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嫌いな曜日はありますか?ソフトバンクを襲う「魔の水曜日」。7月31日以降6連敗。9月4日には九回に大逆転負け。苦手なものは克服しなきゃ

嫌いな曜日はありますか?パリーグ優勝へマジックを減らしているソフトバンクにとって、水曜日は鬼門だ。7月31日以降6連敗を喫している。9月4日の試合では2位日本ハムに九回に大逆転を許して敗れた。「魔の水曜日」。この先、水曜の試合はまだある。苦手なものは克服しなきゃ。

月曜から金曜まで働く多くの会社員、そして学校に通う学生にとって、一番気が重いのは月曜かもしれない。土日の休日を終えて、職場や学校に向かう時の第一歩は気分的に重いはずだ。

ソフトバンクの選手たちにとって、悩ましいのが水曜日だ。7月31日に仙台で行われた楽天戦で2-3と敗れてから水曜日は6連敗中。8月7日は千葉でロッテに2-6。14日は所沢で西武に1-4。21日は仙台で楽天に1-2。いずれもアウェーでの敗戦だ。

8月28日はホームゲーム。しかし長崎で行われたオリックス戦でも1-4で敗れた。そして9月4日に福岡で行われた日本ハム戦だ。

初回にいきなり2点を先制された。嫌な流れが漂ってくる。しかし直後の攻撃で、今宮健太選手がソロ本塁打、栗原陸矢選手もソロを放つなどして3点を奪い逆転した。

さらに三回には山川穂高選手が両リーグ最速となる30号ソロを放つなどして2点を追加した。5-2。このまま試合は続いて、九回を迎えた。

最終回のマウンドには、抑えの松本裕樹投手が上がる。このまま逃げ切りを図りたい。その目算が崩れる。

松本投手はこの回先頭のバッターに四球を出したところで降板した。わずか5球。最速159キロ右腕の直球が140キロ台前半しか出なかった。1週間ほど前から右肩痛に悩んでいたのだ。

急きょ、大山凌投手にスイッチ。しかし抑え投手のまさかの降板。準備も満足にできていなかったはずだ。1死後に3連続長短打を浴びるなどして同点に追い付かれた。

なお2死二塁の場面で、岩井俊介投手に交代した。しかし日本ハムに流れを持っていかれてはなす術もない。後続の打者に逆転の適時打を浴び勝ち越された。さらに3番清宮幸太郎選手にライトへの2ランを浴びて、5-8とリードを広げられた。

九回にソフトバンクは反撃を試みるものの無得点に終わり、ゲームセット。水曜日に6連敗となった。

ソフトバンクはリーグ優勝のマジックが15。2位日本ハムとのゲーム差は9もある。リーグ優勝は間近に迫っている。

それでもポストシーズンを考えると不安だ。優勝チームはクライマックスシリーズ(CS)では最終ステージからの出場となる。ただ第1戦は水曜日。苦手とする「魔の水曜」から試合が始まると、勢いがつかない可能性もある。

ここはレギュラーシーズンのうちに、苦手意識を克服することだ。ソフトバンクは現段階で水曜の公式戦は3試合残されている。11日の楽天戦(仙台)、18日の日本ハム戦(福岡)、25日の西武戦(福岡)だ。

ソフトバンクは水曜日という「敵」とも戦うこととなる。水曜日の連敗を止めて、気持ちよくポストシーズンに臨みたいだろう。

苦手なものは克服しなきゃ。水曜日のソフトバンクを見守りたい。

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