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最期の旅立ちのお手伝い

私のお志事は納棺師。

ちなみに仕事と言う字はあまり好きではない。

人に仕える仕事


会社に仕え、上司に仕え、お客様に仕えるだけの状態だから。


だからあえて志事と言いたい。

信念や志を持って行う仕事

自分のためではなく人のためになる状態だから。


きっと納棺師になる前までは
私は仕事をしてきたんだと思う。
でも自分が本当にやりたいことを見つけた時
私は志事として向き合うことにした。


納棺師は人気のある職業でもない。
知名度だって低い(映画の「おくりびと」はヒットしたけど)


亡くなった人を扱うなんて・・・
とても勇気がいる職業だと思われがち。


えっ。でも亡くなった人見たことあるでしょ。
なんらそれと変わりないこと。

綺麗なままで亡くなる人もいる。
傷だらけで亡くなる人もいる。


人間って儚い。
でも最期の最後まで生きた証があると
人間は若さや老いも美しさを感じるのかも。


この志事に就くまで色々遠回りした。
好きでもない仕事。

でも高校卒業してすぐ就職した会社
法要・葬儀・お墓管理会社。
それが私の最初のターニングポイントだったのかも。


知らない世界を目の当たりにすると、凄い興味を持ち始める。
その業界に入って納棺師を知ったのもその時。

でもなかなか踏み出せなかった
人生経験の低さを感じ始めていた私には
まだやるべきではない。と痛感していた。


でも一度衝撃や興味を持ったものは
心の隅に置いてあって、ふと思い出す。


2回目のターニングポイントだった
長年働いてきた会社を辞めようと動いた時。


その時に気付いた。あっ、そうか。
私は納棺師として働きたいのだと。


迷いはなかった。
やってみてダメなこともある。
そしたらまた切り替えせばいい。
道を外れることをしてもいい。


そんな楽観的に考えられたのも
この10年でたくさん人生経験を積んだんだと思う。


まだまだ未熟な納棺師。
上手くいかないことだってたくさん。
本当にこれで良かったのか?と疑問に思うこともたくさん。

でもそれを上回る以上に、遺族に感謝をされる。
私はその感謝で辛いことも頑張ろうと励まされる。

この志事はとてもやりがいを感じる。

やりがいを見つけられるのが難しい人がたくさん居ながら、私はちゃんと見つけ出したのは幸せな方なのかもしれない。


人生、やったもの勝ち。

むしろ誰もやらないことを率先してやると
自分のレベルもモチベーションも上がるはず。


仕事も志事も一つじゃないからこそ
どんどんチャレンジすれば
必ずやりたいこと、やりがいのある志事に出会える!


本来の身体に戻す自然療法クレイセラピー
CLAY OCEAN
クレイセラピスト:SEINA

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