Seitaro Otamendi@イギリス留学

大阪府出身の20歳大学生。サッカーに代わる夢中になれるものを探してイギリス・バーミンガ…

Seitaro Otamendi@イギリス留学

大阪府出身の20歳大学生。サッカーに代わる夢中になれるものを探してイギリス・バーミンガムに留学中。心揺さぶられた出来事を毎週月曜日と木曜日に更新します。僕の文章が誰かにとってのささやかな楽しみとなるように。自分の本を出版するのが夢。#せいたろうの日記

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    見る人を限定したい文章や、何ヶ月もの時間をかけて書き上げた作品は有料にさせてもらってます。こっちの方が赤裸々で濃くておもしろいかも。値段以上の価値あるものを提供します。約束です。ぜひ!

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2022/12/29(木) 選手権への挑戦。

第101回高校サッカー選手権全国大会が始まった。 テレビをつけると旧友が映っている。悔しい気持ちでいっぱいだ。憧れの舞台で輝けるのは11人しかいない。その舞台に立つことが叶わなかった僕にも選手権への熱い想いがある。 今回は、腰痛を抱え、もがき苦しんだ選手権期間の日記を抜粋した。 執筆に5時間ほどかけて、約8000字の超大作となった。僕の高校サッカーと選手権に懸ける想いを赤裸々に語りつくしている。 100円が欲しいのではなく、見る人を限定したいから料金を設定することにした。

    • 2024/07/15(月)小雨の英国で、猫と歩く。

      傘を忘れ、小雨に打たれながら寮の敷地内へ。 気配を感じて視線を横にやると、僕と同じスピードで歩く猫を見つけた。 雨の降るこんな寒空に、この猫はいったいどこへ向かうのだろうか。 こっちにおいでよと呼びかけてみたが、愛想の欠片も無く、軽々と柵を乗り越え姿を消していった。 空虚な足音を横目に猫の面影を抱きしめる。 日本で待つ愛猫がものすごく恋しくなった。

      • 2024/07/11(木)愛の偉大さを実感した話【イギリス留学】

        イギリス留学2か月目、寮生活のため基本的に自炊をして暮らしている。 とはいえ料理スキルが皆無の状態で留学に来たので、毎日簡単な料理ばかりで済ましているのが実情だ。 そんなある日、友だちのトムが絶賛開催中の【ユーロ2024】を一緒に観ようと家に招待してくれた。19時過ぎで空腹だったこともあり、トムが夕食を振る舞ってくれたのだが、その味が本当に最高だった。 小刻みにまな板と包丁が接する音。フライパンで程よく焼かれた具材が放つ、空腹が加速する香り。様々なソースを駆使して変幻す

        • 2024/07/08(月)初めての英国ナイトクラブで打ち負かされた話。

          金曜日のイギリス・バーミンガム。 普段の忙しい(せわしい)街とは打って代わり、ファンシーな雰囲気を魅せる男女で溢れ返る。 ナイトクラブから漏れる爆音に吸い込まれるかのよう、セキュリティに身分証を見せた若者たちが流れるように入店する。 イギリスならではの文化を知るまいと生粋の英国遊び人にお願いし、渡英2ヶ月目にして初めてナイトクラブに飛び込んだ。 耳がはち切れそうになるほどの音楽に合わせて陽気な男女が踊り狂う。 友だちは眩しい笑顔ではにかみ、慣れた身動きで空間に溶け込

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        2022/12/29(木) 選手権への挑戦。

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        記事

          2024/06/27(木)ボーンマス出身のCAと、パブの一室で。【イギリス留学】

          バーミンガムのとあるパブの一室で、国籍の異なる6人の男女がひとつのテーブルを囲む。 ドイツ人エンジニア、プール監視係のフランス人、リモートワーカーのスペイン人、日本に留学経験のあるフランス人。 そして一際輝くボーンマス出身のイギリス人女性がグラスを片手にこちらを見ている。青色の目にブロンドの髪、美麗かつ自信に満ちたその佇まいは美の権化を彷彿とさせる。 何のお仕事をしているのだろうかと気になり訊ねてみると、キャビンアテンダントをしているとのことで腑に落ちた。 フライトの

          2024/06/27(木)ボーンマス出身のCAと、パブの一室で。【イギリス留学】

          2024/06/20(木)バーミンガムのパブで感じた『心』と『心』で繋がることの大切さ。【イギリス留学】

          バーミンガムのとあるパブでの出来事。 リーズ大学院を卒業したという24歳の中国人女性と出会った。 数時間前、偶然にも日中関係の記事を読んでおり、中国人に対するバイアスがかかっていたような気がする。 その記事の抜粋は以下の通り。 背景に複雑な政治関係や相互主義の壁に阻まれているとのことだった。 しかし、パブでは「人」対「人」の対等な関係。 ガッチリと固い握手を交わし、互いの自己紹介を始めた。 イギリス留学を選んだ理由やお互いの故郷の話、中国で有名な入試の高考(ガオカ

          2024/06/20(木)バーミンガムのパブで感じた『心』と『心』で繋がることの大切さ。【イギリス留学】

          2024/06/10(月)日本人であることに誇りを感じた出来事。【イギリス留学】

          イギリス・バーミンガムのとある喫茶店での話。 コーヒーを楽しんだ僕は、容器を片そうとカップを持ってカウンターへと近づいていく。 バリスタの前を通り過ぎようとしたその時、 「お前は日本人か?」 と声をかけられた。 突然のことに驚く僕は、 「日本人やけどどうしたん?」 と訊き返すと、 「日本と言えば、ワールドカップで観客がスタジアム内のゴミ拾いをして帰るイメージがある。喫茶店でカップを片付ける人なんてこの国でいないんよ。さすが日本人。また来てな」 綺麗なウインクを見せたバ

          2024/06/10(月)日本人であることに誇りを感じた出来事。【イギリス留学】

          2024/06/06(木)イギリスで出逢った魅力的な建築家志望のオランダ人の話。

          イギリスに来てから間もなく1か月と3週間が経つ。クラスメイト、ルームメイト共にほとんどが日本人なのだが、機会を自ら創り出しては徐々に沢山の人と出逢えるようになってきた。今回は、ここまでの留学期間で出逢った最もラブリー(素敵)な人物の一人であるオランダ人のケビンを紹介したい。 ツバル出身、20歳のオランダ人男性。 彼との出会いはつい先週のこと。 フットボールを通じて仲良くなることのできたインド人の友だちに連れられ、生粋の英国パリピグループに混ぜてもらったのだが、圧倒的語学

          2024/06/06(木)イギリスで出逢った魅力的な建築家志望のオランダ人の話。

          06/06/2024 Say Thank you and Sorry.

          Don't forget to say thank you and sorry. I think these two words are really important for us to living our better life and keep good relationships with our friends. Someone just think thank you and soorry in their mind, but that is obiously

          06/06/2024 Say Thank you and Sorry.

          28/05/2024(Tue) What I felt through football with British people.

          Thanks to my friend who met at park, invited me to join the five a side footbal game on Tuesday. It's been a while since I last played with passion, so I remenbered football's attraction. Honestly, it was a really tierd for me rather than

          28/05/2024(Tue) What I felt through football with British people.

          2024/05/30(木)昼下がりの英国、就寝時間に差し掛かるであろう日本。

          曇り空から少しの光が差し込む昼下がりの英国、そして間もなく就寝時間に差し掛かるであろう日本。 イギリス留学に来てから早1ヶ月が過ぎ、異国の地で直面する困難に日々疲弊している。 授業終わりに、ふと友だちと話したくなって 「調子どう?」 と久しぶりにメッセージを送ってみた。 「がんばってる」との返信に、 「いいな」と僕もまた返信をする。 するとその10分後、友だちから 「最近嬉しかったことはあんまり無いなー」 との返信で、会話がようやく広がった。 そうよ、嬉しいことなん

          2024/05/30(木)昼下がりの英国、就寝時間に差し掛かるであろう日本。

          2024/05/27(月)絶対に忘れてはいけない悔しいこと。【イギリス留学】

          留学先で出来た唯一のインド人の友だちに連れられ、バーミンガムのショッピングモールへ赴いた。 彼はつい2週間前に渡英してきたというのに、持ち前の明るさと流暢な英語で既に沢山の友だちと過ごしている。 彼の仲間である10人ほどの青年たちと合流し、ありがたく輪の中に混ぜてもらった。 合流早々、どこへ向かうのか分からないまま全員が一斉に歩き出す。 近くにいたメンバーにそのことを訊いてみると、「何やるにしてもお金はかかるからな。でも歩くだけやったらお金はかからへん。」 と答えてく

          2024/05/27(月)絶対に忘れてはいけない悔しいこと。【イギリス留学】

          2024/05/20(月)8万円を詐欺られた夢のエティハドスタジアム現地観戦記。

          幼い頃からの憧れ、マンチェスターシティ。 エティハドスタジアムで夢の空間を味わってみたいな。そんな動機でいつの日かイギリス留学を志すようになった。 そして念願叶って掴み取ったイギリス留学、23/24プレミアリーグ最終節のチケット。 勝てばシティが優勝という、これ以上ない絶好の機会にマンチェスターを訪れることが確定した。 バーミンガムからバスに揺られること3時間。気が付けば夢のエティハドスタジアムにたどり着いた。 まずはシティストアに入店する。こんなユニフォーム見たこ

          2024/05/20(月)8万円を詐欺られた夢のエティハドスタジアム現地観戦記。

          2024/05/16(木)イギリスで感じた「心の友はいつだってフットボールを愛してる。」

          思い出せ。 心の友ってどこにいた?これまでどこで出会ってきた? 答えは明白。サッカーのグラウンドの上。 イギリス留学真っ只中の現在、授業が終わって気が付けば教室に残ってるのは自分だけになっている。正直言って寂しいし、全然メンタルに来る。 静まりきった教室でプレミアリーグのハイライトを観ながら食料を胃に入れ、マンチェスターシティのユニフォームに着替えてグラウンドへ行く。 'Hi guys, could you join your team? I wanna play

          2024/05/16(木)イギリスで感じた「心の友はいつだってフットボールを愛してる。」

          2024/05/09(木)留学3週間目のリアルな葛藤【イギリス留学】

          勝手にチャンスがやってくることはほぼ無い。 ごく稀にあるけど。 チャンスを自ら創り出す。ほんまそれしかない。 勝手に身体が動くくらいやれ。やりたいんやったら。 今日も英語を話す機会をもっと創れたはずやった。バス待ちのオッサンに話しかけたらええのに、イヤホン付けてるの理由に妥協した。甘すぎ。 イギリスおるけど、クラスメイトもルームメイトも日本人やから授業以外日本語ばっかりの環境。 国変わっただけでやってる事日本と変わらん。これが悔しい。噂で聞いたけど、1人で食堂座ってる

          2024/05/09(木)留学3週間目のリアルな葛藤【イギリス留学】

          2024/05/06(月)フットボール発祥の国だと納得の光景inバーミンガム【イギリス留学】@Sutton Park

          休日にとあるバーミンガムの公園(Sutton Park)を訪れた。 大きな鳴き声とともに水鳥の群れが僕を歓迎してくれ、その先に辺り一面が緑に染まった美しい光景が広がっていた。 街の中心部で時折感じる小汚さの片鱗が一切合切なく、同じ街にこんなにも綺麗な空間が存在するのだと感銘を受けた。 少し歩いてみると、家族連れや犬の散歩、ランニングやウォーキングをする方などで賑わっている。 中にはアストンヴィラやリバプールといったイングランド・プレミアリーグのユニフォームを身に纏った

          2024/05/06(月)フットボール発祥の国だと納得の光景inバーミンガム【イギリス留学】@Sutton Park