Asami

元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA…

Asami

元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA時代、天空のパノラマに魅せられやがて南極にも足を伸ばしました。地球の美しさや神秘、出会いの奇跡を堪能しながら、日常は「セレンディピティ」に溢れているという確信をもって人生を楽しんでいます。

最近の記事

バリ島に魅せられて

南緯8度 神々が宿るこの島は 女性を妖艶にしていく 会話もかき消すほどの激しいスコールが 1日に数度 熱帯の森を叩く 風がオープンエアのレストランの シャンパングラスを揺らす 成すすべもなく通り過ぎるのを静かに待っている 何もしない時間というものが こんなにも長いのか… スコールのあとの森は 木々が生き生きと生命力を輝かせ じっとりとした湿気が肌に纏わりつく アユン川を臨むアマンダリのラウンジで 珈琲の香りを楽しみながら 暮れなずむ時に溶け込んでいると サヴォナの森

    • 地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

      南米大陸のアルゼンチンとブラジルの2ヵ国にまたがる 世界最大級の滝 イグアス 「イグアス」とは先住民のグアラニ族の言葉で 「大いなる水」という意味を持つと聞く 滝幅約4.5Km,最大落差約80Km、水量毎秒約6万5千 圧倒的な瀑布で、カナダのナイアガラの20倍以上!!! ダイナミックで2日がかりでも周りきれないほどだ アルゼンチンのプエルト・イグアスから 国立公園の入口までバスで行き そこから更に園内の最寄り駅まで レトロなトロッコ列車で進む 亜熱帯のジャングルの中

      • 私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

        チリのサンティアゴから、7,000m級の山々が連なる アンデス山脈をバスで超え、アルゼンチンに入る 乾いた、色の無い土地が果てしなく続く 学生時代に耳にした「パンパ」という響きが浮かんでくる この土地の人々の表情がどこか悲しげなのは、 この殺伐とした風景のせいなのか…? そんな中、ボリビアにほど近いアルゼンチンの北寄り 標高2,936mのウマワカ渓谷で 目を見張るような色彩に出会った! 忽然と姿を表した7色の大地 大自然が織りなした地球の色 一体この色彩はどうやって

        • 既成概念のその先へ…南極は青かった

          色も周波数を持っている 太陽の青の周波数だけを吸収する南極は 海も空も氷山も全て一面青の世界だった 船長のアナウンスが流れた どうやら窓の外を見てごらんと言っている 航行中の船の窓から見上げると 5階建てのビルほどの氷山がすぐそこまで迫っていた 船の速度が遅くなった どうやら氷山の間を慎重に走っているようだ デッキに出てみると 何もしない贅沢な時間が流れていた この船はドイツの客船のためか、欧米の観光客が多い いつも感じるのは欧米の方達は こういうゆったりとした時

        バリ島に魅せられて

        • 地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

        • 私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

        • 既成概念のその先へ…南極は青かった

          荘厳な南極のドラマ     11月の南極に陽は沈まない

          南米の最南端の街 ウシュアイアから タイタニックのような大型客船で南極を目指す ディナーを終えて部屋でくつろいでいると 船長からのアナウンスが流れる 「間も無く夕暮れの時間です。 デッキからは美しい光景がご覧いただけるでしょう♪」 時計の針は既に22時を回っている 外はまだ明るい デッキには厚手のダウンを羽織り カメラ片手のギャラリー達がその時をじっと待っている 私も五感が研ぎ澄まされていくのを感じながら どんなパノラマが訪れるのかを静かに見守る 怖いほどの静寂…

          荘厳な南極のドラマ     11月の南極に陽は沈まない

          前世の記憶…ペルー

          あれは南米ペルーを訪れた時のこと クスコのとある本屋さんで ふと一冊の本が気になり手に取った 人体についての写真がたくさん掲載された 医療用の雑誌のようなものだった 意図せず開いたページに 思わず目がクギ付けになった!!! 自分の潜在意識からか 民族の集合体意識からかはわからないが 「私はこれを知っている」 直感的にそう感じた 小さな穴が開けられた頭蓋骨の写真 脳の手術の跡であろうと書かれていた ペルーでは実際そのような遺骨が たくさん出土しているとのこと ここ

          前世の記憶…ペルー

          ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!

          あれは2003年の夏のこと ゴーギャンが愛したタヒチで わたしは偶然ゴーギャンのひ孫に出会った! ゴーギャンはヨーロッパに住んでいた頃 絵筆を持つことができなくなり傷心してタヒチに渡った 南国の海で生まれたままの姿で泳ぎ回るうちに いつしかまた筆をとる事ができるようになり あの数々の大作を生み出すに至った 彼の生命力と情熱を取り戻させたタヒチに いつか私も行ってみたい💕 そして2年間、毎日のようにタヒチの写真集や ゴーギャンの記事を食い入るように読んでいた 南洋の

          ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!