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2022/11/19 高校女子バレー春高予選決勝の応援に行ってきたその感想

2022/11/19(土)第75回春高バレー京都府代表決定戦女子試合 京都橘高校vs北嵯峨高校 @島津アリーナ

僕たちサッカー部の筋トレ場所は、体育館の上のスペースにあり、筋トレの際によくバレー部の練習している姿を目にすることがある。よくそんな練習やるよと思うほどのキツそうなメニューや、選手全員の前で監督に強く怒鳴られている光景を何度も見たことがある。

僕たちサッカー部は毎週月曜日はオフだけど、バレー部にはオフというものは存在せず、この3年間でオフは数えるほどしかなかったという話を聞いた。

そして年中無休で朝練があり、いつも朝早くから練習をしているのも知っている。疲れた身体はいつ回復させることができるんだろうと不思議で仕方がない。

遠征から帰ってきたときに
「もう辛すぎる遠征だった」
「死んだ方がマシやと思った」
「体もメンタルもズダボロ」
こんなLINEをもらったこともある。

周りのJKはユニバに行ってキャーキャー騒いで休日を過ごしているけど、バレー部のみんなは目標達成に向けて、死にそうになるほどの苦しい練習を日々乗り越えているんだと思う。その生き様を選んだことが最高にかっこいい。

そんなバレー部の目標達成の力になるべく、僕たちは試合を終え、急いで決勝戦が行われる会場へと向かった。

保護者さんたちが、横断幕や応援グッズ、楽器やスピーカーなどを担いで続々とアリーナに入って行く。そんなお父さんお母さん方の表情は勇ましく、自分の娘がこんな大舞台でプレーしていたら嬉しくてたまらないだろうなと思った。保護者さんたちの姿もかっこよくて素敵だった。

試合が始まる。
見たことのない目の色をして、相手のスパイクに必死に食らいついていた。相手にブロックされて跳ね返されても、お見通しですよと言わんばかりの滑り込みカバーをしていた。
絶対こっちの得点にしたんねん、という熱い想いが伝わる丁寧なトスを上げていた。絶対決めたんねん、という気迫全開の強烈なアタックショットをぶちこんでいた。点が決まると全員が最高の笑顔で大喜びしていた。

そんな本気で勝ちにいく姿を観ていると魂が燃えた。点が入る度にガッツポーズをして、死ぬほど叫んだ。手が真っ赤になるほど力強く手拍子をした。僕自身、応援でここまで熱くなれたのは初めてかもしれない。

最終セットまでもつれ込む大接戦になったが、正直負ける気が全くしなかった。理由はつい先日読ませていただいた3年バレー部内の交換日記にある。(許可済)
そこにはみんなの愛と絆を感じるすてーきな青春物語が刻まれていて、苦しいときはお互いを励ましあったり、時には春高に懸ける想いを綴ったり、卒業したらみんなでこんなことしたいね的な未来の話なども書かれていてた。それを読ませてもらったときに「あ、勝つな。」と思ったのを覚えている。本当に素敵な人たちだなといつも思わされる。

試合に出ていないメンバーも会場の設営や手伝い、声かけや応援、手を合わせて勝利を祈っている姿を見て、悔しい思いをしてるだろうけど、そうやって心の底からチームメイトを応援している姿はかっこよかった。


そして5セット目の15点目が決まり、全国大会出場が決定した。

勝利の瞬間に泣き出す選手がたくさんいた。色々な想いやプレッシャーを背負いながら、この一戦に懸けてこれまでやってきたんだろう。

感動した。
心が震えた。
かっこよかった。
笑顔が輝いていた。

心の底からおめでとう。
今日はゆっくり休んで、また次の大きな目標達成に向けて頑張ってほしい。毎日を全力で、必死に生きてるみんなは美しい。掴み取ったみんなはかっこいい。

バレー部の友だちに
「お互い全国行って、表彰のとき一緒に前出ような」
と言われ約束した、サッカー部の僕は果たすことができなかった。それがどうしても心残りだ。

残念ながら、一生消えない悲しみは、ある。
一生消えない悲しみは、一生の励みになる。

こんな言葉を見つけた。バレー部のみんなから最高の刺激をもらった。僕も負けてられない。

明日の練習からまた頑張っていこう、元気だしていこう、声出していこう。







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