地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝
南米大陸のアルゼンチンとブラジルの2ヵ国にまたがる
世界最大級の滝 イグアス
「イグアス」とは先住民のグアラニ族の言葉で
「大いなる水」という意味を持つと聞く
滝幅約4.5Km,最大落差約80Km、水量毎秒約6万5千
圧倒的な瀑布で、カナダのナイアガラの２０倍以上！！！
ダイナミックで2日がかりでも周りきれないほどだ
アルゼンチンのプエルト・イグアスから
国立公園の入口までバスで行き
そこから更に園内の最寄り駅まで
レトロなトロッコ列車で進む
亜熱帯のジャングルの中
肌にしっとりと湿った空気を帯びる
隣町の乾ききった空気とは明らかに違う世界に包まれる
バスを降りて遊歩道を進むと…ドドドドという轟…
まるで地響きのようだ
そして展望台まで間もなく、というところまで来ると
凄まじい迫力で水しぶきを上げて
怒号を響かせてまさに大河の合流が迫ってきた
毎分東京ドーム3,000個分
１２４万トンが流れ落ちる
飲みこまれそうな迫力に
息をするのも忘れるほどだ
眼下を見降ろすと
す～っと吸い込まれてしまいそうな錯覚さえ覚えた
小さな鳥たちが何羽も
滝の上で水しぶきを楽しんでいたかと思うと
ひゅ～っと下降して滝のしぶきの中へ消えた……？
いくつもの虹がかかっては消え
また別の場所に七色を映し出す
隣の人の話し声も遠く
顔にかかる水しぶきが心地いい
ぽっかりと開けた悪魔の喉元奥まで
ボートが飲み込まれていく
どれほどの年月をかけて
これほどまでの地形を形創ってきたのか？
悠久の時の流れに戸惑う
私たちの住むこの星のポテンシャルは
私たち住人にはきっと
計り知ることなんてできないのだろう
この地球の軌跡を
我々人間は「知らない」ということを
知らないのかもしれない…
いつかまた
この遥か彼方のまるで奇跡のような場所を訪れてみたい
また肌で感じてみたいと願う
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