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日本ラグビーの未来を導くのか誰か?代表チームの新ヘッドコーチはエディー氏か、ルディケ氏か?次回W杯の決勝T進出へ高校生世代からの指導を!

日本ラグビーの未来を導くのは誰になるのだろう?今年のワールドカップ(W杯)で代表チームを率いたジェイミー・ジョセフさんが退任する。次の指揮官選びが大詰めを迎えているようだ。2大会前のW杯で日本を率いて優勝候補を撃破した名将か、下位が定位置だったチームを底上げして日本一にした知将か。楕円球はどちらに転ぶのか。

候補の筆頭はオーストラリア出身のエディー・ジョーンズさん(63)だ。2015年W杯で日本を率いて優勝候補の南アフリカに歴史的な勝利を挙げた。

2012年から15年まで日本代表を率いたほか、トップリーグ時代にはサントリー(現在の東京SG)で監督経験があり、日本との関わりは深い。

母国オーストラリアでは2003年W杯、前回の2019年に日本で行われたW杯ではイングランドを率いていずれも準優勝に導いた。世界的な名将だ。今年のW杯でもオーストラリア代表を指揮した。

一方、南アフリカ出身のフラン・ルディケさん(55)も候補に上がる。2016年にクボタ(現在の東京ベイ)のヘッドコーチに就任すると、下位に低迷し続けたチームを底上げし強豪に育てた。ついに昨季のリーグワンで東京ベイを初優勝に導いた。

ルディケさんは代表の指導経験はないが、南半球の最高リーグ「スーパーラグビー」でヘッドコーチとして2連覇を達成した実績もあり、指導力は折り紙付きだ。現在は日本で指揮しており、国内の情勢は知り尽くしている。

どちらが日本代表を導くにしても、国内の課題が新ヘッドコーチの前に立ちふさがる。ラグビー人口の長期的な減少だ。

3日に行われた全国高校ラグビーの島根県予選で、参加したのは2チームのみ。一方は全国的な強豪の石見智翠館。もう一方は出雲、松江高専、平田、大社の4校からなる合同チーム。

合同チームはなんとか15人を集めて試合に臨んだが、試合の序盤で主力級の選手がけがしたため14人でゲームを行うことに。結果は0-148と大敗だった。

地方では高校ラグビーの参加校がひとケタというケースが少なくない。日本ラグビーの足元が揺らいでいる。

その中で、日本代表の指揮官には高校生世代から指導していくことが望まれている。

次回のW杯はオーストラリアで行われ、日本は2大会ぶりの決勝トーナメント進出が期待される。2019年は8強。その先へいざなうことができる指導者は誰になるのか。日本代表の新ヘッドコーチ選びの行方に注目したい。

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