紙には、
「ひとは社会人たることを放棄することなく
現世の義務を果たしつつも
窮極の境地に達することが可能である」
(上村勝彦訳:岩波文庫)
とあります。
「今の社会で生きながら窮極の境地」。
山や寺に籠ることなく、
今のこの生活をしながらも、
苦悩から解放され、
自由になることができる、
ということ、ですね。
私たちはたぶん、
苦悩からの解放も、自由になることも、
「なろう」と求めて
なれるものではないのだと思います。
逆に
苦悩から解放されたい、
自由になりたい、
という求める「自分」が消えた時に、
はじめて、
苦悩から解放されて、
本当に自由になる、ということですね。
「求めている間」は
「求めている状態」がいつまでも続き、
「求めることをやめた時」、
「求めなくてもよい状態」が現れる、
ということ。
苦悩からの解放や
自由や幸せになることを目指すのをやめて、
今、ここに、
ゆったりと、
緊張を解いて
身体も心も「くつろぐ」ことができた時、
そこは
苦悩がないことや
自由があることに
私たちは「気づく」のだと思います。
追記部分
今、ここにある安らぎや静かさに
気づくために、
ヨガや瞑想の時間、
アーユルヴェーダの智恵を生かした生活が
大切になりますね。
ざわざわとする時季ですから、
今、自分のできることから少しづつ。
インドの聖典
「ガヴァットギータ」からは
いつも多くの学びがあります。
ご興味のある方は
一度手に取ってみてください。
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