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少年野球のこと

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野球少年の息子たちを支えながら思うこと、野球に関することあれこれ。
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#野球少年

流した涙の数だけ、君はきっと強くなる。

流した涙の数だけ、君はきっと強くなる。

うちの地域では小6になると野球の合同選抜チームが結成される。

発表されたメンバーに、息子の名前はなかった。

発表が終わり、家に着くまで息子はいつもと変わらず友達と笑っていた。

でも家に着いた瞬間、帽子の下からポロポロと涙が落ちた。

悔しい、と。

選ばれなかった悔しさ。選ばれた選手とそうでない選手がバラバラになってしまう寂しさ。いろんな思いが彼の心に刺さり、堰を切ったように泣いていた。

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グランドを駆ける、笑顔のアンパンマン

グランドを駆ける、笑顔のアンパンマン

小5次男の学童野球も残すところ1年と少し。

先日、6年生と挑む最後の大会が終わった。
なかなかメダルに届かなかった彼らがようやく掴んだのは念願の金メダルだった。

学童あるあるで学年単体での人数が揃わず、5年生との合同チーム。
次男はレギュラーを獲りたいと毎日コツコツと自宅で自主練を重ねてきた。

レギュラーを獲れればもちろん嬉しい。
でもその過程を傍で見ていられることが私は何より幸せで。

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母はもっと野球楽しんでもいいんじゃない?

母はもっと野球楽しんでもいいんじゃない?

長男の学童野球時代の母達と久しぶりに再会した。
息子達の風貌は変わっても母達は変わらず、話は尽きない。

中学から硬式チームに進んだ家庭が多く、親の負担度合いの話題に。

チームによってその負担はバラバラ。
お茶当番があるチーム、配車が必要なチーム。

負担がないチームはあまり聞かない。

せめて学童野球くらい、母がゆっくり野球を楽しめるチームが増えてもいいのにな。

野球をゆっくり見るヒマがなか

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寒いグランドで食べるコンビニグルメ!

寒いグランドで食べるコンビニグルメ!

来週から気温がグッと下がる。
ニュースを聞いてワクワクした。

だって、秋や冬が好きだから。
少し寒くなり始めるこの季節が一番楽しい。

ニットにパーカー、ブーツもそろそろ出番。
衣替えというほどのことはいつもしてないけど、気温の変化を見ながら少しずつ秋冬ものに入れ替えていく。

そしてそろそろ温かいお弁当の出番。

息子たちの定番は豚汁、麻婆豆腐、カツ丼、カレー。

レトルト大活躍!と手抜きして

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バッティングセンター

バッティングセンター

人生で初めて行ったバッティングセンターは明治神宮外苑にあった。

会社の同期たちが行くと聞き、一緒に連れて行ってもらったのだ。

バッティングセンターなんてテレビでしか見たことがなくて、何日も前からワクワクしていたのを覚えている。

マシンの使い方どころかバットの持ち方、立ち位置すらよくわからず、同期に手取り足取り教えてもらった初打席は一球も当たらなかった。

この細い棒になぜあの小さいボールを当

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野球の応援で疲れた日の夕飯どうする?

野球の応援で疲れた日の夕飯どうする?

9月。学童野球は秋季大会の季節。
他の大会もいよいよ大詰めになってくる時期。

雨や台風の影響でスケジュールが過密気味になるのは毎年のお約束。
そして、応援に行った後夕飯作るのが・・・本当に面倒。

帰宅して、砂まみれの荷物を片付けてると気力も体力もゼロになる。
当然外食しに出かける気力なんてない。

そんな私の週末の夕飯を紹介してみようと思う。

「肉焼いただけ」は最強!!レシピってほどでもなく

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もし少年野球を始めてなかったら

もし少年野球を始めてなかったら

先日、コーチから聞いた一言に心から同意した。

「もし少年野球を始めてなかったら、週末をどう過ごしていいかわからなかった」

少年野球は大変、親の負担が多すぎる、用具を揃えるのにお金がかかるなどなど、周囲から言われた否定的な言葉は数え切れないほどある。

でもね。

それ以上の価値をもらってると、私は思ってる。

野球だけじゃない価値がある働きながら息子2人を育てていると週末どうするかまで考えるの

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やっぱり、高校野球は特別だ。

やっぱり、高校野球は特別だ。

私がnoteを書き始めたそもそものモチベーションは野球にあったのに、しばらく野球ネタを書いていなかった。

なぜかというと、コロナのせいで野球の試合が全然なかったから。

そして・・・ようやく、ようやく。
待ちに待った春のセンバツが2年ぶりに開幕した。

コロナ禍で様変わりしたニュースタイルの甲子園入場者は1試合1万人までの全席指定。ブラスバンドによる生演奏じゃなく事前に録音した音源を球場内でスピ

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はらぺこ男子はご飯を待てない

はらぺこ男子はご飯を待てない

この間、野球の練習の合間に盛り上がったテーマ。

それは「男子はお腹がすいた後にご飯ができるまで待つのが辛い」という話。

待てないとわかってようやく色々理解した具体的に言うと「腹減った」から「いただきます」まで、待てるのは5分ほど。それ以上時間がかかると待つのが辛いから何か口に入れたいらしい。

チームのコーチが自信満々に言っていた。「だから男が料理すると調理時間が早いんだよ、早く食べたいから」

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逆サイドに思いを馳せる

逆サイドに思いを馳せる

今年のドラフト会議はコロナの影響で異例づくしの開催だった。

その中で唯一変わらなかったのがスポンサーのリポビタンDと、お馴染み関野浩之アナウンサーの声。

ドラフトで指名されなかった選手の思い今年のドラフトは高校生216名、大学生158名が志望する中、指名されたのは支配下、育成合わせて123名だった。

指名されなかった人数は251名。指名された人数の2倍の選手が指名されなかったのだ。

ドラフ

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冬グランドの底冷え対策グッズ

冬グランドの底冷え対策グッズ

ここ最近、雨続きの日々。

雨が降る毎に暑さが柔らぎ、吹く風が秋めいてきた。

涼しくなったと感じたら、寒がりの私はすぐ冬仕度を始める。

野球生活を始めて8回目の冬。私の冬対策は足元メインだ。

ムートンよりもスノーブーツがおすすめ息子が野球を始めた頃はムートンブーツ最盛期。冬が来るたび、世間の評価が高いUGGからしまむらのお手頃価格なものまでいろいろ履いてきた。

ムートンはすごく暖かい。でも

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公式戦と学校行事、どっちを選ぶか

公式戦と学校行事、どっちを選ぶか

この間、我が家もとうとう直面した。

公式戦と学校行事がぶつかった時どうするか、という問題。

修学旅行や体育祭など、土日が絡む行事は公式戦とぶつかりやすい。硬式野球を経験した人に以前から聞いていたが、どこか他人事のように思っていた。

でも、いざ直面してみてつくづく思った。これは究極の選択だわ…

大事なのは「どちらも正解」ということ今回のブッキングは、雨によって体育祭が1日順延したことで起こっ

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私を元気付ける「野球のカケラ」

私を元気付ける「野球のカケラ」

朝からまた録画した野球を見ていた。

見ながら、私は野球のどこが好きなのか考えていた。

考えてみたら、試合だけじゃないんだなと気付いた。

たくさんの好きな「野球のカケラ」がある。

バットを握る、砂にまみれ、指にはテーピングがある、日に焼けた手。

真っ直ぐに並べられた野球道具。年季の入ったヘルメット。

きれいにそろったお辞儀と、何度聞いても「しゃす!」としか聞こえない大きな挨拶。

全員の

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野球応援のニューノーマル

野球応援のニューノーマル

先日、県内のスタジアムへプロ野球観戦に行ってきた。毎年何度か行くのだが、コロナ禍での観戦は初めてだ。

スタジアムの感染対策スタジアムへ向かうバスから感染対策はスタート。手を消毒し、席の間隔を空けて乗車する。以前は降りる際に運賃を支払っていて、車内に列が出来ていたのだが、三密回避のために先払いに変わっていた。

スタジアム入り口では体温チェック。入ると電光掲示板には「大声での応援禁止」「タオルを振

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