見出し画像

2020.10.17 「LIVEWIRE」DRIVE-IN LIVE “PARKED” Vol.3(クラムボン×never young beach)

前回配信が雨模様だったので、晴れたシチュエーションのこのイベントを観たい!と購入したのだけど今回も思いっきり雨だったので笑ってしまった。

never young beach 
田中ヤコブ(家主)をサポートギターに迎えた5人編成。冒頭からマイペースながら、メンバーのにやけた表情は隠し切れない。軽快な楽曲を畳み掛けつつ、こんな日にぴったりな「雨が降れば」「いつも雨」もしっとりプレイ。夏と晴れの印象が強いバンドだが、実のところ季節の風情全般を得意としており(実際この日も冬の侘しさを込めた「うつらない」も披露)、意外な姿も観ることができた。爽やかでうららかな「サイダーのように言葉が湧き上がる」、じっくりと歌い上げる「やさしいままで」など、ライブで披露回数が少なかった最近の曲も大いに受け入れられているように見えた。「どうでもいいけど」の開始前には、安部からハザードランプとクラクションでギターソロを盛り上げるよう演出が入る。その光景たるやかなりエキサイティング!どんな状況でも必須なユーモアを引っ提げて「明るい未来」へ。安部ちゃんはクラクションに対して自らの咆哮で答えたり、自由で幸福な配信。

<setlist>
1.Let’s so fun
2.ちょっと待ってよ
3.なんかさ
4.STORY
5.雨が降れば
6.サイダーのように言葉が湧き上がる
7.自転車に乗って
8.うつらない
9.春らんまん
10.いつも雨
11.やさしいままで
12.どうでもいいけど
13.あまりいかない喫茶店で
14.明るい未来

クラムボン
もうすっかり真っ暗闇、霧雨が降りしきる中で始まる1曲目はフィッシュマンズのカバー「ナイトクルージング」。完全に会場を掴みまくってしまう。続く「tourist on the 未来'n」も淡々と、それでいて無性に切なくなる。ぐっと感傷的になった後で「Lush Life!」の弾けるようなメロディが鳴れば至上の空間の完成である。原田郁子(Vo/Pf)がハンドマイクで歌う「夜見人知らず」など、10月頭の配信ライブでも披露されていたがフロアに向けて放たれるとまた違った強い意志がある。名曲「バイタルサイン」もそう。ミト(Ba)の暴れ狂うプレイ、伊藤大介(Dr)の黙々とぶっ叩く様、剥き出しの命の鼓動のような演奏であった。そこからあんな軽妙な「シカゴ」とかに持っていける凄さよ。ミトさんの「良い夜だ!」とう実感が途中で飛び出した「波よせて」でチルな時間もしっかりと設けてラストは圧倒的な輝度の「KANADE Dance」でシメ。最後は打ち上がる花火を見送ってエンド。遅い夏の終わりだった。

<setlist>
1.ナイトクルージング
2.tourist on the 未来’n
3.Lush Life!
4.ウィスキーが、お好きでしょ
5.夜見人知らず
6.バイタルサイン
7.シカゴ
8.yet
9.波よせて
10.KANADE Dance

#音楽 #日記 #備忘録   #邦楽 #ロック #ライブ #ライブ日記 #ライブレポート #ライブレポ #イベントレポ #イベントレポート #コラム #エッセイ #音楽コラム #バンド #neveryoungbeach #ネバヤン #クラムボン #livewire

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?