大阪でＦ1レース開催計画。ＧＯ？ＮＯ？大阪観光局が誘致の意向。吉村知事も賛同。日本には鈴鹿ＧＰが定着している中で

大阪でＦ１レース開催計画。あなたはＧＯ？ＮＯ？夢の計画が発進した。大阪観光局が誘致の意向を表明したのだ。これに吉村洋文知事も賛同。時期や場所については未定だが、世界を転戦する「走るサーカス」開催に向け、意欲的だ。一方で、日本では三重県鈴鹿市で行われている大会が定着している。開催に向けて、両者間で火花を散らすことにもなりそうだ。

大阪のＦ１レース開催に向けて、大阪観光局の溝畑宏理事長は、観光都市として大阪の魅力を高めることが目的と狙いを明らかにした。

Ｆ１だけでなく、総合型エンターテイメントとして、さまざまな分野との連携を図る方針だ。アメリカのラスベガスでの成功例を挙げた。

場所や時期については未定なものの、「お膝元」大阪の吉村知事も賛同を示した。場所については公道を走る可能性にも触れた。

取材陣からの「阪神高速を使う？」との質問に、吉村知事は笑顔を浮かべながら「阪神高速使いたいんですか？阪神高速を止めるの結構大変ですよ」と受け答えした。

大阪への誘致はあくまで民間主導だ。溝畑理事長はこの計画への参加に、前向きな企業が５社から10社ぐらいあると説明している。

夢のある計画だが、日本には鈴鹿ＧＰが定着している。1987年以降、日本では鈴鹿でＦ１が行われてきた。例外は2007年、2008年に静岡県の富士スピードウェイで行われただけ。2020年と2021年は鈴鹿で開催予定だったが中止となった。

日本で鈴鹿と大阪の2大会行うのは現実的に厳しい。その場合、開催をめぐり、奪い合いとなる恐れがある。

鈴鹿は国内自動車レースの「聖地」と見る人は多い。そのため、今回の大阪での計画に対して、ＳＮＳ上で「鈴鹿は特別」「Ｆ１は鈴鹿だけでいい」という意見が挙がっていた。

中には「高校野球を東京ドームで開催したいというようなもの」と、鈴鹿ＧＰと春・夏に行われる甲子園大会を重ねる書き込みもあった。

夢のある計画だが、日本でF１が２大会行われないならば、大阪か鈴鹿のどちらかは開催できいことになる。

大阪のF１計画。あなたはGO？NO？