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納棺師のお志事

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納棺師である私がお志事で学んだこと、体験したこと。
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2022年1月の記事一覧

現役納棺師が教える。納棺師って何するの?

現役納棺師が教える。納棺師って何するの?

友人のお子さんが宿題で"仕事を知る"というのがあり、是非私の仕事を紹介してほしいと連絡ありました。

確かに子どものみならず、大人も知らない人が多い。

映画「おくりびと」で大抵分かることもあるけど、実際どうなのか?と気になる人も居ると思うので書きます!

宿題内容の項目に合わせて解説していきます。

①職業名

納棺師(湯灌師)

②仕事内容

私は納棺師でもあり湯灌師でもある。
勤める会社、地

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薬業界と葬儀業界で働いて導き出したコロナとワクチンのこと

薬業界と葬儀業界で働いて導き出したコロナとワクチンのこと

2年経っても収まる気配がない現状。
正直、もう飽き飽きしている。
そして意味なく繰り返される規制。

2020年4月に緊急事態宣言と言う
未だかつてない国からの要請で外出自粛。

これは私も只事じゃないと焦りました。
その頃病院で薬剤師の補助の仕事をしていたので
感染してしまうかも?と不安になったことも。

でもそんな不安なんて初夏に消えた。
きっかけはテレビを捨てたことだと思う。

必要ない情報

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中学生を納棺して思う、現在の世の中で起きる憤慨

中学生を納棺して思う、現在の世の中で起きる憤慨

納棺師のお志事で初めて中学生の男の子を納棺しました。

電車への飛び込みでした。
顔は所々傷があり、身体も手首が千切れていたり
首が折れたり、胸には打ちつけられた痕が残っていました。

※気分悪くなった方ごめんなさい。

顔にはあどけなさが残っていて
終始見てても起きてきそうな感じだった。

発見時の故人様を遺族は父親しか見なかったらしい。
母親は錯乱状態にあるらしく、顔すら見れないじゃないかと。

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最期の旅立ちのお手伝い

最期の旅立ちのお手伝い

私のお志事は納棺師。

ちなみに仕事と言う字はあまり好きではない。

人に仕える仕事

会社に仕え、上司に仕え、お客様に仕えるだけの状態だから。

だからあえて志事と言いたい。

信念や志を持って行う仕事

自分のためではなく人のためになる状態だから。

きっと納棺師になる前までは
私は仕事をしてきたんだと思う。
でも自分が本当にやりたいことを見つけた時
私は志事として向き合うことにした。

納棺

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