Seitaro Otamendi@イギリス留学

大阪府出身の20歳大学生。サッカーに代わる夢中になれるものを探してイギリス・バーミンガムに留学中。心揺さぶられた出来事を毎週月曜日と木曜日に更新します。僕の文章が誰かにとってのささやかな楽しみとなるように。自分の本を出版するのが夢。#せいたろうの日記

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大阪府出身の20歳大学生。サッカーに代わる夢中になれるものを探してイギリス・バーミンガムに留学中。心揺さぶられた出来事を毎週月曜日と木曜日に更新します。僕の文章が誰かにとってのささやかな楽しみとなるように。自分の本を出版するのが夢。#せいたろうの日記

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    見る人を限定したい文章や、何ヶ月もの時間をかけて書き上げた作品は有料にさせてもらってます。こっちの方が赤裸々で濃くておもしろいかも。値段以上の価値あるものを提供します。約束です。ぜひ!

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2023/03/06(月)恋と涙の18歳

いつからか日々の出来事や感情を、メモ帳や日記に記すようになった。それがたまりにたまって気がつくと1万字を超えた。 本当は読んでもらいたい人がいたけど、半端ない熱量でこられても困ると思ったのでやめておいた。 今回は行き場を失った僕の日記を特別に公開する。 本気で書いた。 だからどん引きされたって構わない。 高校3年生18歳による恋愛の最初から最後まで。そこそこおもろい内容やと思います。ぜひ。

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    • 2024/11/11(月)成功の反対にあるものは失敗じゃない。

      成功の反対にあるものは失敗じゃない。 『何もやらなかった』ことだ。 挑戦には不安が伴う。もしかするとその挑戦の代償に、失望が待ち受けているかもしれない。 それでも挑戦する事さえしなかったら。そこから得られたはずの教訓すら手放すことになるだろう。 挑戦には失敗が付き物だ。それは成功の対極にあるものではなく、あくまで成功に必要な過程なのだ。 恥ずかしい想いをしよう。悔しい体験を歓迎しよう。 沢山の失敗を経験するからこそ、前に進むことができるのだ。

      • 2024/11/04(月)強く生きていきたい。

        失敗や挫折に打ちのめされそうな日々。 「強く生きていきたい」と口にはするものの、 『強く生きていく』 とは一体どういうことなのか。 心の持ち用は変わらない。 だから、せめて身体だけでも強くしておきたい。 ペットボトルを握りしめて階段を降り、ジムへと続く数十メートルの道を足早に進んだ。

        • 2024/10/31(木)鳴り止まぬ花火は愛ゆえに。

          霧雨の降る買い出しの帰り道。 長らくバスを待っている。 銃撃戦を想起させる爆音の出処に目をやると、音に見合わない小規模花火が絶え間なく打ち上がっている。 近所の人は何を思うのか。鳴り止まない爆音に嫌気が差していることだろう。 いいや、あっけらんとしている場合ではない。せっかくの花火だ。こうとなれば楽しんでみることにしよう。 「ヒュ〜」と愛しい音を奏で、夜空に向かって上昇する曲導。 コンマ何秒、僅かな瞬間ながらハナヒラク甘美な花火。 しっかり見てみると、案外良いも

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          2024/10/28(月)僕は僕のことが好きな人が好きだ。

          僕は僕のことが好きな人が好きだ。 逆も然り。僕を嫌う人は嫌いだ。 あなたもそう。 必ずあなたを好いている人がいる。 誰に何を言われようが関係あるまい。あなたには味方がいる。 目の向け所は数じゃない。深さだ。 酔狂な輩はいる。静謐な人もいる。 あなたの心は、あなたのことが好きな人たちで満たされるべきだ。

          2024/10/28(月)僕は僕のことが好きな人が好きだ。

          2024/10/22(木)創作たるもの。

          色ひとつ無い真っ白なキャンバスに絵を描く。 出来栄えなんてどうでも良い。ただ、描きたいと思うから描く。 それでも美術の先生は、 「ここはこの色を使ったらどう?」 とアドバイスをくれるだろう。 文字ひとつ無いパソコンの画面に、思いつくまま文章をタイプする。 出来栄えなんてどうでも良い。ただ、書きたいと思うから書く。 それでも文章に精通する文筆家は、 「ここはこの表現の方が良いんじゃない?」 とアドバイスをくれるだろう。 勿論、その分野に秀でた人の言葉を素直に聞き入れ

          2024/10/22(木)創作たるもの。

          2024/10/21(月)ピーキーブラインダーズ風の髪型を目指したら、とんでもない髪型になってしまった。【イギリス留学】

          ピーキーブラインダーズのトーマスシェルビーに憧れ、バーミンガムにある行きつけの床屋でキリアンマーフィーの写真を見せた。 「オーケイ、ブロ!トラストミー(okay bro! trust me.)」 トルコ訛りのある頼りない英語で美容師はそう言い、躊躇なくサイドからバリカンを這わせてきた。 「(おいおい、えらい大胆に行くねぇ)」 わざわざ口にすることでもないなと胸にしまい、されるがままに髪の行く末を委ねることに決めた。 遂にバリカンは後頭部の頂点にまで到達する。 鏡が映

          2024/10/21(月)ピーキーブラインダーズ風の髪型を目指したら、とんでもない髪型になってしまった。【イギリス留学】

          2024/10/10(木)引退したはずやのにイギリスでまたスパイク履いてるやん。

          レッドブルを片手に、大音量のヒップホップで気持ちを高ぶらせるバーミンガムのバス車内。 どんなゴールを決めようかと想像し、会場へ近づく景色を横目に胸が躍る。 ミズノの紐を強く結びユニフォームに袖を通した僕は、一礼してからピッチを駆け抜ける。 いつかの試合前のルーティーン。 あれ、一年前に俺って引退しなかったっけ。 サッカーに代わる夢中になれるものを探してイギリスに来たというのに、気が付けばまたスパイクを履いているじゃないか。 僕にとってのフットボール。 きっとそれ

          2024/10/10(木)引退したはずやのにイギリスでまたスパイク履いてるやん。

          What Is The Rock Bottom?

          "Right now, I'm at bloody rock bottom in my life." I heard such voice sounds like some kind of disaster happened. Someone nearby who heard that words and said, "Your situation is not certainly rock bottom now isn't it? Something even wor

          2024/10/07(月)何をもって人生のどん底なん?

          「今、人生のドン底ですわ」 何か災難があったのだろう、そんな声が聞こえてきた。 近くでその言葉を聞きつけた人が、 「今がドン底とは限らないじゃないですか。もっと悪いことが、これから起こるかもですよ」 当の本人は、 「優しいんかひどいんかどっちやねん!別に慰めなってへんわ!」 と間髪を入れず、渾身のツッコミが炸裂していた。 『考え方次第で物事の位は変わる』 何気ない一連のやりとりに過ぎないが、ここから得られる教訓は大きかった。 でもね、ひとつ思うことがあるんだ。

          2024/10/07(月)何をもって人生のどん底なん?

          2024/10/03(木)クソ喰らえイギリス留学。

          イギリスの大学の学部授業での話。4人組でペアワークをしろと先生から指示があった。 僕以外の3人は現地生まれ現地育ち。スピード感のある会話に圧倒され、自分の意見を言う隙がまるで見つからない。 と思った次の瞬間にはジョークを言い合い、僕以外のみんなが笑いあっている。 僕の存在は空気瞭然。そこに無いものとされている感覚だ。 なんだこの時間。地獄じゃねえか。何がマーケティングやねん。その気があるなら別に自分でも、日本でも学べる内容やんけ。 早く時間が過ぎないかと願う空間。英

          2024/10/03(木)クソ喰らえイギリス留学。

          2024/09/30(月)『學』の字を、バーミンガ厶発アムステルダム着の飛行機内で。#関西大学

          夕方20時にサッカー部のトライアルを終え、バーミンガム空港に深夜24時半頃到着した。 なにひとつ決まっていない計画。カバンからノートとペンを取り出し、アムステルダムに滞在する僅か24時間を最高にするべく、緻密なタイムスケジュールを創り込んだ。 気がつけばポケットからiPhoneのアラーム音が鳴り響いている。まるで授業中に居眠りする高校生かのように、いつの間にか空港の喫茶店で眠っていた。 腕時計は5時半を指している。朝が来た。 チェックインを済ませアムステルダムへと向か

          2024/09/30(月)『學』の字を、バーミンガ厶発アムステルダム着の飛行機内で。#関西大学

          束の間の親切心で満ちた空間をバーミンガムの深夜に。

          空港へ向かう最終バスに乗ろうと、一心不乱に駆け抜けたバーミンガムの深夜23時。 目と鼻の先にバスは見えるというのに、あと一歩のところで置いてけぼりにされた。 「おいおい、これはまずいんじゃねーか。」 と意気消沈していたその瞬間、どういう訳か、僕のすぐ側に乗用車が止まった。 突然車の扉が開き、“Do you wanna go next stop? Will you ride on this car mate?”(次のバス乗り場まで乗ってくか?) と声をかけられた。 乗さ

          束の間の親切心で満ちた空間をバーミンガムの深夜に。

          2024/09/19(木)マンチェスターにある美術館のトイレで日本人に出会ったのだが、

          バーミンガムからバスに揺られること2時間。エティハドスタジアムへ行くため、念願のマンチェスターにやってきた。 日本だとコンビニでトイレを済ますことができるのは当たり前だが、駅構内にあるイギリスのトイレは有料。基本的にスーパーマーケットではトイレの貸出が無かったりと、この国ではトイレを見つけるのが難しい。 どこで用を足そうか考えていたそのとき、降り立ったバスステーションの近くに美術館があることに気が付いた。 イギリスの美術館は入館料が不要なことで有名だ。 館内でまばらに

          2024/09/19(木)マンチェスターにある美術館のトイレで日本人に出会ったのだが、

          2024/09/16(月)バーミンガム留学でイギリス人と話す会話のキッカケは英リーグ所属の日本人選手。

          9ヶ月間に渡るイギリス留学の半分が過ぎ、本場の生徒たちに混ざる学部授業が始まろうとしている。 歓迎イベントが津々浦々で催されているのだが、細々とひとりで訪れた僕は何処に赴けば良いのか分からない。 迷った時はそう、いつも僕を助けてくれる、フットボールピッチへ駆け込んだ。 白人に黒人。人種を問わず、沢山の学生たちがプレーに白熱している。そんなのお構い無しに僕は声をかけた。 たったひとつのボールが生み出す絆は偉大で彼らは快諾し、僕もボールを追いかけた。 ミニゲームが終了し

          2024/09/16(月)バーミンガム留学でイギリス人と話す会話のキッカケは英リーグ所属の日本人選手。

          2024/09/12(木)バーミンガムにある日本食レストランで、心温まる話。

          日本が大好きなイギリス人の新米ドクターと一緒に、バーミンガムにある数少ない日本食レストランに訪れた。 メニューを見てみると、二巻のお寿司が7ポンドを越えている。日本円にすると約1300円くらいになるだろう。 日本食とは、こんなにも価値のある絶品料理なんだと、海外に出て初めて気がつくことが出来た。何気なく口にしていた日本食の美味しさや価値を知った今、その事を日本人として誇りに思う。 久しぶりの日本食はやはり特別で、たこ焼きは道頓堀を、マグロはアルバイト先の回転寿司を、ミル

          2024/09/12(木)バーミンガムにある日本食レストランで、心温まる話。