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日本男子サッカーは強かった。ちょっと運がなかっただけ。パリ五輪で準々決勝敗退。W杯同様に逆転勝利の道筋が見えたが、「同点ゴール」が取り消しに。なでしこが雪辱を!

五輪を戦った日本男子サッカーは強かった。ただ、ちょっと運がなかっただけ。パリ五輪準々決勝のスペイン戦に臨んだ。先制点を奪われたが、同点ゴールで追いついたかに見えた。しかしVARによる判定でオフサイドと見なされ、取り消しに。逆転のシナリオが一気に崩れ去った。0-3のスコアほどの実力差があったとは思えない。ちょっとだけ運がなかった。

フランスのリヨンで現地2日に行われた準々決勝。日本は2大会連続の4強入りをかけて、優勝候補のスペインと相対した。

均衡が破れたのは前半11分。スペインのフェルミン・ロペス選手に左足でミドルシュートを決められた。日本の守護神、小久保玲央ブライアン選手が横っ飛びで防ごうとするが、わずかに手に触れただけ。

1次リーグ3試合を無失点で通過した日本。今大会初めてゴールを奪われた。ただ相手のゴールは鮮やかだった。これには脱帽するしかない。

日本は前半40分、FW細谷真大選手がペナルティエリア内で縦パスを受ける。相手選手を背負うような状態から一気に反転すると、右足でシュート。グラウンダーのボールがゴールに吸い込まれた。

同点!一気にチームが盛り上がった。しかし数分後、VARのチェックにより、「オフサイド」の判定。ゴールは取り消しとなった。

この判定は、あまりに不運だった。元日本代表の本田圭佑さんは「チェックの意味がわからん。。。」とSNSに投稿している。

逆転の道筋が見えたはずだった。2年前にカタールで行われたワールドカップ(W杯)。日本はグループリーグでスペインに先取点を奪われたが、2点を取り返して2-1と逆転勝利を飾った。

この時と同じ展開に持ち込める。それがゴール取り消しの憂き目に。はしごを高く上った後に、突き落とされたようなものだ。五輪を戦う選手たちの心が折れてしまったとしても、仕方ない。

皮肉にもW杯では勝ち越し点につながったパスがVAR判定を受けている。ゴールラインぎりぎりからの三苫薫選手のパス。ボールが外に出ているかについてVAR判定を受けたが、この時はセーフだった。

今回、VAR判定は日本に味方しなかった。後半に2点を追加された日本は0-3で敗れ、準決勝への道を断ち切られた。

はっきりと断言できる。五輪サッカーの日本男子チームは強かった、ちょっと運がなかっただけ。こういう形で日本男子の試合が終わってしまうのは残念だ。

この雪辱を、なでしこジャパンに果たしてほしい。準々決勝で優勝候補の米国と3日に対戦する。日本サッカーは男女ともに強い。それを五輪の舞台で証明してほしい。

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