Asami

元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA…

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元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA時代、天空のパノラマに魅せられやがて南極にも足を伸ばしました。地球の美しさや神秘、出会いの奇跡を堪能しながら、日常は「セレンディピティ」に溢れているという確信をもって人生を楽しんでいます。

記事一覧

バリ島に魅せられて

南緯8度 神々が宿るこの島は 女性を妖艶にしていく 会話もかき消すほどの激しいスコールが 1日に数度 熱帯の森を叩く 風がオープンエアのレストランの シャンパングラ…

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2週間前
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地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

南米大陸のアルゼンチンとブラジルの2ヵ国にまたがる 世界最大級の滝 イグアス 「イグアス」とは先住民のグアラニ族の言葉で 「大いなる水」という意味を持つと聞く 滝…

Asami
4年前
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私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

チリのサンティアゴから、7,000m級の山々が連なる アンデス山脈をバスで超え、アルゼンチンに入る 乾いた、色の無い土地が果てしなく続く 学生時代に耳にした「パンパ」と…

Asami
4年前
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既成概念のその先へ…南極は青かった

色も周波数を持っている 太陽の青の周波数だけを吸収する南極は 海も空も氷山も全て一面青の世界だった 船長のアナウンスが流れた どうやら窓の外を見てごらんと言ってい…

Asami
4年前
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荘厳な南極のドラマ     11月の南極に陽は沈まない

南米の最南端の街 ウシュアイアから タイタニックのような大型客船で南極を目指す ディナーを終えて部屋でくつろいでいると 船長からのアナウンスが流れる 「間も無く夕…

Asami
4年前
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前世の記憶…ペルー

あれは南米ペルーを訪れた時のこと クスコのとある本屋さんで ふと一冊の本が気になり手に取った 人体についての写真がたくさん掲載された 医療用の雑誌のようなものだっ…

Asami
4年前
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ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!

あれは2003年の夏のこと ゴーギャンが愛したタヒチで わたしは偶然ゴーギャンのひ孫に出会った! ゴーギャンはヨーロッパに住んでいた頃 絵筆を持つことができなくなり傷…

Asami
4年前
9
バリ島に魅せられて

バリ島に魅せられて

南緯8度 神々が宿るこの島は
女性を妖艶にしていく

会話もかき消すほどの激しいスコールが
1日に数度 熱帯の森を叩く

風がオープンエアのレストランの
シャンパングラスを揺らす
成すすべもなく通り過ぎるのを静かに待っている
何もしない時間というものが
こんなにも長いのか…

スコールのあとの森は
木々が生き生きと生命力を輝かせ
じっとりとした湿気が肌に纏わりつく

アユン川を臨むアマンダリのラウ

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地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

南米大陸のアルゼンチンとブラジルの2ヵ国にまたがる
世界最大級の滝 イグアス

「イグアス」とは先住民のグアラニ族の言葉で
「大いなる水」という意味を持つと聞く

滝幅約4.5Km,最大落差約80Km、水量毎秒約6万5千
圧倒的な瀑布で、カナダのナイアガラの20倍以上!!!

ダイナミックで2日がかりでも周りきれないほどだ

アルゼンチンのプエルト・イグアスから
国立公園の入口までバスで行き
そこ

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私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

チリのサンティアゴから、7,000m級の山々が連なる
アンデス山脈をバスで超え、アルゼンチンに入る

乾いた、色の無い土地が果てしなく続く
学生時代に耳にした「パンパ」という響きが浮かんでくる

この土地の人々の表情がどこか悲しげなのは、
この殺伐とした風景のせいなのか…?

そんな中、ボリビアにほど近いアルゼンチンの北寄り
標高2,936mのウマワカ渓谷で
目を見張るような色彩に出会った!

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既成概念のその先へ…南極は青かった

既成概念のその先へ…南極は青かった

色も周波数を持っている

太陽の青の周波数だけを吸収する南極は
海も空も氷山も全て一面青の世界だった

船長のアナウンスが流れた
どうやら窓の外を見てごらんと言っている

航行中の船の窓から見上げると
5階建てのビルほどの氷山がすぐそこまで迫っていた

船の速度が遅くなった
どうやら氷山の間を慎重に走っているようだ

デッキに出てみると
何もしない贅沢な時間が流れていた

この船はドイツの客船のた

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荘厳な南極のドラマ                                     11月の南極に陽は沈まない

荘厳な南極のドラマ     11月の南極に陽は沈まない

南米の最南端の街 ウシュアイアから
タイタニックのような大型客船で南極を目指す

ディナーを終えて部屋でくつろいでいると
船長からのアナウンスが流れる

「間も無く夕暮れの時間です。
デッキからは美しい光景がご覧いただけるでしょう♪」

時計の針は既に22時を回っている
外はまだ明るい

デッキには厚手のダウンを羽織り
カメラ片手のギャラリー達がその時をじっと待っている

私も五感が研ぎ澄まされて

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前世の記憶…ペルー

前世の記憶…ペルー

あれは南米ペルーを訪れた時のこと

クスコのとある本屋さんで
ふと一冊の本が気になり手に取った

人体についての写真がたくさん掲載された
医療用の雑誌のようなものだった

意図せず開いたページに
思わず目がクギ付けになった!!!

自分の潜在意識からか
民族の集合体意識からかはわからないが

「私はこれを知っている」
直感的にそう感じた

小さな穴が開けられた頭蓋骨の写真
脳の手術の跡であろうと書

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ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!

ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!

あれは2003年の夏のこと

ゴーギャンが愛したタヒチで
わたしは偶然ゴーギャンのひ孫に出会った!

ゴーギャンはヨーロッパに住んでいた頃
絵筆を持つことができなくなり傷心してタヒチに渡った

南国の海で生まれたままの姿で泳ぎ回るうちに
いつしかまた筆をとる事ができるようになり
あの数々の大作を生み出すに至った

彼の生命力と情熱を取り戻させたタヒチに
いつか私も行ってみたい💕

そして2年間、

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